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シェフ大泉

しぇふおおいずみ

『シェフ大泉』とは、HTBによる映像作品『水曜どうでしょう』に出演する料理人の名称。
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概要

HTB制作のローカルバラエティ番組水曜どうでしょう』で大泉洋が演じる料理人

構成

無謀な強行スケジュールで展開する海外旅行企画を続けるうち、諸々の都合で自炊をしなければならない事情を迎え、料理特技とする大泉にお鉢が回ってきたことで生まれた迷キャラクターの1つ。

後年の本人曰く「あの頃は料理の未熟だったから」と述懐するが、それを考慮しても余りある数々の迷惑料理をスタッフ一同におみまいした。

なお、彼が料理をする原因は「他に料理できる人がどうでしょう班にいない」ため。

特徴

とにかく調理環境道具にうるさく、厨房に立つまでは料理や献立について饒舌に語り、至極当然の忠告や提案を受けてもまるで聞き入れないなど、料理人としての誇りから来る頑固さを一貫する。ところが、いざ包丁を持って調理が始まるとその腕前に不安を覚えざるを得ない大小様々の失態を犯し、肉を「臭みを取りますから」「的に外せない」という名目でフランベする様子をやたらと見せたがり、それらの工程を経て完成した料理の大半は「美味くはないが食べられないことはないレベル」に留まる微妙な判定に終わる。即ち、料理に対する知識量と実践経験が明らかに反比例しており、最も得意だと豪語するパスタも例外ではない。

あれこれと絞り出した知恵で工夫を重ねて作り出される渾身の一品がいずれも惨憺たる結果を迎える一方、ふとした閃きから目に止まった調味料を片っ端から使ったもの、または変に手を加えないものが意外な絶品となる場合もあり、想像の範疇を超えた食材と調味料の組み合わせで斬新な味を生み出す『奇跡のシェフ』の異名を持つ。

うまくなければ金いらぬ

シェフ大泉による歓迎の意「いらっしゃいまほ」「おみまいするぞー」を合図に開店する恐怖の移動先食堂ビストロ大泉』には鈴井貴之藤村忠寿嬉野雅道の常連3名、日本国内に限っては準常連のonちゃん安田顕)も含めた4名から成る被害者が常駐し、事ある毎に確実におみまいされている。

以下に列挙するメニューはその代表例であり、調理または調味のポイントを強調して記載する。

アラスカ

シェフ大泉が生まれる契機となった料理当番の様子を収めた回。

なお、全てをやり遂げて安堵に駆られたのか、最も肝心な3日目の締めで散々慣れ親しんだビストロの呼称を「ピストル」と口走ってしまい、これが口癖の「おみまいするぞー」と相まって「何かやらかす迷惑極まりないシェフ」のイメージが完成するに至る。

一日目(テーマ『オーロラ』)

完熟トマトの果肉、グリーンアスパラトナカイソーセージなどを軽く炒め合わせ、商標シールに気付かないまま中身をくり抜いたトマトに詰め直した軽菜。

ワインを振っておいたハリバットをフランベして火災報知機を作動させレタスなどの野菜の上に盛り付けてオーロラソースを流したフィッシュサラダ。

海老、トマト、ブロッコリーを赤ワイン、ニンニクなどで調味したソースに、茹で上げて放置した間に膨張しきった細目のを絡めたのような食感のパスタ。

二日目(テーマ『在庫一掃』)

  • 先制攻撃(前菜):新鮮のハリバット混ぜ

白ワイン、胡椒、シーズニングスパイスバターで味付けして電子レンジで蒸したハリバットをほぐし、溶き卵と合わせて焼いた変わり種オムレツ

  • サラダ:昨日の残りのサラダ
残り物の生野菜を平に盛り合わせ、上からたっぷりのが染み出たままの細切りベーコンを油ごとかけたフレーバーサラダ。

  • 本日のスープ:トムヤムクン風オニオンスープ
海老、ソーセージ、玉ねぎなどを煮込んだスープに青唐辛子で辛味を、レモン汁とトマトで酸味を加えた辛酸の味を体現した激辛スープ。

