概要
CV:ゆきのさつき
『劇場版』から登場。
若干13歳にして大学選抜チームの隊長を務める天才少女・愛里寿の母親であり、大学戦車道連盟の理事長も務めている。
人物
貴婦人の様な穏やかな風格を漂わせているが、同じ日本戦車道流派の名門で島田流と双璧を成す西住流を強くライバル視しており、大学選抜チームが大洗女子学園と試合することになった際、愛里寿に「西住流の名が地に堕ちるくらい徹底的に叩きのめしなさい」と厳しく言い付けている。
その一方で、愛里寿の「勝ったらボコミュージアムのスポンサーに就いてほしい」という要望を快く承諾するなど、娘には甘い面もある。
試合当日は西住しほとともに観戦しており、常に日傘を差していた(雨が降った時は普通の傘を差していた)。今回の試合には個人的に思うところもあった様子で、大学選抜チームが敗れたにも拘らず逆にホッとした様子を浮かべ、しほに「今度はわだかまりのない試合をしたい」と述べていた。
(実際問題、劇場版のシナリオを見ればわかる通りわだかまりしか無いような経緯で始まった試合であるし、仮に大学チーム側が勝っていたら「折角全国大会に優勝したのに廃校を強行された大洗女子学園が、それでも何とか抗った結果、文科省の差し金で遣わされた大学選抜チームに情け容赦なくトドメを刺された」という、なんとも悲惨なシナリオが出来上がってしまうので、勝負するからには手を抜くつもりは無かったと言えど、負けてくれて逆に安心したというのも無理はない。)
その後は「試合に勝ったら」という娘との約束に反してボコミュージアムのスポンサーになっており、EDでは愛里寿達が綺麗に改装されたボコミュージアムを訪れている。スポンサーについた理由については、劇場版ノベライズで「負けはしたものの島田流の名誉を守り、堂々と戦ったから」と説明されている。
また、同じく劇場版ノベライズでは、活躍した高校生達(特に隊長格)が来年には大学に進学して来ることを指摘し、その獲得に意欲を見せている。さらには再来年に進学すると思われる西住みほの獲得も目論んでいた。
ちなみに西住しほと面談を行うシーンでは、自室の本棚に「戦車式 しつけの方法・お料理方法・おかたづけ方」やら「戦車クッキング」やら「ほんとうにあった恐い戦車」やら、珍妙な本が並んでいるのが確認できる。何じゃそら。
(ほんとうにあった恐い戦車ってこの辺だろうか……そういえばTV版最終話で活躍してたアイツも現実的には十分珍兵器だが。)
『もっとらぶらぶ作戦です!』では親馬鹿っぷりが強調されており、愛里寿から一緒にお風呂に入るのを拒否された時はひどくショックを受け、しほを誘ってやけ酒をあおっていた。その際、お互いを「しぽりん」・「ちよきち」と呼び合っていたことや、しほの「久々に飲もうと誘ってきたと思ったら」という台詞から、戦車道と関係のないところでは以前から友人関係であったことが窺える。
:4コマ目参照
しかし、みほのことは流派とは関係なく「娘をたぶらかして自分から離れさせようとする悪女」とでも見ているのか非常に警戒しており、同じくみほに敵愾心を抱くバミューダ三姉妹に密かに嫌がらせを命じたことも。
また、その際にはバーのバーテンダーに成りすましたり、着ぐるみに紛れるなどして3人を監視していた。大人げないなこの人。
また、作中では酒癖が悪く(主に絡み酒)、同じく酒癖が悪いしほとともに酔っぱらって役人の辻や理事長の児玉に絡んで酔い潰させたり、自分達の物まねしていた審判員三人とバミューダ三姉妹にも絡んでいる。
負けず嫌いな面もあってか、その後も度々しほに対抗心を抱いて張り合ったり、挑発して勝負をしたりしている。
島田流とは…
島田流とは、「日本戦車道ここにあり」と世界に名を馳せた日本戦車道流派の一つ。
圧倒的火力と一糸乱れぬ統制で敵を殲滅する西住流に対し、臨機応変に対応した変幻自在の戦術を駆使する戦法を得意とする。その変幻自在さから「ニンジャ戦法」と呼ばれている。
余談
西住しほ程ではないが、同人界隈でカルト的な人気を持っており、人妻キャラでありながら公式から抱き枕カバーが販売されている。なんなんだこのアニメ。
2020年11月からは、スマホゲーム『戦車道大作戦!』でも新作イラストの供給が盛んになっており、その需要の高さがうかがえる。
ちなみに、pixivにおけるR-18率は2022年末時点で約36%と、比較的高水準である。
ウェーブにより、県立大洗女子学園制服姿のフィギュアが2024年1月に発売予定となっている。発売予定の報に対し、監督は仰天としていた。