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概要

1955年〈昭和30年〉2月15日生まれ。別名、米村 傳治郎、米村 伝治郎(読み同じ)。旧姓・戸谷。

大学院で知り合った女性と卒業後の1982年に結婚し、米村姓を名乗る。教授の紹介で、自由学園の講師を務める。

自由学園で教師の面白さを知り、1984年に東京都教員採用試験を受け合格した。その後、理科教師(物理)として活動。

1993年頃から米村はNHK教育テレビの番組製作を手伝うようになった。「やってみようなんでも実験」では自ら出演して実験を披露するようにもなった。

1996年3月に都立高校教師を辞し、サイエンスプロデューサーとして独立する。

各地の学校や科学館からの講演依頼が米村のもとに殺到した。米村は「最初のころは講演依頼に従って話をしていたが、講演だけでは時間がもたないため実験を取り入れ、次第に実験の比重が多くなり、アシスタントや実験装置が徐々に増え、実験の間に話を混ぜていくサイエンスライブショーの構成ができあがっていった」と述べている。

米村は科学技術館の「ワークス」でサイエンスショーの実演をする一方で、地方から依頼のあったサイエンスライブショーの公演を行うようになった。1998年、科学技術館で米村の実験助手を務めていたチャーリー西村などと共に、「米村でんじろうサイエンスプロダクション」を立ち上げた。

「でんじろう先生のはぴエネ!」(2009年から)では、実験や物の仕組みを解説しているが、中には火縄銃チャクラムといった武器もあり、しかも実際にそれを試射、投擲している。余談だがでんじろう先生は、中学時代に火縄銃作りに没頭していた際、火薬の詰めすぎで銃が破損してしまい、左手に大怪我を負った過去がある。

米村が作った主な理科実験(主にサイエンスショーや番組で実演)

木炭電池

木炭とアルミ箔(またはアルミ缶)、食塩水で作る金属空気電池の一種である。

空気砲

比較的狭い開口部から急激に空気が押し出されるときにできるドーナツ状の渦輪を発生、観察するための装置である。

百人おどし(静電気実験)

「静電気実験」とも呼んでいる静電気を使った参加型の演示物理実験である。

ペーパーブーメラン

溶けた鉛に指を入れる実験

投石紐の使い方

青銅のナイフの作り方

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米村でんじろう
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