CV:小原乃梨子
概要
タイムボカンシリーズ第6作『逆転イッパツマン』の登場人物で、本作での三悪ポジションである『クリーン悪トリオ』の女性リーダー。
26歳にしてシャレコーベリース社オストアンデル北部支社の支社長を務める美女。スタイルも抜群でありチャイナドレスが似合い、その名の通り色気を振りまく。
小説版では本名が「頓 紋々」(とん もんもん)と設定され、そちらでは中国系の人物に設定されていると思われる。
コン・コルドー会長の命令で出動してタイムリース社の妨害業務にあたる時のコスチュームは胸も強調され、歴代女ボス中、色っぽさは露出度の高いムージョと双璧。顔で選んだらしくコスイネンの妻は彼女と瓜二つである。
しかし才色兼備とは言い難く、コスイネンとキョカンチンとで率いる同支社の成績は万年最下位。会議でも冷遇される。
特に、常に首位であるオストアンデル西部支社長隠球四郎とは折り合いが悪く会う度にいがみ合っている。
街で会った豪速九を「ミスターX」と呼んで恋心を抱き、社宅にところせましとその写真を飾っている。
後半にミスターX=豪である事を知り、敵側の人間である事にショックを受け葛藤するが、非情のコン・コルドー会長にそこを利用されたこともあった。
終盤には豪への想いを絶ち切るが、彼と星ハルカが結婚した際は放夢ランと同様に激しくショックを受けていた(実際はとある事情による偽装結婚であり、事実を知った際にはホッとしていた)。
豪が宿敵イッパツマンである事は最終回まで知らなかった。
最終盤にてシャレコーベリース社が計画倒産し職を失い、最終回でイッパツマンとの戦いに決着がついた後にコスイネンやキョカンチンと別れて幸福行の電車に乗っていずこかに去る。
だが同じ電車に二人も乗っていることには気付かなかった(このオチは昭和版『ヤッターマン』最終回のドロンボーを彷彿とさせる)。
豪への想いで彼の実家といえる孤児院で子どもたちを含めたパーティーを自腹で開こうとしたり、部下の結婚式の妨害となる命令を拒否したりなどなかなかに「いい女」なのだが、シリアス化する物語の中で最後までギャグをやり続けたためか、笹川プロデューサーは「お嫁にいけないアバズレになった」と語った。
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