やめてください onちゃんを!
やめてください そんなにいじめるのは
ひどい!
概要
早起きクマさん襲撃事件とは、北海道テレビの番組「水曜どうでしょう」の出演者である大泉洋と鈴井貴之、局のマスコットキャラクターであるonちゃん(中身は安田顕)が同局の朝の情報番組「発信!生スタ 早起きクマさん」の生放送に乱入した放送事故である。
そもそもの発端
1998年12月8日。23日に放送予定である水曜どうでしょうの企画、「シェフ大泉 車内でクリスマスパーティー」のロケが北海道テレビ(以下「HTB」)の駐車場で行われていた。
この企画の放送日である12月23日には、本来別の企画が用意されていたが、クリスマスの特番のため時間が繰り下がり、急遽内容が変更されたものである。
そのため、パーティー会場は機材車やロケバスのバックドアを開いた間にブルーシートを張り、モールや折り紙の飾りつけをしただけの簡素なもの。料理に使う火はカセットコンロと網を張った焚火であった。
この企画で、大泉は様々な料理を出演者に「おみまい」したほか、出演者やスタッフは酒を飲んで酔っ払っていた。
詳しくはシェフ大泉の項目を参照。
第一の被害
そんな駐車場に通りかかったのが、当時、朝の5時50分から6時45分まで、HTBで放送されていた「発信!生スタ 早起きクマさん」(以下、「早起きクマさん」)の出演者とスタッフである。
運悪く大泉につかまった彼らは、大泉の作ったエビチリと「おにぎりの鶏包み」をお見舞いされた。
金子アナは最初は傷つけまいと「オリジナルですねぇ」と感想を述べたものの、エビチリのあまりの辛さにむせて涙目となった。
そして、藤村ディレクターは、「早起きクマさん」の生放送にほぼアポなし出演することを提案した。
生放送に乱入
藤村の提案を受けた一行は、生放送中であった「早起きクマさん」のスタジオに赴く。その結果、五十秒ほどの出演が許可された。
一行は、司会である金子のりとしアナウンサーと吉田みどりアナウンサーの後ろに立つ形で出演。吉田アナにより、「水曜どうでしょうとonちゃんがスタジオに駆けつけてくれました」と紹介を受けた。
しかし、どうでしょうメンバーは
- 明らかに泥酔していると分かるテンションで最初からしゃべりまくる。
- 泥酔しており、吉田アナに「とってもお酒のニオイが充満しています」と言われる。
- 鈴井が金子アナの坊主頭をなでる。
- 大声で叫ぶ
- 大泉が金子アナの頭に噛みつく(ような動きをする)
などの奇行を行い、しまいには生放送中にonちゃん(=安田)に対し殴る蹴るの暴行を加え、フルボッコにしてしまう。
この様子を見た吉田アナが放ったのが、冒頭のセリフである。
この結果、本来よりも短い時間のみの登場となった。(CMが入り、そのまま退場)
その後
この一件により、悪ノリが過ぎた藤村Dは始末書を書くこととなった。
ただし、情報番組に乱入したことではなく、局のマスコットであるonちゃんに対する扱いがあまりにもひどかったことが理由である。
また、金子アナはこのことが縁となってか、水曜どうでしょうの企画で製作された「onちゃんカレンダー」の撮影において、アシスタントとして大泉の撮影を手伝ったほか、大泉が使った機材も全て金子アナの私物である。
また、Twitter上で「#水曜どうでしょうもう忘れてやれよ大賞」というハッシュタグがはやった際、HTBの公式アカウントが、上記の吉田アナのセリフを引用したうえ、北海道内を流れる「ヤリキレナイ川」の橋でしぼんでいるonちゃんの写真を投稿している。
関連イラスト
pixivでは、当時のスタジオの様子をパロディーにしたイラストが投稿されている。