概要
ブラウザゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』に登場する刀剣男士のうち、石川県の加賀前田氏及びその関係者が所持していたとされる刀剣男士「前田藤四郎」「平野藤四郎」「大典太光世」「愛染国俊」「白山吉光」「五月雨江」「村雲江」「富田江」、および前田家所持の説もある「信濃藤四郎」を中心としたグループタグ。
メンバーのうち4振りが粟田口吉光の刀剣。江派の刀剣も多数確認されている。また、信濃、愛染、白山、五月雨の4振りは前田光高とその正室・大姫絡みの刀剣である。
現時点で絡みは前田藤四郎と大典太光世しかないが、白山吉光と五月雨江の登場により前田光高と利常間の関係も浮き彫りになってきたため、今後の関わりに期待がなされている。
二次創作では大典太の性格と該当メンバーの半分が短刀のためか、陰キャの大典太が皆に構われ過ぎてタジタジになっているという微笑ましい作品が多い傾向にある。
(なお、pixiv投稿イラストには信濃までのメンバーが描かれているものが一番多い)
実装済み刀剣メンバー
前田藤四郎
刀帳番号:39番/粟田口吉光作/刀種:短刀
前田利家の次男・前田孫四郎利政が所有していた刀で、その後は嫡子の前田直之、2代目藩主前田利常へと伝えられた加賀前田家伝来の刀剣である。
紳士的で平和を尊ぶ心優しい性格。主である審神者へは忠節を尽くして仕える。
同じく前田家所有の大典太光世の事を案じており、「大典太さん」と呼んで気さくに接する。彼の実装後は一緒に出陣すると回想を見ることが出来る。
平野藤四郎
刀帳番号:31番/粟田口吉光作/刀種:短刀
最初は大坂堺の商人平野道雪の所持だったが、買い上げられて豊臣秀吉に献上された後に前田利長が所有し、徳川献上を経て前田利常が拝領し、以降は前田家伝来となる。明治時代に時の天皇にも献上される。
生真面目で毅然とした性格。審神者に対する忠誠心が深く、どこまでもついていく意思の強さがある。上記する前田藤四郎とは兄弟刀かつそっくりさん。
大典太光世
刀帳番号:13番/三池典太光世作/刀種:太刀
元々は足利将軍家の重宝であったが、没落後豊臣秀吉に献上され、前田利家が賜ったのち前田家三種の神器となった天下五剣の一つ。
強力な霊剣であり、自分が与えられた由来(詳細はこちらを参照)や『鳥とまらずの蔵』の伝承からか、箱入りならぬ蔵入り息子かつかなりのネガティブ。前田藤四郎とは面識があり回想もある。
信濃藤四郎
刀帳番号:37番/粟田口吉光作/刀種:短刀
最初は豊臣秀吉の所持であったが、永井信濃守尚政を経て徳川将軍家に渡り、家光の養女・大姫が前田光高に嫁いだ際、御礼言上の場で家光から光高に拝謁され、後に酒井忠勝に売却されたという説がある。
※だが、この説は所蔵元である致道博物館の史料と矛盾しており、前田家に渡った記録は酒井家には残されていない。(参考)
『主の懐に入りたい、折り紙付きの秘蔵っ子』という設定のため、人懐っこく甘えん坊な男の子。
愛染国俊
刀帳番号:61番/来国俊作/刀種:短刀
前田光高に嫁いでいた大姫が、出産した長男・犬千代丸を伴って登城した際に家光から贈られる。
後に犬千代丸が11歳になり、前田綱紀と名を改めて加賀守に叙任されると、祖父・利常よりこの刀を賜った。
他の前田家ゆかりの刀剣男士が比較的大人しいのに対し、彼のみやんちゃっ子である。
また、彼の極修行の手紙には家光と大姫、綱紀に関する内容が書かれている。
白山吉光
刀帳番号:164番/粟田口吉光作/刀種:剣
徳川家光養女・大姫が前田光高に輿入れする際に嫁入り道具として一緒に持参される。
彼女が永眠した後は、息子の綱紀によって冥福を祈願するために白山比咩神社に奉納された。
神力が強いため言動はややぎこちないが、生真面目さと審神者思いな所は藤四郎兄弟の一人としてしっかりと受け継がれている。
五月雨江
刀帳番号:192番/郷義弘作/刀種:打刀
最初は黒田長政に買い上げられ、彼の死後は徳川将軍家に献上される。
その後寛永6年に自身の肥前守叙任と、その息子犬千代(前田光高)の元服祝いとして前田利常が拝領。
光高と大姫の婚礼の際、御礼言上の場の返礼品として再び徳川家に献上された。
将軍家由来なので普段は真面目クールだが、元主の幼名・犬千代にちなんで犬っぽい言動が出ることがある。
村雲江
刀帳番号:200番/郷義弘作/刀種:打刀
最初は豊臣秀吉が所有した後前田家に渡り、前田綱紀の代に当代将軍・徳川綱吉が江戸屋敷を訪問した折に献上され、その後は御用人である柳沢吉保に伝わる。
加賀前田家と徳川将軍家で一緒にいた五月雨江と同じく、犬由来のモチーフが随所に見られる。
性格構成は元主の柳沢吉保に関する悪評と逸話が影響しており、気弱ですぐ腹痛を起こす。
富田江
刀帳番号:230番/郷義弘作/刀種:打刀
最初は富田一白が所有していたが、堀秀政が買い上げた後は豊臣家を行き来し、秀吉の遺品として前田利長が拝領。
徳川秀忠に献上後は彼の遺品として前田利常が拝領する。
芸術や風流を愛した前田利常の影響か無代の数寄者を名乗っている。
関連イラスト
関連タグ
前田藤四郎 平野藤四郎 信濃藤四郎 大典太光世 愛染国俊 白山吉光 五月雨江 村雲江 富田江
加賀組:加州清光も含まれている場合に使われるタグ