概要
1998年12月23日放送。全1夜。
放送当時の企画名は「新提案! 車内でクリスマス・パーティー」。
当初の予定では絵ハガキの旅最終回を放送予定だったが、クリスマスの特番編成によって放送時間が2時間繰り下がって「見る人がいないだろうから」という理由で急遽編成された。『Classic』までは絵ハガキの旅の第2夜と第3夜(最終夜)の間に編成されていたが、『プレミア』では放送順が入れ替わり、絵ハガキの旅の第3夜の次に編成されている。
南平岸のHTB駐車場に機材車・ロケバスなどのバックドアを開いてブルーシートを張り、簡易なキャンプ用のテーブル、カセットコンロと網を張った焚火の熱源を用意。そこでクリスマスパーティーを行った。
その際料理を担当したのは大泉洋。シェフ大泉がアラスカより帰国後早速の再登場となったが……。
シェフ大泉の料理でやいのやいのしているうちに早朝番組『早起きクマさん』の放送開始時刻が近づき、番組スタッフの好意で番組への飛び入り出演が実現。泥酔状態だったのもあって、安田顕が中に入ったonちゃんをボコボコに殴るなどの狼藉を働き、藤村Dが始末書を書く羽目に。
シェフ大泉の料理
- エビの塩焼きカリフォルニア風
軽い塩味で整えた海老の姿焼きと付け合わせの野菜。その野菜でアメリカっぽい雰囲気を出していた。調理過程がシンプルだったためか、この日に提供された料理の中で最も高い評価を得た。
みじん切りのニンニクと生姜を油で炒めて香りを出し、トマトケチャップ、大量の塩、大量の豆板醤、大量の紹興酒、紹興酒の内蓋、シェフ自ら「致命的」とした悲しいほど弱々しいカセットコンロの最大火力で頭と身を煮出して濁りきった海老の出汁を加えた特製チリソースに海老の身を戻し、致命的にも程がある火力のままグッツグッツ煮込んだ史上最凶の一発。鈴井評は「コクがなく、ただ後味辛い」、安田評は「お前高血圧で死んじゃうよ!こんなもん食ったら!」と散々な評価を浴び、スタイリストの小松、土井Pの二人をむせさせてダウンに追い込み、後者は嘔吐をする程におみまいされた。
またも藤村や安田達から散々罵倒された大泉はキレて「ちっさいガス台で作ってみろよ!」と言った上、安田には「お前もう海老なんか半年食えねぇぞ」と(半年では済まなかったが)とんでもない予言をしてしまう顛末であった。
さらに悲劇は終わらず、当時HTBで放送されていた早朝番組「早起きクマさん」のアナウンサーである金子としのり氏、吉田みどり氏、本間浩一郎氏らが出勤してきた際、彼らを拉致してこれをおみまいし、むせさせた。(吉田氏に関しては小刻みに震えていた。)
- 二品目 番外:出汁を取った海老の頭
前述のえびチリの出汁を取った際に使用した海老の頭をそのまま出した物。安田曰く「これうまいよ!」と言っていたが、今回の料理を最後に彼は海老を口にする事ができなくなってしまった。
丸鶏の中にぶつ切りの長ネギ、食べかけのホタテおにぎり、殻のままの生卵を詰めて薪火で土井の表面が軽く焦げる程度に焼いた豪快な鶏料理。メインはあくまで鶏肉のエキスを吸ったおにぎりな為、食べる時はまわりは捨てるとのこと。
鈴井からは「海苔は入るんですか?」「ホタテも?」「食べる時おにぎりは出してよ」と質問されたが、尽く「海苔は入るに決まってるでしょう」「ホタテおにぎりなんだから(ホタテも入る)」「食べれるもの入れるんだから出さない」とシェフの暴論が通ってしまった。
こちらも先程の「早起きクマさん」のアナウンサー、吉田氏が食べたが、先に食べたえびチリのせいもあってかむせていた。
なお、鶏肉の中に放り込まれた卵は後々に確認したところ生だったらしい。