概要
DMM×ニトロプラスのブラウザゲーム『刀剣乱舞』に登場する刀派「堀川派」(安土桃山時代の刀工・堀川国広およびその門下が鍛刀した)の日本刀3振り(山伏国広・山姥切国広・堀川国広)を擬人化したキャラクター達のグループタグである。
pixivにおいては、兄弟3人もしくは兄弟のうちの2人が描かれた作品に付けられるタグとなっている。他にも「国広兄弟」や、山伏と山姥切国広の組み合わせでは「山山兄弟」などと呼ばれている。
構成メンバー
戦装束は勝色(暗い藍色)に白いストライプの入った学生服風の上着(ブレザー、学ラン)とワンポイントの赤い紐が共通。山姥切と山伏は白い布を被っているが、堀川も極修行後は白い布を首に巻くようになる。
内番装束は胸元に家紋の入ったそれぞれ微妙にデザインの異なるあずき色のジャージ(芋ジャージ)が共通となっている。
No.95山姥切国広:打刀。堀川一門の祖である国広の最高傑作とされる。
No.97山伏国広:太刀。国広が山伏修行をしていた時期につくられた作。
No.99堀川国広:脇差。新撰組副長・土方歳三が愛用していたと言われる。
ゲーム中において
山伏国広と山姥切国広を連れて、ある場所で同じ隊として出陣すると回想が発生し、兄弟と呼びかける会話が行われる。
堀川国広は本人が語るとおり贋作疑惑があり、リリース当初はゲーム中に他2人との明確な関係性を示す描写は実装されていなかった。しかし2017年8月1日、堀川国広極実装に伴い、他2人と内番・手合せで組ませると特殊会話が発生(※堀川が極前でも発生)。
これにより、兄弟である旨が公式に明らかとなった。なお彼らは互いに長幼の区別をつけず、兄弟と呼び合っている。詳細は後述。
メディアミックスにおいて
アニメ『刀剣乱舞-花丸-』第9話において、出陣する山姥切と山伏を堀川が見送る場面があった。3人が一堂に会し、互いに兄弟と呼び交わしている。
これは原作ゲームで兄弟設定が確定する約半年前の出来事だったため、プレイヤーの間に衝撃が走った。
それに対し、原作ゲームで兄弟設定が公開された後に放送開始したもうひとつのアニメ『活撃/刀剣乱舞』では、堀川と山姥切がメインキャラの一人として登場するものの、接触もなく、会話もないまま最終回を終えたため、兄弟設定の有無は不明。
ただし、原作ゲームではなく『活撃』とコラボしたゲーム『グランブルーファンタジー』では、消息不明の堀川を兄弟と呼び心配している山姥切が、同じく心配している堀川の相棒の和泉守兼定に「兄弟をよろしく頼む」と語るエピソードが公開された。
また津田穂波によるコミカライズでは、帰還して意気消沈する堀川に対して部屋の外から山姥切が呼びかけ、出陣する山姥切に堀川が声をかける場面が追加されるなど、補完が入った。
アニメ「続『刀剣乱舞-花丸-』」では、第4話Bパートにて花見に興じる本丸が描かれた。
ここで山姥切を無理矢理巻き込む形で三人の余興(堀川:手品、山伏:瓦割り、山姥切:小烏丸との二人舞)が披露され、堀川が「我ら国広三兄弟が」と初めて言及。ファンを感涙に咽ばせた。
刀ステこと舞台『刀剣乱舞』においては、三振全員が出陣している。(山姥切:荒牧慶彦、山伏:横山真史、堀川:小西詠斗)
また刀ミュことミュージカル『刀剣乱舞』においては、堀川に続き山姥切も「江水散花雪」にて顕現。山伏の顕現がおおいに待たれる。
二次創作における兄弟順
鍛刀時期が山伏国広は「天正十二年二月彼岸」、山姥切国広は「天正十八年庚刁弐月吉日」であることから、6歳差で山伏国広が兄・山姥切国広が弟と扱われることが多い。
ただし、ゲーム上や公式設定において二人の兄弟順が特定出来るような会話や設定は存在しない。ゲーム内では作刀時期からして年下が「兄」と設定されている他所の兄弟も居るため、作刀時期が兄弟順の基準に該当するとは言えないという事情もある。
堀川国広については、本体が行方不明で鍛刀時期の特定ができないため、長兄・次男・末っ子の設定は創作者の解釈により異なる。