刀について詳しくは→鶴丸国永を参照。
※他作品にも同名の人物が存在する関係上、刀剣乱舞はこちらのタグを使う事を推奨する。
プロフィール
名前 | 鶴丸国永 |
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種類 | 太刀 |
刀派 | なし |
刀工 | 五条国永 |
身長 | 177cm |
一人称 | 俺 |
CV | 斉藤壮馬 |
演者(舞台) | 染谷俊之(「虚伝 燃ゆる本能寺」初演,「維伝 朧の志士たち」,「无伝 夕紅の士 -大坂夏の陣-」)健人(「虚伝 燃ゆる本能寺」再演~「慈伝 日日の葉よ散るらむ」) |
演者(ミュージカル) | 岡宮来夢 |
イラストレーター | Izumi |
「よっ。鶴丸国永だ。俺みたいのが突然来て驚いたか?」
「……わっ! ははは。驚いたか? ああ、いやいや、すまんすまん。」
「予想外だったか? ガラ空きだぜ!」
「紅白に染まった俺を見たんだ…あとは死んでもめでたいだろう。」
概要
ニトロプラスがシナリオ・キャラクターデザインを担当する、DMM.comで配信中のプラウザゲーム『刀剣乱舞』に登場する太刀の刀剣男士。
作者は平安時代の刀工・五条国永。現存する国永作の刀剣は数少ないが、その中でも特に優れた一振りである。国永は同じ平安時代の刀工・三条宗近の弟子筋にあたる。
ゲーム内では刀派の記載はないが、プロフィールには五条国永の在銘太刀と記載されている。
2015年1月14日のゲーム開始日から実装されているが回想や特殊台詞がなく、元主や他の刀剣男士の話題を振ることもないため謎が多い人物だった。8月に発売した書籍『刀剣乱舞絢爛図録』にて大倶利伽羅と旧知の仲であると記載されていたことにより伊達刀との面識が判明。伊達刀は金眼揃いであり、また燭台切光忠とは通常台詞で戦を舞台に例えること、身なりや衣装を気にすること等の共通点があり、2016年5月に公演した舞台では伊達組として出演していた。
そして6月23日に太鼓鐘貞宗の実装と共に伊達組との回想と内番が追加されることとなった。回想は固定メンバーで7-2をクリアすると発生する。
性能
レアリティ4の刀剣男士。太刀男士の中では必殺値が高め。
ステータス総合値は最下位だが偏りがなく、扱いやすいバランス型。
監修を務める芝村裕吏氏曰く、鶴丸がレア枠なのは「刃生経験が豊富」だからとのこと。
キャラクター像
設定文
『平安時代の刀工、五条国永の在銘太刀。鶴を思わせる白い衣を身に纏い、赤は戦ううちにつくだろうからなどと軽く言ってのける。そのさが、軽妙で酔狂であっても戦うことを忘れたことはない』(刀剣乱舞絢爛図録より引用)
容姿と性格
銀髪金眼に細い肢体を持ち、フードが付いた真っ白な着物に金の鎖をまとった青年。Izumi氏曰くこれは兵庫鎖とのこと。手には中指と薬指以外が指貫になっている黒手袋を着用している。
儚げな風貌を裏切るような飄々とした性格で、男らしく気さくな言動が多い。「刃生(人生)には驚きが必要なのさ。予想し得る出来事だけじゃあ、心が先に死んでいく」という台詞から「驚き」に重きを置いていることが分かる。
索敵時に布陣の穴をついた奇襲を提案したり、遠征時には遠征先の人々に対して驚きを与えようとしたり、驚かせることに対して余念がない。また、驚かせる対象は敵のみにとどまらず、主人である審神者や他の刀剣男士のことも驚かせようとする。相手が素直に驚いていると仕事のしがいがあると喜ぶようだ。
