概要
『大戦隊ゴーグルファイブ』の終盤に登場する謎の超エネルギー体。
富士山麓でゴーグルファイブとデスダークの交戦中に突如として地面から吹き出てきた。
「古代の地球に降って来た巨大な隕石が作り出した」とも言われているが、その正体や起源は不明。
デスダークが兼ねてからハイトロンエネルギーを入手しようと暗躍し、周辺一帯では方位磁石が狂ったり、ブレスレットの通信ができなくなったり、ゴーグルシーザーの飛行が不安定になったり、様々な効果をもたらした。
ゴーグルロボがスカンクコングを倒した後、暗黒巨大城デストピアがエネルギー体の上部に着陸した事でハイトロンエネルギーの吸収を始め、それ以降はデスダークの戦力となった。
合成怪獣の強化にも用いられ、ハイトロンエネルギーのカプセルが埋め込まれている。
ハイトロンエネルギーには「あらゆる物を原子に分解する作用」があり、デスダークは最終兵器「ダーク砲」のエネルギー源に利用し、地球上から全ての生物を消し去ろうと目論む。
第一の利用法としてハイトロンエネルギーを用いた物質転送装置を使い、東京の中心部のビルの屋上に瞬間移動し、ダーク砲の開発に取り掛かったが、エネルギーカプセルの運搬役を任されていたゾウガメモズーがエネルギーのあまりの強力さからワープする途中で別の場所に落下し、その光景を幼稚園児の少年に目撃されてしまう。
更にゾウガメモズーとゴーグルファイブの交戦中にダーク砲の建造任務に回っていたデスギラー将軍とマズルカが現れ、「その園児を人質にとる」という余計な行動に出てしまう。
ゾウガメモズーが計画を意気揚々と話した為にゴーグルファイブの知るところとなり、ダーク砲の完成目前でゴーグルファイブが来た為、デスギラー達は作りかけのダーク砲を持って転送装置でデストピアに戻り、計画は一旦挫折になった(転送装置はデスギラーとマズルカの撤退と同時に爆破された)。
第48話でダーク砲は完成し、デスギラーが設置場所を探すが、ゴーグルファイブが用意したハイトロンエネルギー探知器によってことごとく妨害された挙句、ゴーグルイエローの怪力でダーク砲は破壊された(レッド曰く「正常に作動しなかったから爆発の規模も最小限に留まった」)。
しかし、それと並行してデスマルク大元帥の作戦でマズルカを透明人間に仕立て、ゴーグルクーガーに乗り込ませ、未来科学研究所の潜入に一役かった。
第49話ではハイトロンエネルギーを用いたダークビーム砲が登場し、あらゆる物を原子分解する光線を放つダークビーム砲を手にしたデスギラーはクマコングでゴーグルファイブに最後の戦いを挑んだが、ゴーグルロボのFSI合金の前には歯が立たずに敗れ去った。
最終話で新たなダーク砲を完成させるもゴーグルファイブに破壊され、ゴーグルシーザーのミサイルによってデストピアが爆散した後、総統タブーは残されたハイトロンエネルギーを全て吸収した事で巨大化し、ゴーグルファイブに自ら最後の戦いを挑んだ。