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日本語に直すと極超短波。UHFはUltra High Frequencyの頭文字。波長が10cmから1mほどとVHFに比べて短い。

特徴編集

波長が短い分あまり遠くまで届かない。障害物があればそこを避けるとかそういうことをあまりしないため、送信所から見通せる範囲がおおよその通信可能エリアとなる。しかしたまにであるがスポラディックE層やラジオダクトなどの影響により遠くの送信所の電波を受信することがある。

一例として長野県飯田市で広島県の放送局テレビ新広島を受信したことがある。

利用例編集

一番身近なもので地上波テレビ放送がある。

テレビ放送では周波数帯域で470MHzから770MHzを使う。しかしテレビなどの受信機では周波数で表されることは少なく基本的に物理チャンネルという表記を使う。

テレビ放送で使われる物理チャンネルは13chから62chだが、現在は52chまでに集約されている。しかし一番利用されているのは13chから30chの所謂ローバンド帯域である。

親局でVHFを利用するテレビ局もデジタル化でUHF帯域を使用している。アナログ時代にもUHF中継局は多数置かれていた。

親局がUHFを使うテレビ局が同じ県内や地域内で1局しかない場合はそこを「U局」とか「Uチャン」と呼ぶことがあった。テレビ放送黎明期にはVHF帯域にしか対応しないテレビが多く、UHF局を受信するにはコンバーターが必要だった。

茨城県日立市(NHKが実験局開設)や神奈川県小田原市では地形の影響で東京タワーからの受像が困難で難視地域になっていたため、1964年にUHFでの中継局(NHK,教育,NTV,TBS,フジ,NET,東京12チャンネルが開局した。もちろん日本向けオールチャンネルのテレビは生産しておらず真空管式のUHFコンバータにより受信した。(米国向けのテレビに使っていた6AF4Aをコンバータに入れVHFの空きチャンネル(関東なのでVHF2ch)で受像していたが、カラーになるころには真空管よりトランジスタ化されたUHFコンバータが販売された)なおオールチャンネルは早い段階で米国では義務化されたが日本では義務にならなかった。) 初期はオールチャンネルはカラーテレビのオプション設定で5000円程度高った。(後期の押釦選局ではオールチャンネルになった)初期の開局で比較的出力が高く伊豆半島で東京タワーからの受像に難儀する場合小田原局にUHFアンテナを向けられた。

地上波テレビジョン放送以外での用途編集

アマチュア無線(430MHz・1.2GHz・2.4GHz帯)、タクシー無線(450MHz帯)、電子レンジ、2.4GHz帯無線LANBluetooth

3G4Gなど。

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