これが本当のアンツィオ戦です!
これがほんとうのあんつぃおせんです
アニメ『ガールズ&パンツァー』のOVA作品。2014年7月25日発売。
アニメ本編ではカットされてしまった第63回全国戦車道高校生大会2回戦「大洗女子学園対アンツィオ高校」戦が描かれる。
アンツィオ高校の隊長・アンチョビは本編・コミカライズ版で、副隊長・カルパッチョはコミカライズ版のみで既に登場していたが、もう一人の副隊長・ペパロニはここが初登場。
OVA版は、先に出版されたコミカライズ版・ノベライズ版と大きく内容が異なっていたが、今ではコミカライズ版・ノベライズ版は半ばなかったこと扱いという黒歴史化している。だが、上述のカルパッチョの存在やノベライズ版で判明したアンチョビの本名などは採用されている。
以下、主な相違点
- アンチョビの性格
OVA版ではカリスマ性はあるが、仲間想いで世話焼きな性格に対し、コミカライズ版では戦車道は勝たなければ意味が無いという考えの勝利至上主義な厳しい性格。
試合前の西住みほとのやり取りも、OVA版ではやや虚勢を張った態度ながらもフレンドリーで互いの健闘を祈る態度を見せていたが、コミカライズ版では昨年のみほの行動による敗北を徹底的に批判し、強い敵愾心を見せていた。試合後も、OVA版では潔く負けを認めてみほ達を讃え、アンツィオの流儀としてイタリア料理を振舞ったが、コミカライズ版では負けてなおみほの戦車道を認めないという往生際の悪さを見せていた。
- 戦車
OVA版ではCV33、セモヴェンテM41、P40が登場するが、コミカライズ版ではさらにM13/40が登場。また、次のプラウダ高校戦から登場するはずのルノーB1bisがコミカライズ版では先行して登場。しかも、搭乗員はカモさんチームではなく、臨時に組まされた秋山優花里、エルヴィン、大野あやの三人。
- 試合形式
OVA版・コミカライズ版ではフラッグ戦だが、ノベライズ版では殲滅戦。OVA版では大洗女子側のフラッグ車はカメさんチームだが、コミカライズ版ではカバさんチーム。アンツィオ側はOVA版はアンチョビだったが、コミカライズ版では別の車輌。
- カルパッチョの存在
コミカライズ版では冷徹で忠実な副官という設定だったが、作中ではどの戦車に乗っていたのか不明だったため、どう活躍したのか不明。OVA版では穏やかな性格でアンチョビとペパロニの抑え役。カバさんチームのカエサルとは幼馴染という設定で、互いに愛称で呼び合うほど仲が良い。OVAではセモヴェンテM41に搭乗し、装填手としての実力を見せている。