常に驚き第一のように思えるが、装備品は驚きよりも性能を重視しており(ただし見た目は除く)、任務確認の際は審神者に忠言する一面も。ある程度の線引きはきちんとしているようだ。戦闘時でも飄々とした態度は崩さず、ボスマスでは敵にダメ出しまでしている。中・重症ボイスではピンチにもかかわらず「いいねぇ…驚かせてもらったぜ…!」と敵を称賛している。
伊達組との関係
信頼関係を築いておりとても楽しげな様子。
現時点で燭台切光忠のことを「光坊」、大倶利伽羅のことを「伽羅坊」と愛称で呼んでおり、光忠からは「鶴さん」と呼ばれていることが判明している。
内番で畑仕事を選択すると会話が発生する。どうやら畑仕事が苦手で審神者の前では近侍としてサポートに徹してくれていたようである。大倶利伽羅との内番では人との関わりを避ける大倶利伽羅自ら鶴丸に話しかけていたり、太鼓鐘貞宗とは畑に驚きを仕込んでいる。また光忠との内番では有機野菜の肥料の臭いにいつもの余裕ある態度をなくして慌てており、終了時には呂律がまわらなくなる程驚いてしまったようだ。手入れ部屋に入れる際に「白い衣装は汚れが目立つ」と発言していることもあり綺麗好き疑惑があがっている。
正月ボイス
お屠蘇気分の仲間達に驚きをもたらそうとしており、きみもやるかい?と審神者に誘いかけてくる。このボイスにより鶴丸の二人称はひらがな表記の「きみ」であることが判明した。同じ呼び方のにっかり青江や髭切の二人称は漢字表記の「君」となっている。なぜこのようなニュアンスなのかは不明。
来歴
「平安時代に打たれてから主を転々としてきた」と述べている通り、一つの所に長くは留まらない刃生を辿っている。
初代主はかの板額御前の祖先にして鬼女紅葉伝説で有名な「余五将軍」平維茂と言われるが、実際は五条国永の活躍時期は維茂の死後がメインであり後世の創作である。
平安時代後期に五条国永によって京で打たれた後、鎌倉時代に有力御家人であった安達氏に伝わる。安達泰盛が北条時宗の死後、平頼綱によって一族が滅ぼされた「霜月騒動」の際に泰盛の嫡子・宗景と共に埋葬され眠りにつくが、執権である北条貞時が鶴丸欲しさに墓を暴いたとされる。この出来事にちなんで陵丸という異称がついた。その後は神社に奉納されたか北条氏を滅ぼした足利家に渡ったと言われる。一時期織田信長の手にも渡ったようだ。
その後も主を転々とし、貞享年間には京都の藤森神社に奉納されているところを刀剣鑑定で名高い本阿弥家に持ち出され、伊達政宗の子孫である仙台の伊達家が買取ることとなる。伊達家で200年伝わった後、明治天皇に献上され現在に至る。
最後には「……ただなあ、俺欲しさに、墓を暴いたり、神社から取り出したりは感心できないよなあ……」と心情を吐露している。
なお、実際は五条国永の活躍時期は維茂の死後がメインであるため、維茂が持ち主であった可能性は限りなく低い。これは後の持ち主である安達氏の役職(秋田城介)と維茂の役職が同じ名前であったことから混同されたものである。この混同はとうらぶのサービス開始後、ネットによって特に急速に広まっている。
某有名な刀の幻想の辞典でも後に逆輸入される形で付け加えられ、そこからさらに再び広まっており、審神者達の手で加速拡散されている興味深い歴史改変案件である。
極
2021年1月14日のメンテナンス後に「極」が実装された。
レベル75以降、四日間の修行を経ることで極の姿になることが出来る。
鶴丸国永の様子がいつもと違うようだ。
「おお、いいところに。ちょっと話があるんだが」
鶴丸国永が修行に旅立ちたいようです。
修行に行かせますか?
