侍従

じじゅう

高貴な人物に付き従い、身の回りの世話などをする人。またお香の名称の一つ

概要

現代日本では、宮内庁の役職としてのみ残っている。イラストとしてはファンタジーの侍従についている。

また、『六種の薫物』の一つで、ものの憐れさを思わせる香りのするお香の名称でもある。

宮内省・宮内庁

天皇や皇后の身の回りの業務や側近を担当する侍従職が宮内庁に設置される。長である侍従長は認証官であり「オク」のトップである。その下に、侍従や女官、侍医が置かれる。

皇太子一家の側近を担当する部署は東宮職で、長は東宮大夫。その下に、東宮侍従や東宮女官、東宮侍医が置かれていた。

現在の侍従(令和元年現在)

	侍従職	上皇職	皇嗣職
長	侍従長	上皇侍従長	皇嗣職大夫
職員	侍従・女官・侍医	上皇侍従・上皇女官・上皇侍医	皇嗣職宮務官