概要
三人の悪ガキトリオが『地獄堂』の主人から不思議な力を授かり、悪霊や心霊、はたまた死神や魔物などと戦うジュブナイル怪奇アクション。
当初はポプラ社から出版されていた小説作品。イラストは前嶋昭人。後に講談社から装丁などを変えたものが完全版として出版されている。青い鳥文庫からも発売されている。
なお、ポプラ社版では未完であったが、完全版に移行して新作は出る方向にある。完全版以降のイラストはみもり。
ファーストシリーズは全五巻、六巻よりセカンドシーズンへ突入。既刊八巻。
なお、八巻の最後で『サードシーズンも書いていきたい』と述べており、九巻が発売されることが予測されていたが、作者の急逝により断念。
ストーリー
小学生のてつし(金森てつし)、リョーチン(新島良次)、椎名(椎名裕介)は、上院町では有名な「イタズラ大王三人悪」として君臨している超がつくワルガキトリオ。
ある日、彼らは薬屋「地獄堂」の主人「妖怪おやじ」から謎の力とアイテムを授けられた。
おやじの弟子として修行することになった三人悪は、幽霊や怨霊と戦うことに──・・・。
登場人物
漫画版
2008年11月より講談社刊の雑誌、「good!アフタヌーン」にて漫画版の連載が始まった。
作画は挿絵担当したみもり。現在十二巻が絶賛発売中。また六巻では『ドラマCDつき特装版』が『通常版』と共に発売された。
2020年9月に第一部が完結し、現在は『新・地獄堂霊界通信』として第二部の連載が開始されている。
OVA
1996年発売。DVDは2009年7月21日発売。監督は佐藤順一。
実写映画
1996年、東映系にて公開。製作は東映、東映ビデオ。監督は那須博之。
オカルト要素は強いが、それ以上にハチャメチャな喧嘩アクションの印象が強く、原作者自ら「失敗でした」と評した問題作。
後にインターネット等で小学生版ビー・バップ・ハイスクールと揶揄されている。
関連タグ
ズッコケ三人組:同じくポプラ社を版元とする、小学校高学年で同級生の3人の男子が主役の児童文学作品。