  • 本日もパスタ:ハリバットとアスパラのスパゲティー 白ワイン風
フランベしたハリバットを海老、グリーンアスパラ、ベーコンと炒め合わせてレモン汁を振り、もっちゃりと茹で上がった麺にもっさり絡めたごちゃ混ぜパスタ。

たっぷりのホイップクリームの上にバニラアイスを乗せ、バーボンオレンジジュースを混ぜたソースをあしらった嫌な寒気を誘う冷製甘味

三日目(テーマ『時間が押してます』)

アサリ、白菜、ベーコンに少量の塩と隠し味のバジルを加えて整え、藤村曰く「単に塩味」「ですよね?」と評した素材勝負のスープ。

塩胡椒で下味を付け、火柱が立つほどフランベしたサーモンと貝柱にグリーンアスパラのソテーとスライスレモンを添えた会心作。

  • 本日もパスタ:ペスカトーレ
特製の魚介入りトマトソースにいつに無く増殖したパスタを手早く絡め、大泉をして「ビーフン」と認めた思わずむせてしまうパサパサパスタ。

色とりどりのフルーツにたっぷりのメープルシロップとレモン汁をかけ、傍らにこれまたたっぷりのホイップクリームを添えたオチの一発。

クリスマス

アラスカからの帰国早々の登板となったが、シェフ大泉関連企画中で最も凄惨なおみまいをもたらした伝説の回。

プロデューサー土井巧嘔吐に、頑健が売りの安田を海老アレルギーに、悪乗りが過ぎた藤村を始末書提出に追い込んだ。

軽い塩味で整えた海老の姿焼きを、添え物の野菜の盛り付けで強引にアメリカ雰囲気に仕立て上げた肴。

みじん切りのニンニクと生姜を油で炒めて香りを出し、トマトケチャップ大量の塩、大量の豆板醤、大量の紹興酒、紹興酒の内蓋、悲しいほど弱々しいカセットコンロの最大火力でと身を煮出して濁りきった海老の出汁を加えた特製チリソースに海老の身を戻し、致命的にも程がある火力のままグッツグッツ煮込んだ史上最凶の一発。

丸鶏の中にぶつ切りの長ネギ、食べかけのホタテおにぎり、のままの生卵を詰めて火で土井の表面が軽く焦げる程度に焼いた豪快な鶏料理。

ワカサギ釣り編

冬期の定例企画となった『氷上ワカサギ釣り対決』第2弾の後、氷結した篠津湖(しのつこ)の湖上に設置された簡易調理台を舞台とした回。

シェフ大泉関連企画中、この時のみべらんめぇ口調喧嘩を持ち味とする『花板大泉』で登場した。

  • 一品目:わかさぎ懐石 食前酒
釣ったばかりのワカサギを使い捨てプラスチックコップに注いだ日本酒の中にそのまま入れた食前酒。この一品は冗談半分に用意したものだったが、鈴井が踊り食いの要領で飲み干して逆に大泉を驚かせた。

  • 二品目:わかさぎ懐石 わかさぎのお造り
釣ったばかりのワカサギに全く包丁を入れず、飾りの食用などで彩ってもスカスカの舟盛りでなおピチピチと跳ね回る鮮度を第一に、吐き気を催す腹わたの苦味を味わい尽くす常識外れの活け造り。

  • 三品目:わかさぎ懐石 新メニュー(海老とわかさぎの炒めもの 添え)
まず前の二品を無かったことにし、エビ、小麦粉をまぶしたワカサギを中華鍋で自慢げにフランベした後、適当な野菜と頼んでもいないのに次々と放り込まれる今まさに釣りたてのワカサギ、大量の油を加え、極寒の寒風に晒されて付いては消えを繰り返すコンロの頼りない火力でベトベトになるまで炒め合わせ、桜の花の塩漬けをあしらった何から何までしっちゃかめっちゃかな炒め物。

スタッフ一同の撤収開始が持ち上がったために渋々作り、結局は「わかさぎは天ぷらに限る」の答えに辿り着いたごく無難な揚げ物。前の三品の酷さについて「環境が悪い」と丁々発止の言い争いを藤村と繰り広げ、とうとう料理企画そのものの放棄まで口にしたものの、同年の夏に後述の『シェフ大泉 夏野菜スペシャル』で(散々に騙されて)活躍する布石となった。