▶はい(鶴丸国永極の頁に飛びます)
いいえ
他メディア
カードファイト!!ヴァンガード
こちらではカードファイト!!ヴァンガードのタイトルブースター刀剣乱舞で収録された彼も紹介する。
こちらはRRRの中で最もシングルカード相場が一番高いという驚きの価格を持つ。
その理由としては2つの優秀な効果を持っていることが原因である。
一つ目はヴァンガードの彼の攻撃がヒットした場合ソウルブラストを1枚払うことで裏側のダメージゾーンを1枚表にし(カウンターチャージ)、さらにドロップゾーンからグレード3のカードを1枚手札に加える「誉」(1ターンに全体一度)の効果。
相手がヒットを許した場合カウンターコストを1枚回復した上、超越(ストライド)のコストまでも回収するため、相手はどうしても彼のヒットを許さないだろう。
そしてもう一つはこのユニットが超越(ストライド)したとき1枚ソウルチャージし自分のユニットを二体選びパワー3000アップという超越ボーナスをもつ。
ここまで来ると効果の一つ一つに無駄がないため刀剣乱舞のクランに必須のカードに相応しい。
フレーバーテキスト
「さあ、大舞台の始まりだ!」
刀剣乱舞-花丸-
第2話で登場。作中本丸の23振目にして初のレア4太刀。同田貫正国と共に本丸を案内され、露天風呂やハーブ畑に目を輝かせるなど無邪気な様子を見せるが、前の主のことが好きではなさそうなへし切長谷部と宗三左文字の態度に疑問を抱く大和守安定に助言するなど年上らしい面を見せる。
OPでは落とし穴を掘ったりしているが本編では作っておらず、上記の通り大和守安定に助言したり、二日酔いで倒れた山姥切国広を介抱したり、周囲と馴染まない大倶利伽羅のことで悩む燭台切光忠の相談に乗るなど、年長者らしい面倒見の良い部分を多く見せている。
第5話では歌仙兼定、燭台切光忠、三日月宗近らと共にEDも担当した。
第二期「続 刀剣乱舞-花丸-」では、正月祝いや運動会を提案・企画するなど本丸の娯楽提供に対しアクティブに活動する様子も見せる他、ゲーム7面をベースとした11話では出陣もしている。
活撃/刀剣乱舞
第四話の終盤薬研藤四郎のピンチに駆けつけ、
第五話で正式に第二部隊に加わる。
部隊の中でも特に経験豊富で余裕ある年上として描かれる事が多く、同部隊の薬研とは旧知の顔見知りの様子。また最終回では三日月宗近との共闘が描かれており、その時の三日月と鶴丸の会話から、過去に2人で組んでいたという事が明らかになった。
DVD特典として堀川国広とのキャラソン・「彩」がリリースされている。
グランブルーファンタジー
『活撃/刀剣乱舞』とのコラボストーリー「蒼天のえにし」に登場。刀の鶴丸国永がイベント限定武器として追加された。
ミュージカル「刀剣乱舞」
演者:岡宮来夢
「葵咲本紀」にて初陣。
本作は「三百年の子守唄」の続編となっており、関ヶ原の戦い前夜、「小山評定」の時代に出陣。この時代に留まっていた千子村正、蜻蛉切と合流する。
飄々とした態度を崩さないが、何やら意味深な一面を見せる事も。
「静かの海のパライソ」では視点人物の一人。
島原の乱において、一揆軍総大将である「神の子」天草四郎が時間遡行軍に殺害された事で、歴史が改変されてしまう。
そこで自らが天草四郎を名乗り、更には「手が足りない」ということで、浦島虎徹と日向正宗にも「天草四郎として味方を増やす」ように依頼。しかしその目的はあまりにも残酷なものだった……
「歌合乱舞狂乱2019」では、歌合の判者(はんざ)として登場。
左右に分かれて歌を詠み物語を語り、新たなる刀剣男士を顕現させる儀式を執り行った。
五周年記念を祝う「壽乱舞音曲祭」にも出演。第二部では新たな装いを見せた。
「真剣乱舞祭2022」にも通しで出演。
