刀については→村雲江を参照。
プロフィール
「行かなくちゃいけないんだよね。……お腹痛くなってきた」
概要
2021年2月8日に公式Twitterにて実装が発表された刀剣男士。
同年2月9日~2月24日まで開催される『秘宝の里~花集めの段~』にて、8万と16万の報酬として実装。
公式Twitterの紹介
越中国の刀工、郷義弘作の打刀。
景色を名に宿した名刀は華々しき来歴を辿るが、かつての主は悪役にされることが多かったり、自身は二束三文で売られることもあったり……。
負け犬の腹痛癒す五月雨(さつきあめ)
性能
キャラクター像
ピンクを基調とし、江共通の緑色のジャケットを無造作に着崩している。
左耳に犬耳の飾り、ピンク色の犬の尻尾らしき飾りをつけている。また、両耳に黒いイヤーカフ、左耳に雫型の青い耳飾りをつけている。これらの装飾は、すでに実装されている五月雨江と色違いのお揃い。首と左太腿にハーネスらしき革紐の飾り。
内番服は大きめのダボッとした黒いTシャツの上に江派打刀共通の緑ジャージ。下も大きめのジャージズボンに留め具がピンク色の黒いスニーカー。頭には黒のターバンを付けている。
刀紋は葵紋の外枠に、柳沢家の家紋である四つ花菱と叢雲。真下に小さく肉球がついている。
派手な外見とは裏腹に、ネガティブ発言が目立つ。
また、元主の柳沢吉保が後世での創作などで悪役扱いされていることがストレスの原因になっているようで、いくつかのセリフで腹痛を訴えている場面がある。
だが、真剣必殺では打って変わって迫力ある凛とした表情を見せてくれる。
刀剣男士の身体事情に言及するキャラは珍しく(前のイベントで実装されたご隠居が畑当番で述べている)、刀剣男士も人間と同じく身体の不調を起こすことがあるようだ。
現実に過度のストレスなどが原因で、胃腸の不調が慢性的に起こる過敏性腸症候群がある。審神者の皆様も過度のストレスには気をつけましょう。
既に実装されている江の刀剣5振りと出陣すると回想「すていじ あくと4」が発生。
現時点で登場する刀剣男士が一番多い回想である
持ち主である柳沢吉保は徳川綱吉の側用人として重用され、老中に就いて幕政を主導した人物。
政治手腕に長けており、老中として幕政を主導した他、川越藩主時代に三富新田(埼玉県三芳町・所沢市)の開発を行い、藩政を充実させた。この地域は日本農業遺産に認定されるなど現在でも高く評価されている。
また芸術にも秀でており、特に和歌を嗜んでいた。北村季吟から古今伝授を受けており、その素養の深さが窺える。
実際の人物像は勤勉実直、忠義に篤い性格とされているが、後述の逸話のために主人の綱吉ともども悪役扱いさせることが多い。
1701(元禄14)年に起きた浅野長矩による刃傷事件で、幕府の裁定に吉保の意向が関係していたことが指摘されている。そのため、赤穂事件を題材にした『忠臣蔵』やその派生作品などでは事件の黒幕・悪役として描かれることが多い。
また、TBSの時代劇『水戸黄門』でも事件の黒幕として暗躍し、水戸光圀一行と対決する役回りで登場している。さらにこの作品における光圀の隠居理由が「老中に疎んじられた」とされている。その老中が、柳沢吉保である。
ちなみに公式説明の「二束三文で売られた」とは、明治20年頃大審院評定官に250円で売られた事に起因している・・・・・が、250円とはあくまでも明治時代での貨幣価値に基づいた値段であり、現在の価格に置換すると500万〜750万円に相当するので決して『二束三文』ではない。
(むしろ幻の刀工と謳われる江の刀剣の標準的にはこれでも安い方なのだろうか・・・?)
関連する刀剣男士
同派の打刀。
一緒に江戸(元禄)に出陣すると、回想「雨雲のお犬様」が発生。
村雲江曰く彼と一緒にいられればそれでいいらしい。互いに「雲さん」「雨さん」と呼び合っており、良好な関係であるようだ。
一時期加賀前田家と徳川綱吉の時代に徳川家の所有となったという共通点があり、デザインの共通点も多い。
村雲江を含めた江六振りで出陣すると、回想「すていじあくと4」が発生。
現時点で互いにゲーム上での接点はない。
史実でこの二振りが東京国立博物館に寄贈される前、一時期同じ持ち主の元にいた。この中には同じ郷義弘作の稲葉江も含まれていた。
メディアミックス
ミュージカル『刀剣乱舞』
「東京心覚」で五月雨江と共に初陣。
本家実装から僅か3日目でステージデビューという最速記録を達成。
複雑な群像劇の中で、雨さんに続いて顕現したばかりの身を抱えて惑う。しかし、いつかの時代の廃墟の中で土を耕す桑名江と言葉を交わし、天と地を巡る循環という概念に一つの答えを見出す事となる。
当初はやる気のなさが見えたが、傷を負わされるとブチ切れ、一転して荒々しい戦いぶりを見せた。平将門の怨霊との戦いでは「おなか痛いんで見学してもいいですか」とぼやきつつ、仲間と共に力を合わせて立ち向かう。
「真剣乱舞祭2022」には全公演参加。
ツッコミ不在の呼び声も高い心覚MCでは、比較的ツッコミ寄りだったものの、他が強すぎた上に回によっては雨さんと一緒にボケに転じている。公演前半では源氏兄弟のデュエット曲「Just Time」を雨さんと共に披露、拍手を浴びた。
そして東京公演では江6振が揃い踏みし、再び同じ板の上に立つ事を誓い合った。
2022年12月11日、『江おんすていじ~新編 里見八犬伝~』に出陣。
本丸で使われていない蔵を片づけて「すたじお」にする許可を得た篭手切達は『江水散花雪』の任務中、山姥切国広が作り続けていた『南総里見八犬伝』の写本を見つける。これを「すていじ」の原作として脚本の執筆とれっすんに明け暮れる篭手切と、それにつき合う江のもの達だったが人手が足らず、仲間に声をかけるも様々な理由から手ごたえはゼロ。その後色々あって大典太と水心子の協力を取りつけた『新編 里見八犬伝』の幕が上がる。
劇中劇では犬坂毛野役。赤子の頃に玉梓によって親兄弟を殺され、その後知らぬ顔で育てられる。玉梓の協力者として、かどわかされた浜路の見張りをするも、少々ガタイが良い浜路には翻弄された。無理もない。
また女田楽師・旦開野(あさけの)として、旅籠・古那屋に集まった犬士らの前で舞うが、そこで犬田小文吾に結婚を申し込まれて爆速で断っている。
後に何故玉梓が自分を殺さずにいたかを知るが……
余談
キャラクターと共にCVが江口拓也氏であることが発表されると、これで花江夏樹(髭切役)、小野賢章(物吉貞宗役)と3人が揃った為、「これで闇のゲームが出来る」と話題になった。(実際、トレンド入りした)