「と言いつつ、私は闇の中に消える」
概要
シャレコーベリース社の会長で67歳の女性。
見た目と担当声優から想像がつかないが女性である。
普段着は暗い緑色の中国服を着ている。
「いないいないバババ~」のセリフと共にスクリーンに姿を現し(回によっては「いないいない、いた~」になる)、本作の三悪であるクリーン悪トリオに命令を下して業界N0.1であるタイムリース社に対する営業妨害をしかけていた。
ふざけた言動に反して冷酷非情な性格で、優秀な社員は厚遇するが実績の上がらない者には月例支社長会議で茶も出さなかったり月給を米俵での現物支給にしたり等冷遇し、自分の意に沿わない社員は徹底的に処罰する。ムンムンの豪速九への想いを作戦に利用したこともある。
失敗続きのクリーン悪トリオの給料を天引きしたりメカの修理費、開発・発注費用に自腹を切らせたり等、まさにブラック企業のトップといった性格である。
……しかし、かく言う三人も私用の請求書を本社宛てに送ったり(ムンムンはチンチラのコート、コスイネンは交際費と称して旅館で豪遊、キョカンチンは大量の外食費)しているので、どっちもどっちである。
ミンミンという孫娘がいることを初期から仄めかしており第16話より本格的に登場、クリーン悪トリオと行動を共にした。
後の第30話にてクリーン悪トリオが三悪史上初の勝利を遂げた(実際に止めを刺したのは隠球四郎の狙撃であるが)際には三人に莫大なボーナスを与えて、次話では自身も明るい赤い服に新調して小躍りしながら登場して一緒に浮かれていたが、再び復活したイッパツマンにまた負けた際には三悪同様やけ酒を煽っていた。
指令一覧
話数 | 指令の内容 |
---|---|
1 | タイムリース社のトッキュウザウルスがタイム運搬を開始し、紀元前3世紀のエジプトもといギリシャへピラミッド建設用工事怪力マシーンを届けに向かったので、これに細工を施し逆にピラミッド工事を破壊する。 |
2 | ラッキー谷へ山丸ワクチンを届けに向かったトッキュウザウルスを妨害する。 |
3 | 17世紀のパリに向かったトッキュウザウルスからアトスという男の身代わり人形を奪う |
4 | 平安時代の丹波の国、大江山に切れ味抜群のウルトラスーパースペシャルデラックスの斧をトッキュウザウルスを妨害する。ちなみにクリーン悪トリオがひどい目にあっても手当は出ない。 |
5 | トッキュウザウルスが1957年のカラ砂漠にバッタ退治マシンを届けに向かったので、これを別のマシーンと取り換え、バッタをバッタバッタと暴れさせる。ちなみに成功すれば社員全員に特別ボーナスが出るが、失敗すればボーナスは全額隠球四郎の元へ行く。 |
6 | タイムリース社が南極のアララ越冬隊から大型船乗車の運搬の依頼を受けたので、これを妨害する。 |
7 | タイムリース社が1588年にロボット一団を送ったので、先回りしてこれを阻止する。 |
8 | 江戸時代から発注を受けたタイムリース社の火消しが使うい組の纏(軽くても得にくい子供用)の運搬を妨害する。 |
9 | タイムリース社が3001年の未来に万能宇宙人通訳機を届けに向かったので、これを妨害する。 |
10 | タイムリース社のトッキュウザウルスが出発したので、これを妨害せよと、いつも通りで具体的な内容は言わなかった。 |
11 | アルプスへ車いすを届けに出発したトッキュウザウルスを妨害する。ちなみに成功すれば今まで差し引いていた給料を全て返す。 |
12 | タイムリース社から食べ物を盗む。 |
13 | 小人の国へガリバーの靴を運んだので、これを妨害する。 |
14 | 1985年のカムチャッカ半島太平洋を飛行中のドンキーアカギの気球にガス漏れが発生し、タイムリース社がガスボンベをリースしに向かったので、これを阻止する。 |
15 | 今回は指令ではなく、互いに罪をなすりつけあい、仲間割れを起こしたクリーン悪トリオを説教しに現れた。 |
16 | タイムリース社が浦島太郎の元へタイムマシンを運んだので、これを阻止する。 |
17 | 1760年のベネズエラのカリブ海にあるガイコツ島に宝物を船に運び込むクレーンを貸し出したので、これを妨害する。 |
18 | タイムリース社が19世紀のオーストラリアに向かったタイムリース社を妨害する。 |
19 | タイムリース社が1926年のニューヨークにテレビ中継セットを届けに向かったので、これを妨害する。 |
20 | タイムリース社が石器時代の草原に鐘を届けに向かったので、これを阻する。 |
21 | タイムリース社が1900年のオランダはアムステルダムに風車の羽根車を向かったので、これを阻止する。ちなみに成功すれば特別ボーナスが出る。 |
22 | トッキュウザウルスがシルクロードを旅行中の三蔵法師に耐熱服と超大型扇風機を運んでいったので、これを邪魔する。 |
23 | 1834年の江戸に向かってトッキュウザウルスが出発ので、これを妨害する。 |
24 | トッキュウザウルスが熊のロボットを10世紀の足柄山の金太郎へ運んでいったので、これを妨害する。 |
25 | トッキュウザウルスが18世紀の江戸の国分寺へ独楽回しメカを届けに向かったので、これを妨害する。ちなみに成功すれば別荘が1つプレゼントされる。 |
26 | クリーン悪トリオが無断でシャレコウベバギーを使用した罰として、給料50%引きと伝えにやって来た。 |
27 | 1863年のアイスランドで地底旅行中のリーデンブロック教授に探検用の特殊ボートをリースするので、これを妨害する。また、ムンムンの申し出により成功すれば全員にボーナスが出ることとなった。 |
28 | コスイネンが自分に酔いしれ単独で出動した為、指令はなかった。 |
29 | 現代のリキュートヘーデル市に幽霊退治人を派遣したので、これを妨害する。 |
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以下最終盤ネタバレ注意
その正体は地球人の宇宙進出を阻むために本編開始の8年前に地球へやってきた宇宙人であり、更にはミンミンも自身が変身した姿だった。
真の目的はタイムリース社で研究開発されていた宇宙開発用サイキックロボ(イッパツマン)の破壊であり、過酷なダイエットの末に餓死した隠球四郎の記憶を改竄した上でサイボーグとして蘇らせオストアンデル西部支社長として配置したり、タイムリース社の管理主任である星ハルカを彼女が16歳の頃に誘拐し最後の切り札になるよう洗脳していた。
更には最終目的のために会社を計画倒産させ、普段からミスばかりのクリーン悪トリオはもちろんのこと、自らの手駒として生み出した球四郎ですら用済みになった際に抹殺を図った。
クリーン悪トリオは悪運の強さからか最後まで生き延びたが、球四郎は次元の狭間へと飛ばしている。
上記の計画の最終段階として、洗脳した星ハルカを操りサイキックロボットのデータを奪取。さらにイッパツマンを呼び出して正体を現し決戦を挑み、星ハルカと戦わせるが、あと一歩のところでハルカの洗脳が解けて敗北する。計画の失敗を悟り円盤で逃げようとしたが、三冠王の三冠アームガンで撃墜されて爆死した。
シリーズ中、初の善玉によって倒された三悪の黒幕となった。