概要
王室または皇室においてその側で雑務・奉仕を行う侍従職たちの長。
侍従職が担う事務を管理し、主上の事務を代わりに担当することもある。
国内の侍従長
1869(明治2)年に侍従が宮内庁に属するようになったことで、
1871年に侍従長が設置。徳大寺実則 河瀬真孝 東久世通禧の三人が任命された。
侍従武官長が陸軍から多く任命されたのに対し、戦前の侍従長は海軍出身が多い。
侍従長は侍従と等しく特別職であるので定年はなく、又認証官でもあり、天皇によって任免される。
- 徳大寺実則(1871/09/18~1877/08/29)
- 河瀬真孝(1871/11/02~1873/06/30)
- 東久世通禧(1871/11/27~1877/08/29)
- 山口正定(1878/12/24~1884/03/22)
- 米田虎雄(1878/12/24~1884/03/22)
- 鷹司熙通(1912/12/21~1918/05/15)
- 正親町実正(1918/05/27~1922/03/22)
- 珍田捨巳(1927/03/03~1929/01/16)
- 鈴木貫太郎(1929/01/22~1936/11/20)
- 百武三郎(1936/11/20~1944/08/29)
- 藤田尚徳(1944/08/29~1946/05/03)
- 大金益次郎(1946/05/03~1948/06/05)
- 三谷隆信(1948/06/05~1965/03/30)
- 稲田周一(1965/03/30~1969/09/16)
- 徳川義寛(1985/10/01~1988/04/13)
- 山本悟(1988/04/13~1996/12/12)
- 渡邉允(1996/12/12~2007/06/15)
- 川島裕(2007/06/15~2015/05/01)
- 外務省出身の官僚。
- 河相周夫(2015/05/01~2019/05/01)
- 小田野展丈(2019/05/01~2021/04/01)