プロフィール
「商売の勉強をしとった! 皆とはちげーところで役に立つと!」
概要
2017年2月21日のアップデートで追加された「極」の刀剣男士。
博多藤四郎がレベル60以上になり、修業道具一式を消費して96時間の修行を経ることによって極の姿になれる。
追加実装された刀剣男士では、初となる極実装である。
レアリティが一段階上がり、装備スロットが二つに増え、ステータスが大幅に上昇。極の短刀男士の特性として昼戦でも遠戦を避けることがある。
ステータスは、極の短刀のなかでは機動が145、偵察が122でトップ(全刀剣男士の中でもトップ)。しかし、統率・衝力(今剣極、太鼓鐘貞宗極と同率)はワーストなので扱いには注意したい。
この強化により、大阪城地下深部でも活躍できるようになった。大坂城イベントで獲得小判が1.5倍の能力は据え置き……だったのだが、2017年4月から2倍になった。
「でっかい男」になるために修行に赴いたのは自身に縁の深い博多。そこで、元主の1人である黒田忠之と出会う。
手紙で「黒田様は金遣いば荒い御仁ばい。そのせいで色々問題ば起こすことになる。」と語られる黒田忠之について説明すると、黒田如水(黒田官兵衛)の孫で、黒田長政の長男。父の死により22歳で筑前福岡藩の二代目藩主となった。生まれながらの大藩御曹司の忠之は、祖父や父とは違い、贅沢を好んで遊興を重ね、性格も奔放で我侭であったと伝わっている。これが原因で、父長政から廃嫡を検討されるが、筆頭家老・栗山大膳ら家臣の擁護もあって免れた。
しかし素行は改まらず、36歳の時に栗山大膳らと対立して、幕府から改易の咎めを受ける「黒田騒動」を引き起こす。「黒田騒動」とは、伊達騒動・加賀騒動と並ぶ「三大御家騒動」の一つ。
忠之は倉八十太夫を重用して専制を行い、藩の財力でご禁制の大型船舶、「鳳凰丸」などを建造したり、自らの側近集団を組織するなど、幕府の諸侯取りつぶし策に口実を与える事件を続発させた。詳細は省くが、栗山大膳の身を賭した働きにより、何だかんだで最悪の事態は回避でき、その後忠之は島原の乱や長崎警護の任で活躍し、城下町の賑わいのために尽力する。
「黒田騒動」は、歌舞伎や小説の題材となり、暴君忠之を諫める忠臣の物語として描かれている。
一方で1641年より長崎聞番役(国内外交易船の監視や警備・貿易品の調達など)に任命されており、清・朝鮮・オランダなど諸外国と貿易する多くの博多商人が屋敷を出入りしたとされる。
こうした忠之の姿を反面教師にしつつ、出入りの博多商人から商売を学んだことで、博多の豪商から受け継いだ商売人魂はさらに磨かれた。
審神者のことは「主人」と呼んでおり、藤四郎の他の兄弟とは違う分野で役に立つと自負し、「主人の役に立ちたかと!」と健気なことを言ってくれる。
隊長に任命すると「隊長は俺ばい!迅速なソリューションでビジネスに革命を起こすばい」とやたら現代的な経済用語を口にする。この他にも「ITを握るものが世界を握るばい」「ビジネスはチャンスへの突撃ばい」といったツッコミどころ満載な台詞が飛び出てくる。
戦闘では「商売上手切り!」「商売人アタック!」「必殺!資本主義アタック!」と技名(?)がつくようになり、真剣必殺では「ホットマネーが解き放たれとるばい…!」と小判のオーラを纏いながら攻撃を繰り出す。
ボス到達の台詞では「ここで勝てば黒字ばい!」と意気込み(今までは赤字だったのか?)、勝利MVPの誉台詞では「資本主義は勝つ!」と高らかに宣言。
一回りも二回りも「でっかい男」になり頼もしくなった博多であった。