概要
『タイムボカン』に登場する三悪の女ボスの元祖。声優は小原乃梨子。
宇宙一高価といわれる宝石・ダイナモンドを探すため、部下のグロッキーとワルサーの3人で、様々な時空に飛ぶことができるタイムマシン「タイムガイコッツ」の改造メカを駆り、タイムボカン一同と火花を散らす。
最初は非情な女ボスとしての顔が強かったが、徐々にコメディタッチかつお色気描写が増え、タイムガイコッツが爆発する際に、おっぱいを露出することは日常茶飯事で、フルヌードを披露することもたびたびだった。
主な台詞
「スカポンタン!!」「やっておしまい!」はもともと彼女のセリフだが、完全にドロンジョのものになってしまった。理由は後述。
その代わり、タイムボカンシリーズで歴代キャラクターが揃う際は、「元祖の意地を見せてやるんだよォ!」「ヨイヨイサ!!」「ホイホイサ!!」などのやり取りががお約束になっている。
お約束
また、「今週のハイライト」(いわゆる秘密兵器)を使うたびに負けてしまうため、3人がボタンを押したがらず、口論になったり、何か競争をするのも後半の恒例で(その間にタイムボカン一行に逆転の機会を与えるのもお約束)、その際マージョが負けることが多く(ほとんどやらせの競争なのだが)、グロッキーに「ボタン押したのはマージョ様だから、マージョ様の責任ですよ」「お前たち逃げたじゃないか~、このスカ~!!」などのやり取りも恒例だった。
ドロンジョとの関係
実はタイムボカンの最終回で流れたヤッターマンの第1話予告で「マージョ一味がドロンボーになる」といった事を述べており、当初はマージョ一味とドロンボーは同一人物設定があった模様。
更にヤッターマン初期エピソードでもビックリドッキリメカへの抵抗手段や悪徳商売で今週のハイライトが用いられたり、ヤッターワンをタイムボカン呼ばわりする場面もあった。
マージョとドロンジョの服装や顔がほぼ瓜二つなのはその名残(声も同じ)で、タイムボカンシリーズを知らない人が両者を混同した人もいた程。
同一人物とされる筈だった三悪の改名前と改名後は以下の通り。
現在の公式設定では別人とされているが、もし同一人物設定が踏襲され続けていた場合、必然的にある人物がマージョの子孫となってしまう等、後年の作品のキャラクター設定に影響を及ぼした要素でもある。