概要
『超特急ヒカリアン』に登場する悪役。
本来はブラックホールの中の「ブラッチャール帝国」に住むエネルギー生命体の種族名だが、ブラックエクスプレス、D51ドジラス、C55ウッカリーの3人組のことを指すことが多い。
光エネルギーから生まれた光の種族ヒカリアンと対を成す暗黒エネルギーから生まれた生命体であり、『超特急』では地球を真っ黒に染める「ブラブラ大作戦」のため、『電光』ではネガティブな人間を増やす「ブラッチャール作戦」のために悪事を働くが、つばさに乗り遅れた子供を次の駅まで届けたり、子供のころに蒸気機関車の運転士になるのが夢だった青年を運転席に乗せたりと、現場で戦う3人に限れば根はいい人たちである。
事実アニメ放送以前に発売された図鑑では、ブラックエクスプレスこそ明確な悪役として描かれている一方、ドジラスは「地球の子供たちと遊びたい」、ウッカリーは「ヒカリアンが大好き」とそれぞれ地球やヒカリアンに好意的な性格であることが記されていた。
別組織に宇宙海賊ブラックシャークがおり、いずれもドジラスとウッカリーの血縁者である。
『電光超特急ヒカリアン』最終回では、大幹部であるシルバーエクスプレスに誘拐されたウッカリーを助けるためにブラックとドジラスが土下座までしてヒカリアン一行に協力。ヒカリアン一行は、基本的にブラッチャーとは敵対しているため、協力に渋っていたが、聖橋ケンタとウエストがブラックらを信用したことでようやく協力関係を築けた。……もっとも、シルバーエクスプレスの基地を知っているのは、その場にいたブラックとドジラスしかいなかったので、ヒカリアン一行が結果的にブラックらと協力関係になったのは必然だったといえる。
『超特急』および『電光』のすべてのストーリーにおいて、彼らがいなければヒカリアン一行やゲストキャラクターたちが詰んでいた箇所も少なくなかった。最終的に新橋テツユキがのぞみと和解できたのも、彼らの影の働きが功を成したためともいえる。
関連タグ
ブラブラ大作戦 電光超特急ヒカリアン 憎めない悪役 必要悪 三悪
タロウ(超特急ヒカリアン)：蒸気機関車をモチーフにしたキャラクターであるがヒカリアンともブラッチャーとも明言されていない。
