ゴーグルブレス
ごーぐるぶれす
ゴーグルファイブのメンバーが、右腕に装着しているブレスレット型のアイテム。
五角形の本体に、各メンバーに対応したナンバリングが施されているのが特徴で、通信機や発信機としての機能が内蔵されている。故障した場合でも、基地で新たに作り直すことで再度使用可能となる。
また、内部にはメンバーが装着する「ゴーグルスーツ」も収められており、ブレスを胸の前にかざすことで本体が発光、全身に変身パワーを送り一瞬にしてゴーグルファイブへの変身を完了する。ブレスをかざす際には、全員揃っている場合は「ゴーグルファイブ!」、単独での場合はそれぞれのコードネームを叫ぶ必要がある。
ブレスは各カラーに対応したメンバーにしか使用できず、それ以外の者が悪用しようとするとたちまち高圧電流が流れるという、一種のセキュリティ機能も備わっている。実際に第12話にて、マダラマンが黄島太のブレスを奪って使用した際にこの機能が作動している。また対応したメンバーであっても、ブレスをつけた右腕を負傷した場合は変身できなくなるというデメリットを有している。
撮影用のプロップは2種類存在し、当初製作されたものは第7話まで使用されたものの、サイズが大きすぎたためにより小型化されたものが第8話より使用されている。
ゴーグルブレスは、スーパー戦隊シリーズ初となる商品化された変身アイテムでもある。もっとも、当時ポピーより展開されていた「デチョンパ」シリーズの一つとして発売された都合上、後年の変身アイテムのようなライト&サウンドなどによる変身遊びのギミックではなく、液晶画面に時刻表示とゴーグルロボのアニメーションが浮かび上がる、所謂キャラクター時計としての色彩が強めとされている。
こうした時計機能を搭載した変身アイテムは、その後も形を変えつつマスキングブレス(『光戦隊マスクマン』)まで踏襲されることとなる。