「行けよファングゥッ!!」
CV:浪川大輔
舞台版キャスト:船木政秀
人物像
トリニティ兄妹の次男、ガンダムスローネツヴァイのマイスター。
短気かつ好戦的な性格であり、チンピラじみた言動の人物。
戦争を遊びとしているところがあり、劇中ではガンダムの圧倒的な性能で、敵機を嬲り殺す場面も多々見られた。
加えて妹のネーナを溺愛しており、プトレマイオスに乗船した際に、ネーナが突然仕掛けたキスを刹那が拒絶して突き放した時には、その一部始終を見ていたにもかかわらず、ナイフを取り出して刹那を威嚇した。
プトレマイオスのクルーに対しても挑発的な態度を崩そうとせず、ティエリアやロックオンはおろか、普段は温厚なアレルヤとすら一触即発の空気になりかけた。
三ヶ国合同軍事演習の初登場時では、人革連軍の猛攻を受けていたキュリオスを救出した。ユニオンのMSWAD本部襲撃の際は、戦いを挑んできたハワード・メイスンを殺害している。
しかし、それ以降は特に目立った活躍をしておらず、むしろエクシアを初めとしたプトレマイオスのガンダム達や、GN-X部隊との戦闘で回を追う毎に苦戦描写が増えていった。
その後、国連軍の追撃から逃れる途中で協力者と偽って現れたアリー・アル・サーシェスに不意打ちの銃撃で射殺され、乗機であるスローネツヴァイを奪われた。
TV版本編に登場したガンダムマイスターの中では最初の戦死者になる(モビルスーツ戦すら行わずに戦死したのは彼だけである)。
当初からその噛ませ臭あふれるキャラクターから、ただでさえ噛ませ感が強いトリニティ3兄弟の中でも、ぶっちぎりの噛ませとしてファンからは予想されていたが、蓋を開けて見れば予想の斜め下を行くあまりにしょっぱ過ぎる活躍と最期で、最早ろくな噛ませにすらならなかった。
そのせいで、搭乗機のスローネツヴァイは主にサーシェスのおかげで印象に残っているが、彼自身の事はあまり印象に残っていないというファンも多いらしい。特に00本編をよく知らない人に至っては、スローネツヴァイの正規パイロットはサーシェスとして認識している人も少なくない。
ティエリアに対し「惜しいねぇ。あれで女だったらほっとかねえのによ」とボヤいてる場面があり、実際彼は2ndシーズンで一度女装することになり「可憐」と評されるレベルで女装が似合っていたのでこの点に限ってはミハエルの見立ては確かだったのかもしれない。
ぐえー!(ネーナ)ミハ兄ー!
ミハエルの断末魔のセリフとして知られているが、実際には言ってないセリフ(実際は断末魔すら言わずに即死している。『ウッ』という声が辛うじて聞こえる程度)。厳密には「援軍って、1機だけじゃねーか」とサーシェスに愚痴った台詞が彼の最後に発した言葉である。
由来は「エロ同人みたいに」で有名なサークルOMEGA 2-Dの同人誌「私立トレミー学園」のネタだったのだが、実際に言っていたようなコラ画像が作られ一部でネットミームとなった。
関連タグ
アレハンドロ・コーナー ラグナ・ハーヴェイ アリー・アル・サーシェス
アルフレッド・イズルハ、カツ・コバヤシ、リディ・マーセナス、ゼラ・ギンス:浪川氏が演じたガンダムキャラクター達繋がり。アル以外の3人はそれぞれミハエルとは別ベクトルで本編での扱いが微妙なキャラと言う共通点があるが、カツとリディは良くも悪くも印象に残るキャラにはなっている。