三流悪役
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さんりゅうあくやく
全く理にかなっていない作戦を立てたり、主人公を抹殺するつもりが逆に成長を手助けしている、などの間抜けな行為をして、最終的にやられてしまう悪役。
有名な三流悪役は、クッパ、ばいきんまん、ドロンボー一味、ピラフ一味、ロケット団などが挙げられる。(一部三流と呼ぶには異論のあるキャラクターもいるが…。)
主に、「変な作戦を立てて、味方側を打倒ないし捕まえようとして(あるいは何らかのアイテムを手に入れようとして)失敗してしまう」「謎の爆発に巻き込まれて吹き飛ばされorボロボロになりながら退却したり、姿が変わったまま退散or放置されても次の回には元に戻っている」「最後の手段として巨大化or巨大メカに搭乗し、敗北してしまう」というワンパターンな行動を繰り返すのがお約束となっている。
「トムとジェリー」のように、主人公と三流悪役の追いかけっこを続けるオムニバス形式の話にもよく登場している。
三流悪役なだけに三枚目、三悪、第三勢力を兼ねていることが多い。
悪役の基地で主人公と同じように日常生活を送っていたりして、裏の主役を兼ねていることもある。
「地球戦隊ファイブマン」の「さかさまデー」の回のように、唐突に弱体化し、使いっぱしりにされてしまうことも。
主に子供向けアニメ等に出てくる憎めない悪役が有名だが、その類似品が出て来る場合もある。
- 真面目に戦っている悪役、トラウマを植えるほど強い悪役が(戦いが長期戦化している為、序盤は普通の悪役に見えるものの)、最後は三流悪役のように散っていくパターン
- コメディ作品で真面目な悪役が読者にギャグキャラのレッテルを貼られてしまったパターン
- 三流悪役集団だとミスリードしていたグループの一員が黒幕やクズモブだったパターン
などがある。
公式の憎めない悪役には、「メタ発言が多い」「自分たちが主人公に固執しているのを認めている(=主人公にリスペクトがある)」「部下や相方と息が合っていて漫才ができている」「視聴者と価値観がズレている部分にすぐに突っ込みや注釈(=間違えている理由)が入る」「毎度爆発オチなどの自業自得な目に遭っている」といった特徴がある。
しかしあまりに三流が過ぎてリストラされたり、最悪の場合は悪の親玉に粛清されてしまうケースも…。(パワハラ会議等を参照。)
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