概要
現代に生還した木江田博士が開発したクワガタムシ型のタイムマシン。初めて披露されたのが第29話で、初出動は第33話。出動回数は9回と、3台中で最も少ない。
蜂型の飛行メカ・ビーチクリンとダンゴムシ型のメカ・ダンゴロリンを搭載する。
肢の先端についている車輪で走行し、機体の翅を回転させて後部の噴射ノズルと合わせたヘリコプターのような形態で飛行する。
攻撃手段は開閉・回転・前方への伸縮が可能なアゴによるものと、肢を広げての体当たりなどの接近戦のみで(劇中グロッキーから「あれしか手がないのね~クワガッタンには」と言われた)ミサイルなど遠距離から攻撃出来る武器の描写が無い。
また、肢や翅が壊れてしまった時の他の移動手段もないため、総じてあまり強いメカではなかった。
備考
クワガッタン不遇伝説・作画編
放送中、クワガッタンはとにかく作画ミスが多かった。
- 操縦席のシーンに他のメカのシーンが流用されている事が多いうえに、ビーチクリン、ダンゴロリンへ向かうドアに描かれたマークがテントウキやシャクトリンになっている。
- 48話で、翅が閉じているのにローターが回っている
- カタパルトに設置されているはずのビーチクリンが描かれていない。
- メカニックデザインを手がけた中村光毅が描き下ろしたDVD用イラストで、前肢のデザインを間違えている。
クワガッタン不遇伝説・玩具編
おもちゃのラインナップではクワガッタンのみが外される事が多かった上、やはりデザインの間違いも多い。
永大
- プラモデル…300円の小型サイズのタイプのみ。
- グリップキャラクター…未発売。
バンダイ
- タイムボカンメカコレクション…未発売。(なぜかガイコッツがラインナップ入り)
バンプレスト
- タツノコメカアクションビークル…未発売。(メカブトン、ドタバッタンのみ)
ユニファイブ
- 超真合金グリップ…付属品のローターの翼が上下逆になってる上、カタパルトにヘリボタルが載っている。
ユタカ
- タイムボカンシリーズボトルキャップコレクション…機体にある黄色い三角の模様の位置を間違えている。
株式会社ベルファイン
- 1/100スケール プラモデル…ユニファイブの超真合金グリップ同様、ローターの翼が上下逆になっていた
ゲームでは
ゲーム「ボカンですよ」ではメカブトンと共にボスキャラに抜擢されビーチクリンをサブユニットとして、自慢の伸縮自在な顎と原作では使えなかったレーザー砲で攻撃してくる。
サブユニットのビーチクリンは攻撃を受けると反撃してくるため、攻撃範囲の広い機体ではかなりの強敵になる。
原作で戦っていたタイムガイコッツは正面攻撃に特化した性能のため、ガイコッツを使えば簡単に倒せてしまうというある意味原作通りの不遇さも残っている。
『タイムボカン24』
CV:櫻井孝宏
第10話より2体目のメインボカンメカとしてドタバッタンを差し置いて登場。メカブトン同様ロボモードに変形したり、スーパードッキング&コスプレ合体することも可能。
更にはメカブトンと合体する事で新たなメカ「ボカンドラゴン」になる事も判明した。
ドタバッタンが2期からの登場(設計図は1期の最終回で登場)になったことを踏まえると、本編中では優遇されていたのは間違いない。