巨影、生命の海より出ずる(アイラーヴァタ・キングサイズ)
- ランク:E
- 種別:対人宝具
- レンジ:100
- 最大補足:不明
「シリアルファンタズム、展開!」
「どこまでも、どこまでも、プロテアの花は成長する……命の海に沈みなさい。『巨影、生命の海より出ずる(アイラーヴァタ・キングサイズ)』!!」
インド神話における神話の一つ、乳海撹拌の逸話をモチーフにした宝具。
神々は荒廃した地上で生き続けるため、不老不死の霊薬・アムリタを求めた。
アムリタを作るには世界を覆う海・乳海を撹拌せねばならず、神々は敵であるアスラたちと協力し、マンダラ山を軸にして世界を回して乳海を撹拌、多くの生命と霊薬を生み出したという。
アイラーヴァタはその際に乳海から現れた巨大な白い象の名前である。
カルデアに限定召喚されたキングプロテアは、常に『圧迫』されている。それは世界からの抑止力であり、電脳世界ではない重力など進化に限界が設けられている物質世界の限界でもある。
この宝具はそんな『圧迫』を一時的にはね除けたもの。
プロテアがその内部の魔力炉を用い、電脳世界であるSE.RA.PHを展開し、プロテア本来のサイズに戻る固有結界。
宝具を発動すると世界は白い海(乳海)または白い霧に包まれ、敵の周囲は海となり、その海の彼方に泳ぐ巨大な何かが現れる。
それはさながら白鯨(モビーティック)のように現れ、白い海水をこぼしながら立ち上がる。
もはや人間では一望できないサイズになったプロテアはシンプルに、ただ一撃、敵に対して手足を振るい、これを殲滅する。