江戸時代の刀工・虎徹は幾度となく銘の切り方を変えているが、その一つが「長曽祢虎徹入道興里」である。これは、生前から贋作が出回ったことが理由であるらしい。
刀工の詳細は虎徹を参照。
プロフィール
「長曽祢虎徹という。贋作だが、本物以上に働くつもりだ。よろしく頼む。」
「誰が打ったのかが重要ではない。どう働くかが重要だ」
「長曽祢虎徹、推して参る!」
「今宵のおれは血に飢えている…ってな」
概要
2015年3月17日に実装された打刀の刀剣男士。虎徹の贋作と言われている。
新撰組局長・近藤勇の愛刀であり、刀紋も彼の家紋である「丸に三つ引」をそのまま引用している。
近藤勇はこれを本物の虎徹と信じていたようであるが、現在では別の刀工の作に虎徹の偽銘を切った贋作であるという説が有力。実際の刀は作者には諸説あるが、刀剣乱舞のキャラクターとしての長曽祢虎徹は作者を源清麿としている。
上記プロフィールの刀派の「虎徹…?」表記は誤りではなくゲーム内そのまま。初見でよく驚かされる。
虎徹三兄弟の長男であり、三男の浦島虎徹も同時に実装されている。
よく漢字を間違われるが、長曽「根」ではなく長曽「祢」である。タグ付けの際は注意。
公式Twitterの紹介
江戸時代に活躍した刀工、虎徹の贋作といわれている打刀。
元持ち主の近藤勇が、池田屋事件の激しい戦いを経ても
折れも曲がりもしなかったと伝えていることから、剛刀であることは間違いない。
体格に恵まれ、のびやかな性格。
だが、自身の刀としての在り方に対しては厳しい一面も。
性能
初期値では生存が打刀トップであり太刀である獅子王と同じ値である。
全体的に高い能力値を持っており、特に最大値まで連結すれば打撃と衝力、また内番により生存も一部の太刀と同じくらいまで伸びるなど一部では「投石ができる太刀」と呼ばれたりするくらいの性能を持つが、反面機動力は打刀最低である。
実装当初は鍛刀や通常ドロップでは出現せず、低確率で出現する検非違使からの低確率のドロップでのみ手に入るので、レア度に反して入手難易度がとても高い刀剣男士のひとつだった。
そのため刀剣乱舞のゲーム内では初期刀である真作はよく手に入るが贋作は希少という本来の価値との逆転現象が発生してしまっている。(虎徹に限ったことではないが)
関連キャラクターが多く居り、複数の回想イベントでも必要になるため、検非違使の大変さとも相俟ってプレイヤー達のなかでは難民がよく発生していたのだが、後に2016年3月15日のメンテナンスで検非違使のドロップ対象が源氏兄弟に変更され、長曽祢と浦島は鍛刀で入手可能となった。
キャラクター像
見た目が10代後半から20前半の青年が多い打刀男士の中では「元持ち主の近藤勇が、池田屋事件の激しい戦いを経ても 折れも曲がりもしなかったと伝えていることから、剛刀であることは間違いない」という逸話を反映してか、雄々しい面構えをした偉丈夫の姿をしている。
同じく新撰組メンバーの所持刀だった彼等同様だんだら羽織を着用しているが、こちらは金色をアクセントにしつつ全体的に白黒のモノトーンでまとめられている。首と胸元のバンドは弟達とお揃い。
内番服は白いラインが入った赤ジャージで、中には雪輪柄の黒のタンクトップを着用。髪を縛っており腰にはゴム手袋らしきものが見える。
なお2015年8月に日本号が先行実装されるまでは、刀剣男士では唯一髭を生やしているキャラクターだった。
体格に恵まれ、のびやかな性格。だが、自身の刀としての在り方に対しては厳しい一面も(原作ツイッターより)
真剣必殺での「今宵のおれは血に飢えている…ってな」という台詞の元ネタは、講談などでの近藤勇の決め台詞として広く知られている「今宵の虎徹は血に餓えている」である。
虎徹の贋作という設定であるが、虎徹の真作二振りの兄というキャラクター設定。刀剣男士の家族設定には不思議が多い。
贋作であることから、次男の蜂須賀虎徹からは毛嫌いされていると自覚している。
だが、手合せの様子から長曽祢虎徹自身は蜂須賀虎徹を嫌っておらず、その腕前を認めている様子。
三男の浦島虎徹は兄二振りを同等に慕っており、長曽祢虎徹とも仲の良い兄弟関係。手合せではじゃれ合う和やかな兄と弟の様子が見れて、長曽祢虎徹も彼を弟として可愛がっている。
近藤勇の虎徹には号がないためか、ゲーム内での名称は「長曽祢虎徹」で通っており、彼を兄と慕う浦島虎徹も「長曽祢兄ちゃん」と呼んでいる。しかし「長曽祢」は「虎徹」とともに刀工長曽祢興里を示す語であり、本来「長曽祢虎徹」という名称が示すものには蜂須賀虎徹・浦島虎徹もまた含まれることには留意が必要だろう。
前の主同士が因縁のある陸奥守吉行とともに『維新の記憶:鳥羽』に出陣すると回想が発生。普段の豪胆な彼とは違った、意外な一面を見ることができる。
手合せでは新撰組の刀の四振りと陸奥守吉行とも組むとそれぞれで特殊会話が発生する。
新撰組の刀たちとは和やかに切磋琢磨する様子が見れるが、陸奥守吉行とのやり取りは回想を踏まえた関係なのかもしれない。
6面ステージ『池田屋の記憶』では新撰組隊士が所有していた刀剣男士が活躍する。『池田屋の記憶:池田屋二階』では彼らを隊長にしていると1マス目の戦闘で特殊台詞が聞ける。
長曽祢虎徹にも回想があり、『池田屋の記憶:市中』に堀川国広と和泉守兼定と共に出陣、『池田屋の記憶:池田屋一階』に加州清光と共に出陣すると発生する。
審神者就任一周年ボイスでは審神者を「主(あるじ)」と呼んでくれる。諸々の回想なども思うと心境の変化や成長があったように窺えて感慨深い。
余談
2016年02月07日のニコニコ生放送で新垣樽助氏は、演じているキャラクターについてのイメージを聞かれた際に、長曽祢虎徹に関しては「自分で贋作と言って、誰に作られたか、自分がどういうところで育ったかじゃなく、自分が今何をすべきかが大事なんだ、と言うところが非常にリアリティのある男だなと感じて、同じ男性として共感が出来る。かっこいい兄貴。台本を見たときからこれは良いなと思っていて、スッと入れた役だった」と語っており、好印象だったようだ。
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