概要
木江田博士が助手の丹平、グロッキーと開発したカブトムシ型のタイムマシン。
テントウムシ型飛行メカ・テントウキと、ヤゴ型潜水艇・ヤゴマリンを搭載する。
出動回数は最多の40回。
4つの車輪で地上を走行し、機体の翅を広げ後部のロケットブースターで飛行する。
角の先端を回転させての体当たりや、機体下部から発射されるミサイル、翅を開閉させての風起こし、ロボットの電子頭脳を狂わす磁力破壊光線など多彩な武器が装備されている。
エネルギーはタイム電池という巨大な乾電池型のバッテリーに入っていて、電池を交換する事で補充する。
それでも、毎回角やタイヤ、翅をこれでもかと言わんばかりに破壊されるのがお約束の展開になっている。
オープニングにもそのシーンが使われているが、製造当初は時間跳躍中は内部が重力異常状態になり、コクピットの搭乗者や積載物が無軌道に暴れまわるという欠陥があった。木江田博士の復帰後、この点は改善される。
次作『ヤッターマン』(昭和版)前期EDではドクロベエが後ろ姿で見ているテレビにメカブトンが映っている。
『タイムボカン24』
ビークルモード
ロボモード
CV:上田燿司
本作では4輪タイヤではなく、カブトムシと同様の六本の手足、翅はビームウイングと現代的な解釈になっている。
また、人型のロボモードへ変形したり、他のボカンメカと合体してパワーアップすることができる(※)。マスクは着脱可能で、何故か食べ物も摂取出来る。
大元の頭脳がインプットされているのか、アクダーマメカの樹液で誘い出されるなど本能には勝てない。
※・節足動物モチーフのメカとの合体や、複数のボカンメカとの大合体も可能にしている。
第11話でアクダーマの戦国武将メカの猛攻で大破してしまい、大々的な修理が行われた。その際にはクワガッタンが代わりを務め、短期間で現場復帰。
復帰と同時にボカンドラゴンへと合体変形する機能が追加された。
備考
タツノコプロの社屋の窓から入ってきたカブトムシがモチーフ。国分寺市鷹の台の雑木林の中にあり、クーラーのない部屋で窓を開けていたら入ってきたという。
当時タツノコプロはメインメカの殆どをプラモデルの色として使う事が出来る青、赤、黄、白の4色を基調としたデザインを多数排出しており、メカブトンもこれに倣って青を基調とした色でデザインされた。(実際にガイアノーツよりメカブトンに合わせた特色セットが限定発売されている)