沈黙の祈りに囚われた、従属の魔術師
※この記事にはまだアニメ化されていない内容も含まれています。原作未読の方はご注意下さい。
プロフィール
年齢 | 15 |
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出身地 | イギリス |
種族 | 人間 |
性別 | 女 |
寮母 | オリヴィア |
CV | 河瀬茉希 |
概要
CV:河瀬茉希(現在、幼少期)
漫画『魔法使いの嫁』に学院篇から登場するキャラクター。初登場は原作10巻第46篇。
主人公、羽鳥智世のクラスメイトの少女。
魔術師の名門、《七つの盾》の一つであるリッケンバッカー家のヴェロニカ・リッケンバッカーに従者兼毒見役として幼少期から仕えており、基本的には同じく従者であるエイプリル・アトウッド、メイ・アトウッドを合わせた四人で行動している。
自身の家であるサージェント家はリッケンバッカー家の分家の一つで、その中でもヴェロニカに宛がわれた家である。サージェント家単体としては諜報や暗殺が専門分野であり、フィロメラも学院内で気配を消す練習をしている。
チセが転入初日に倒れているフィロメラを見つけて介抱したことがきっかけでたびたびチセと二人で話すようになり、ヴェロニカからは「友達ができたようだから」と言われている。
容姿
白髪にピンク寄りの紫色の瞳。
前髪は斜めにカットされており、後ろ髪は幼少期にヴェロニカからもらった紫色のリボンで二つに結んでいる。
白髪は祖母のリズベス、父のアダム譲り、瞳の色は母のイリスからの遺伝と思われる。
身長はチセよりも低く150㎝台後半。
制服はネクタイにキュロット、ブーツ。
16巻で魔術書の使用により呪いと同化し、全身が黒く変化。髪は植物の根のように変化して四方に伸びている。
また、気配を察知されないようにするため肉体から自らの魂を切り離しアルキュオネの中に保管していたため身体が末端から崩壊していっており、指先が欠けていっている。
暴走してチセたちを取り込んだ状態から元に戻った後は肘までの部分のみが黒く変化していて、親指以外の指の第一関節からが欠けている。
人物、対人関係
口数が少なく、あまり積極的に人とコミュニケーションをとらない。
両親と過ごしていたころは活発な子供だったが、現在は自己評価が低く陰鬱とした雰囲気である。
前述のように主家の息女であるヴェロニカに仕えているが、彼女に対しては「何を考えているのかわからず怖い」と感じている。寝ているアトウッド兄妹に布団を掛け直してあげるなどの描写から、エイプリル・メイとの関係はある程度良好な様子。
自分のことを気に掛けるチセに対してどうして自分に構うのか問いかけた際には、嫌だったらもう話しかけない、というチセに人前で話すのが苦手だが二人の時なら構わない、と返答をした。
66篇でチセとした「いつか一緒にポプリをつくる」という約束が、結果的に魔法使いであるチセがフィロメラを助けに行く理由となる。
クラスメイトのリアンとはまたいとこであり、幼い頃はリアンの家に呼んでもらって二人で遊ぶことが多かったが祖母のリズベスに行動を制限され始めてからは疎遠になっており、リアンのことを「まっすぐで、人の裏を見るのが得意じゃなくて、いやになる」と言っている。
18巻でチセたちを取り込んだ際リアンとよく遊んでいた魔術師のパズルを拾い、この時もリアンと遊んだ思い出を語っていた。
同じくクラスメイトのアイザックとは廃棄塔での採集後腕を引かれてから授業などで彼を気にかける描写があり、肝試しでペアになった時は同じくリアンに劣等感を抱いている彼の「動き出せない奴の気持ちがわからない」「だけど腹立つくらいまっすぐでいい奴だから、全部を嫌いにはなれない」といった意見に同意している。
18巻でチセたちを取り込んだ際もフィロメラの「かけら」としてこの時の懐中電灯とアイザックの言葉が現れ、フィロメラの中でアイザックの言葉が残っていることが描写されている。