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アマチュア無線

あまちゅあむせん

アマチュア無線は、無線技術に対する個人的な興味により行う、自己訓練や通信、また技術的研究のこと
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この無線は趣味のひとつであり、利用するためには、運用するための資格である無線従事者免許(日本の場合、1~4級までの免許、およびほかの無線免許でも運用可能な場合がある)と電波法などの法律に基づいた許可を得た無線設備(法律で定められた周波数を用い、認められない周波数へ電波や過剰な出力を出さないなどの条件が存在する)が揃って初めて運用可能となる。なお、無許可で利用すると検挙される対象となる(参照参照)。

詳細

 無線に関して、使用される周波数は各国で決められている。例えば日本の場合は混信が発生するため空中線電力に関しては厳しいものの周波数帯の制限が緩いという特徴が存在する。また無線の利用形式には大まかに分けて「営利」および「非営利」となっており、この無線は後者に該当する(この形式に該当するのは市民ラジオいわゆるCB無線であったり、パーソナル無線、特定小電力無線などが該当する)。
 この無線のうち「無線技術に対する個人的な興味により行う、自己訓練や通信、また技術的研究」のために用いられるものをアマチュア無線と呼び、免許を受けて行うことができる。

免許

 この無線を運用するためには個人で取得する無線従事者免許証および通信機に対して与えられる無線局免許状が必要となる。前者は試験により取得可能(受験料5000~10000円程度、合格率60~50%)であり一部の免許は講習により取得可能(講習期間は2日程度、3万円程度を見ておくとよい)となっている。後者は機種により変わってくる。
 市販され技術基準適合証明を取得しているものと、市販されているが古いものや海外のものでメーカー側で試験を行っていないものや市販品や他の無線機を改造したものや完全な自作などでは異なり、後者の場合、TSS株式会社日本アマチュア無線振興協会にて通信機の保証を受ける必要(数千円の費用がかかる)があり、その後双方ともに総務省にて申請を受ける(ここでも数千円の費用がかかる)ことにより得られ、同時にコールサインが入手できる。
 なお、無線従事者免許に関しては一回取得すれば剥奪されたり返納したり本人が死亡しない限りは有効であるが、無線局免許状は5年間の有効期限が存在し、その後再取得しなければならないうえ、電波使用料が無線機ごとに課せられる。

無線機

 この趣味に関しては通信機修理改造、および自作なども含まれることがある。例えば壊れたラジオをいじって周波数帯にあった受信機にしたり、この無線で用いられる周波数ではない無線機をこの周波数向けにしたり、電源を入れるのも危険な状態の古い通信機などをいじくって修理したりして使うことがある。
 また、通信機本体ではなくアンテナなどの付属部分などを改造してよりよい通信が可能となるようにすることも行われている。
 これらの部品の入手先は電気街とよばれる秋葉原日本橋、大須(名古屋二存在する地域、浅草巣鴨と電気街が混在したらこうなるといった状況となっている)などが著名である。
 無論これらは市販品も存在する。ただし現在においてはこれはとても高価なものである(技術基準適合機の新品で数万円から10万円を超えるものまで)。

利用

 通信方法は大まかに分けて無線による電信(モールス信号等を用い意思疎通を行う)および電話(音声により意思疎通を行う)が主であるが、データ通信および映像放送も不可能ではない(無論複雑な通信方法は電波をより多く食いつぶすため注意が必要である)。
 近距離の送受信を楽しむほかに、遠距離の送受信(特に短波と呼ばれる3 - 30MHz帯の電波は電離層に反射され遠距離まで届くことがある)などの楽しみもあり、このあたりBCL(Broadcasting Listening、遠距離での放送などを楽しむ趣味のひとつ、放送局に受信報告を連絡するとベリカードがもらえることがある)と類似している。
 また、これらの無線局と通信した場合交信した証(QSLカード)がもらえる場合があり、コンテストなども行われている。

ユーザー

 アマチュア無線で通信を行う人を一般にハム(アマチュア無線技士)と呼ぶが、誤用としてアマチュア無線そのものをそう表現することがある。
 日本のユーザー数であるが、1980年代に最大になったものの、以降は不良ユーザーおよび不法ユーザーの増加によるマナーの悪化、他の通信手段の入手(例えば携帯電話インターネット)によりその数が減り、今まで商品を出していたメーカーや商品を取り扱っていた店舗が採算が合わなくなり通信機や付属品の入手が困難となり価格が上がる、さらに新規ユーザーが減る、という負のスパイラルとなっている状況である。

その他

  • 通信の場合「アマチュア」という言葉は「私的学究」の意味で用いられている。
  • 日本以外の国に関しては各国の法律により扱いが異なる。
  • 無線従事者の試験は無線工学および電波法等諸法律のマークシート
  • モールス信号などを用いた電信の送信は第3級アマチュア無線技士以上の資格が必要。
  • スキーおよびバイクなどのアウトドアスポーツで有効であったものの、現在では他の免許不要の通信機にその役割を譲っている(ただしそれらの通信機にもデメリットがある)。
  • 海外で使用されているトランシーバーには日本国内ではこの無線で使用する周波数を用いているものがあり、日本で使用すると電波法違反になるものが存在する。
  • 海外で販売されているアマチュア無線用通信機の場合日本の規格に適合しないためかなり面倒な改造が必要となることがある。
  • また、日本の通信機、特に特定小電力無線は国外に持ち出すとその国では違反となることがあり注意が必要である。
  • 海外の一部の国では日本で取得した免許でその国でアマチュア無線を運用することができることがある(ただし一部の免許では運用できなかったり制限がかかったりすることがある)。

関連項目

電波 アマチュア
ケンウッド

参照

wikipedia:同項目
googleなどの検索結果
日本アマチュア無線連盟
日本アマチュア無線振興協会
QCQ企画
TSS株式会社
総務省 電波利用ホームページ

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