刀について詳しくは→小烏丸参照
プロフィール
「我は今の形の日本刀が生まれ出づる時代の剣。言わばここにいる刀剣の父も同然よ」
刀帳 | 124番 |
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種類 | 太刀 |
レアリティ | 5 |
刀派 | なし |
身長 | 155cm |
声 | 保志総一朗 |
絵 | ホノジロトヲジ |
古来、重宝として名高い太刀。
一説では日本の刀剣が日本刀と呼ばれる形になる成立過程にある一振り。
故に、烏の童子を想わせる姿で励起されるが、他の刀剣たちは言わば我が子であり、自らはその父として振る舞う。
概要
ブラウザゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』に登場する刀剣男士。
2016年11月12日に公式Twitterにて実装が発表され、同年11月18日から11月21日までの期間限定鍛刀キャンペーンで入手可能だった。
更に11月24日より開催されるPC版限定イベント「秘宝の里~楽器集めの段~」(2017年1月31日にもアプリ版と同時開催)でも入手可能と、入手できる機会が多数設けられていたが
2018年7月3日のメンテナンス以降、通常鍛刀と通常ステージの5-1ボス、7-3通常マスでドロップするようになった。時間は3時間20分。
当初のレアリティは『4』だったが、これは誤りで本来は『5』であることが運営から発表され、修正される旨が伝えられた。
キャラクター像
一人称は「我」「この父」、審神者の呼び方は「主」。
人ならざるもの感の強い細身の美少年で、その名の通り烏の翼を思わせる特徴的な髪型をしている。公式設定画集『刀剣乱舞絢爛図録』2巻で髪を下ろした姿が小さく描かれており、一番長いところは尻にまで届きそうなほど。
目の下に黒い点を化粧し、瞼と唇にも紅を差すなど妖艶な雰囲気を纏っている。ちなみに眉なし。ゲーム画面では見づらいが実は目も特徴的で、黒曜石をイメージした目をしている。
戦装束では緋色と黒の水干風の和装を纏い、足元は裸足。図録2巻によれば水干風の和装の色合いは「壇ノ浦の戦いを参考。戦の火と戦場である海域をカラーに反映しています」、足元は「基本裸足です。逸話の影響を受け、烏のイメージでつま先立ち歩きます(動作はバレリーナのような優雅さ)」とのこと。畑当番、馬当番でも裸足スタイルは崩さないようだ。
内番も黒の簡素な衣装となっており、洋装率が高めな刀剣男士の中でもかなり和の趣が強い(これは「平家物語」において、平清盛が市井に放って間者として用いた禿(かむろ)という少年達が元ネタではないかと思われる)。
戦闘ではボスマス到達時に「大将首は昔から一番の名誉」と言ったり、淡々と「壊す」「倒す」「侵略す(クリティカル時)」と言いながら切り捨てる等いささか物騒。
中傷時や真剣必殺時は目のやり場に困るほど衣装がはだけ、玉の肌を露わにする。
獅子王と共に出陣すると回想が発生。
「じっちゃんが大好き」と発言する獅子王に対して「ならば父こそじっちゃんとして崇めるに値するぞ」と鷹揚に許可するが、あくまで前の主をじっちゃんと呼ぶ獅子王に「お前のようなじっちゃんがいるか」と返されてしまう。
しかし当人は怒る様子もなく、反抗期かとボケをかましつつ「内実を取ればお前自身がじっちゃんになってしまう」(※獅子王は平安生まれ)と的確なツッコミを入れるなど、なかなかお茶目な所を見せた。
このように自らを「全ての刀剣の父」と称しており、他の刀剣を「子」と呼ぶなど、文字通り父親のような立ち振る舞いをする。
それでも審神者にはちゃんと敬意を払う律儀な一面も持ち、そうした対応も相まっていつしか父上及び「お刀様(おとうさま)」「パパ上」「とと様」などと呼ばれるようになった。
後に実装された軽装では結った髪をほどいており、また異なる印象を与える。
抜丸実装に際して回想「こがらすとこがらし」が追加。
伊勢平氏相伝の太刀である抜丸とは平家がらみでのつながりがあり、例の如く父として接しようとするが抜丸はやんわり拒絶。「父上はひとりでけっこう」と何やら意味深なセリフを口にしている。
舞台「刀剣乱舞」
演者:玉城裕規
「悲伝 結いの目の不如帰」にて初陣。舞台化に際し、衣装の一部に変更がある。
顕現したのは後であるが、刀剣の父を自称するだけあって古株・大物感が半端ない。大包平との手合わせも卒なくこなして「化物め」と呼ばれもしたが、本人は子らの成長をおおいに楽しみにしている。
本丸襲撃という衝撃的な展開の中、大局を見極めた上での行動をとる。そして終盤、歴史が崩壊した末に至った「果て」へ飛び、山姥切国広と三日月宗近の「約束」を見届ける……
「維伝 朧の志士たち」にて再登場。
陸奥守吉行率いる第一部隊が「放棄された文久土佐藩」へと派遣される中、隊員として鶴丸国永と共に子らを見守る立場を取る。偶然出会った坂本龍馬に振舞われた酒をよきものとして喜び、よさこい節を陸奥守と共に歌う様を大いに楽しんでいた。
しかし実はこの世界の真実を見抜いており、終盤では「何もかもがはりぼてよ」と冷ややかに言い放つ。そして全ての鍵を握っていたのが、実は人ならざる者であった龍馬にある事を看破したが、決着をつけるのは自分ではないとして「達者でな」と別れを告げてその場を去った。