夏野菜スペシャル編

経緯はリンク先『おいパイ食わねぇか』を参照。

ピーマンの肉詰めに農園産の人参未熟トマトを添え、鈴井曰く「コレ(青トマト)が一番美味しい」と評した主菜台無しの肉料理。

刻みニンニクで炒めたホタテをフランベしたものを茹で上げたジャガイモ牛乳と共にミキサーモーターから普段聞かない異音を発する程度に撹拌し、ムース状に仕上げたソースの上に鯛のソテーを、周囲に数種類の農園産野を散らした調理過程からは想像し得ない成功を収めた魚料理。

  • 三品目:夏野菜のパスタ
数種類の農園産野菜と鯛を炒め合わせ、味のアクセントに種ごと刻んだ2本分の農園産青唐辛子を加え、大鍋で茹でた小指ほどのブロッコリーを彩りに添えた山盛り極辛パスタ。

  • 四品目(メインディッシュ):夏野菜の料理 びっくりカルツォーネ風
鯛のに生と青トマトを詰め、大泉自慢のパイ生地で包んでオーブンでじっくりと焼き上げ、鈴井曰く「うわぁ」、大泉曰く「おぉぉう」と絶句させたパイ生地を使う意味がまるで無かった渾身の失敗作

加熱したカボチャと農園産小玉スイカを皿に盛り、陶工半角斎一門の備前焼人形『藤村』(作・半角斎=大泉)と『on』(作・く斎=藤村)を添えた安心の一品。


番外:ヨーロッパリベンジ編

本編ではほとんどカットされてしまったがDVDの特典映像として収録されている番外編。
初日からの野宿で大泉と嬉野が死にかけ、最後の方で大泉がぶっ壊れ、その翌日には藤村が入れ違いにぶっ壊れた地獄の企画の中で埋もれてしまった部分。
実際には直前の夏野菜スペシャルで大喧嘩したにも関わらず、ほかに料理ができる人が居ないが故の苦肉の策だったが、素材が限られていたことも有って珍しく大成功となった。

  • 一品目:ベーコンとキャベツのソテー
大泉が千歳空港のレストランから拝借してきた調味料の中に塩がなかったが、代わりの胡椒とベーコンの塩分で普通においしいソテーとなった。普通においしかったのと疲れ果てていたことも有っておかわりも付いた。

  • 二品目:焼いたソーセージ
フライパンで焼いただけのソーセージでほぼまんま。
ありあわせの食材で腹を満たせる料理を作るのが目的だったので全くこだわっていない。

  • 三品目:混合インスタントラーメン
間違えて二種類買ってしまったインスタントラーメンの二種類あるスープと味を調えるための醤油を混ぜて作り上げた即興スープにインスタント麺をぶち込んだ代物。
内容故に最初は藤村はいらないといったが、ミスターがおいしいと大絶賛したため即手のひら返しをして大泉に「ちょうだい」とねだった品。
実際、調理方法が解読不能だったことも有ってほとんど即興仕立てだったにもかかわらずおいしい仕上がりとなっていた。なお、元々何味のスープだったのかは不明。


ユーコン

藤村の怪物振りを遺憾なく発揮した企画『対決列島』の敗北条件に従ってカナダのユーコン川を下る中、いつの間にか料理をする流れになった回。

一日目は「日本vsカナダ 料理対決」と半ば無茶振りされた思い付き企画で料理する羽目になり、常連3名からことごとくワースト認定を受けた伝説の一品『グレーリング飯』を、二日目はあまりに料理の出来栄えが酷かったために「主だった食材を分けてもらえない」という前代未聞の事態に陥ったものの、持参したドライフードを駆使して汚名をすすぐ奇跡を起こした。

一日目(テーマ『日本の味』)

肝心のパイクが手に入らなかったために断念したの一発。

ツアーガイドのピートが持参したムースの赤身肉と数種類の野菜を煮込み、汁の色が澱んだ所に河原で見つけた野生のチャイブ(アサツキの一種)を茎葉ごと放り込んで香りを付け、出汁入り味噌で仕上げた折衷味噌汁

  • お食事:グレーリング
渓流魚から出汁を取る要領でしっかりと焦げ目が付くまで焼き、一度落としたものを川で洗って白飯と炊き込んだ生臭さ満点の混ぜご飯。

二日目(テーマ『食材に触るな』)