夢うつつにまどろむ水心子に声をかけると神おろしの開始を告げ、物語の幕を開けた。
「鶴丸国永 大倶利伽羅 双騎出陣 ~春風桃李巵(しゅんぷうとうりのさかずき)~」では、大倶利伽羅と共に所縁ある伊達政宗を巡る歴史改変の阻止に向かう。
第一部では、顕現したばかりの大倶利伽羅に対して「歓迎」。手荒く叩きのめすが、その真意は終盤で判明する。その後審神者からの要請を受けると、幼き日の政宗こと梵天丸と、師である虎哉宗乙の許を訪れ、その生涯を見守る事となる。
物語の中では虎哉から「不立文字(ふりゅうもんじ)」を教わり、ヒトの心を理解する為に対象を演じるというロールプレイが登場。割とノリノリで身重の妻を演じていた。
その後不立文字は第二部でも登場。それぞれが日替わりで別の刀剣男士を演じるなど、観客席からは笑いが起きた。
舞台「刀剣乱舞」
演者:染谷俊之(虚伝・維伝・无伝) 健人(虚伝再演・義伝・悲伝・慈伝)
第一作より登場。
要所要所で笑いを取るコメディリリーフと、物語の核心に切り込む役割を同時に負う。
「虚伝」では、軍議の場において日替わりのアドリブを連発。これに山姥切国広とへし切長谷部が巻き込まれ、たびたび結構な被害にあった。
結果、長谷部にとって「おはぎ」は禁句になった。
「義伝」では、何かを隠しているらしい三日月宗近の真意を問うべく、互いに腹の底が見えない応酬を繰り広げる。
そして終盤、伊達政宗を篭絡した付喪神・黒甲冑から大倶利伽羅をかばい、憑依されて闇落ちするというまさかの展開で衝撃を与えた。しかしギリギリの所で抑え込み、勝利に貢献している。
「悲伝」では、度重なる歴史干渉の末、遂に本丸に時間遡行軍が襲来。
仲間と共に応戦するが、その中で三日月宗近が裏切ったかのような行動を取り、骨喰藤四郎、大般若長光ともども行方不明になってしまう。
時の政府から刀解処分を命じられた三日月の真意を確かめ、連れ戻すべく、足利義輝最期の地へと向かうが……
「慈伝」はコメディタッチのオムニバス作品となっており、その意味において本領を発揮。
新たに本丸にやってきた監査官こと山姥切長義を翻弄し、その場にあった白布を被って山姥切国広に扮装(?)。のらくらと追及をかわしながら遊ぶなどした。
「維伝」では、小烏丸と共に部隊を見守る立場。
中盤で衝突する肥前忠広と和泉守兼定に「ちょっとちょっと刀剣男士ぃ、喧嘩しないで歴史守ろ?」と混ぜっ返していさめ、客席からは笑いが起きた。
他にも日替わりで時間遡行軍を利用した罠コントがあり、時間遡行軍の残骸を使った腹話術(になってない腹話術)を披露した。被害者は肥前忠広と南海太郎朝尊で、バックステージ映像では必死に笑いをこらえる様子が確認できる。事前に打ち合わせをしている様子も見られるが、かなりブッ込んでいた模様。
その一方、ある時間遡行軍と会敵した時には謎めいた言葉をかけられており、その正体に感づいた様子を見せている。
「无伝」では、本来史実には存在しない真田十勇士と対峙。しかし十勇士の主である高台院湖月心尼により不戦の約定がかわされた事で、彼らと言葉を交わす機会を得る。
望月六郎が発明した自動二輪車に乗って舞台を走り回るなどフリーダムな行動に出つつ、相容れる事のない相手の「心」を理解してその苦しみに触れるなど、重要な役割を果たした。
終盤では三日月宗近を相手に「終わりのない戦いの中で、どうすれば狂わずにいられる?」と、謎の多い物語の核心に迫る言葉を口にする。それに対し、三日月が示したのは……
関連イラスト
※イラスト検索の際は、無印(鶴丸国永)での検索を推奨する。
関連タグ
日本航空…2019年札幌雪祭りで彼の雪像と刀剣男士の紋を見て「日本航空?」、「JALと関係があるの?」とつぶやく観客が続出したという。