  • スープ:カレースープ

ドライライス入りビーフカレーと即席しじみ汁を合わせたスープにブロッコリーを入れ、ウォッカ、大量のレモン汁、燃えるような辛さのミックススパイスで調味した摩訶不思議なスープ。

バターで炒めたブロッコリーをウォッカでフランベし、冷飯と合わせ、それぞれフリーズドライの一膳用麻婆牛丼カツ丼で複雑な味の深みを加え、とどめに大量のレモン汁で仕上げた支離滅裂なチャーハン。

水曜どうでしょう祭2013編

番組を語る上でどうしても欠かせないシェフと被害者代表の鈴井が直接対決する生公開料理企画『シェフ大泉vs板長鈴井』の回。

シェフ大泉15年の集大成となる2品を披露するつもりだったが、勝つために用意したあらゆる秘策が全て裏目となり、「アラスカの再来」と呼ぶに等しい腕前を見せつけた。

  • 本日のパスタ:無理矢理北海道パスタ
オリーブオイルをたっぷり注いだフライパンにニンニクのみじん切りを入れ、強火でナス、生とうもろこし敵陣から盗んできた茹で上がりの良いブロッコリーと湯剥きトマト、試食で気に入ったかまぼこを炒めておき、別のフライパンで炒めた北海道産高級ブランドラム肉、海老、タコ 帆立貝をIHコンロを使っているにも関わらずライターを用いて無理矢理フランベし、一頻り燃え盛ったのを確認して刻んだ鷹の爪で調味したものを先程のフライパンに合わせ、時間の都合で急遽変更した細めのパスタを絡め、大量の塩コショウ、オリーブオイルでとどめを刺した、大泉が「二郎インスパイアの大盛りでマシマシも可能」「北海道の食材を乱暴に使っている」と胸を張るパスタ。

審査員の嬉野曰く「脂っこい」、審査員に潜り込んだ藤村曰く「味無い」、相手の鈴井曰く「アラスカを思い出します」と立て続けにシェフの料理らしい評価を連発したものの、実はこのパスタは二段構えであり、真の姿は大泉監修のスープカレー『本日のスープカレー』を絡めて食べる『つけカレースパゲッティ』という本末転倒になりかねない代物であったが、嬉野・藤村両名で「味があっち行ったりこっち行ったりバタバタしている」、藤村単独で「アメリカのレストランとかで出るお前がすごい批判するヤツ」「キャンピングカーの中で何度も見た覚えがある」と案の定の感想が寄せられた。

調理開始前、ずっとパイ生地を準備してきた知り合いの料理人本人の口から明かされた「限りなくピザ生地に近い(パン生地)」とする爆弾発言にも臆さず、オリーブオイルを塗ったリンゴをパン生地で包み予熱が済んでいない状態からオーブンでじっくりと焼き、中のリンゴが3分の1露出すると同時に何らかの液体が滲み出すのを確認して焼成時間を追加し、力任せに切り分けたパンに異様な臭いを放つリンゴを乗せた、大泉曰く「レッドバロンのマーク」と称する質実剛健なアップルパン

嬉野曰く「これは単純な話で、あったかいリンゴなんですよ」、藤村曰く「いつも思うんだけどオメェの料理、的確な言葉が浮かばないんだよ」とこれまた類を見ない評価を受けた。

余談

先述の通り、シェフ大泉関連企画において他の追随を許さない最大級の評価を受けた一品はグレーリング飯であり、以下は常連3名による『こんなもの食えるか!ランク』(2001年度)の評価表である。

審査員一位二位三位
鈴井社長わかさぎの活造りエビチリグレーリング飯
嬉野先生アラスカ初日のスパゲッティグレーリング飯不明
魔神藤村グレーリング飯不明不明

関連イラスト

  • 自慢のパスタ
ピストル大泉


食感的にはモチに近いね。

  • シェフと愉快な仲間たち

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食べたら死ぬよこれ!!

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HTB 水曜どうでしょう 料理 おいパイ食わねぇか
大泉洋 鈴井貴之 藤村忠寿 嬉野雅道 安田顕

ザ!鉄腕!DASH!!:夏野菜スペシャルから15年を経て同じことをやらかした番組。

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