「イスカンダルゥゥッッ……!!」
プロフィール
真名 | ダレイオス三世 |
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クラス | バーサーカー |
性別 | 男性 |
身長 | 345cm |
体重 | 280kg |
出典 | 史実 |
地域 | 西アジア |
属性 | 秩序・中庸・人 |
好きなもの | 不明 |
嫌いなもの | イスカンダル |
設定担当 | 桜井光 |
ILLUST | PFALZ(FGO)、ワダアルコ(EXTELLA) |
CV | 安井邦彦 |
戦闘性能のみならず財力も彼の強さの一環である。
概要
『Fate/Grand Order』に登場するバーサーカークラスのサーヴァント。レアリティは☆3。
名前だけは『Fate/Zero』に登場しており、イスカンダルの好敵手として回想されていた。
また、『FGO』配信前からクラスとキャラクターデザインは明かされており、7週連続TV-CM第6弾のバーサーカー編に登場。キービジュアルやオープニングアニメーションにも姿を見せている。
メインシナリオでは第1部2章『永続狂気帝国 セプテム』にて、敵側に召喚されたサーヴァントの一騎として登場する。
実は彼のライバルも同時に召喚されていたのだが、その彼が少年期の姿で召喚されたこともあってか、ダレイオスからの絡みはない。ライバルの方は思うところがあったらしいのだが、こちらも「いつか戦うことになる」と楽しみを先に残し、主人公たちの動きを探ることに専念していた。
真名
紀元前四世紀の人物。アケメネス王朝ペルシャ最後の王として知られる。
マケドニアの征服王イスカンダルの“好敵手”として幾度も彼の前に立ちはだがってみせた。
「イッソスの戦い」や「ガウガメラの戦い」などでイスカンダルと激突するも、敗走中部下に裏切られて暗殺されてしまいアケメネス朝の滅亡に繋がった。
実はイスカンダルと同様にダレイオス三世もファラオの資格持ちである。
人物
不撓不屈の男。平時の表情は物静か。ただし、常に揺るぎない闘志に満ちている。
戦闘になれば目を見開き、暴風そのものとなって対象の破壊を開始する(高い「狂化」で人間性の殆どは消えている)。
平常時には暴走することもなく、言うことも比較的ちゃんと聞いてくれるので、戦闘離脱に有効な仕切り直しスキルも無駄にはならない。
戦闘の苛烈さと裏腹に、不思議とマスターには大人しい反応を返すことが多い。
ファラオの称号を持つ者であるが、他のファラオ達との絡みや言及は今のところない。
一対一ではなく、軍勢と軍勢による激突での再戦を彼は望んでいる――
比較的従順なサーヴァントではあるものの、こと願いについては暴走しがちなので要注意。
ちなみに「狂化していないダレイオス三世」の姿も用意しているらしく、褐色の渋い男前であるとのこと。アニメ『Fate/Grand Order −First Order−』における『炎上汚染都市 冬木』ではライダーとして呼ばれていたようだが、アサシン共々キャスターによって既に倒されていたため、直接は登場していない。
能力
ステータス
保有スキル
狂化(B) | バーサーカーのクラススキル。理性と引き換えに驚異的な暴力を所持者に宿すスキル。Bランクでは全能力が上昇するが、理性の大半を奪われる。イスカンダルが戦場に現れればマスターの制御が効かなくなる可能性も。 |
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黄金律(B) | 人生においてどれほどお金が付いて回るかという宿命を指す。生涯においてイスカンダルへ何度も挑むことが出来るだけの財産(ダレイオス一世から受け継いだ)を有していた為、ダレイオス三世はこのスキルをBランクで獲得している。戦闘性能のみならず財力も彼の強さの一環である。 |
仕切り直し(A) | 戦闘から離脱する能力。また、不利になった戦闘を初期状態へと戻す。 |
戦闘続行(A) | 戦闘を続行する為の能力。決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の傷を負っても戦闘可能。彼の場合は「往生際の悪さ」だと思われる。 |
アケメネスの誇り(A+) | 「戦闘続行(A)」が変化したスキル。詳細不明。 |
バビロンの宝物庫
地上すべての財宝を集めし蔵。或いは"神の門"。
すなわちは伝説に語られしバビロンの宝物庫。
アッシリアの女王ニトクリス(こちらとは同名の別人)には莫大な財宝が隠されているという伝説があり、歴代の王は「財政難となったらこの墓を開くように」と言われていた。
ヘロドトスの史書『歴史』には「墓には何もなかった」とあるのだが、Fate世界のダレイオス一世はどうやらこの墓の扉からあの「バビロンの蔵」に入り、莫大な富を得てアケメネス朝を豊かにしたらしい。
そして彼の末裔(昆孫、つまり孫の孫の孫)であるダレイオス三世は、受け継いだその財力をもって不死身の兵団を作り上げたのだという。
宝具
不死の一万騎兵(アタナトイ・テン・サウザンド)
- ランク:A→A+
- 種別:対軍宝具
- レンジ:1~99
- 最大捕捉:500
「フンムオオオオォォォォーーーーーン!!」
動く死体や歩く骸骨と化した一万の兵が出現、集結して「死の戦象」となり、恐るべき魔力の一撃となり敵を殲滅する。
不死隊アタナトイ。史実として存在した一万の精鋭が宝具化したものであり、後年成立した伝説に伴い不滅性や不死性が強調されている。
詳細は該当記事を参照。
ゲーム上での性能
4騎いる☆3バーサーカーの一騎。
カード配分は《Arts:1/Quick:1/Buster:3》と典型的な攻撃タイプのバーサーカー。
他の二人に比べるとバランス型の基礎ステータスで、初期から「黄金律(B)」を保有しているのでNPは貯めやすい方。Artsカードが出た際には他のキャラとのArtsチェインも狙って積極的に絡めていきたい。
さらに、霊基再臨によって追加されるスキル「仕切り直し(A)」と「戦闘続行(A)」によるタフネスを発揮できるため、存外に継戦能力は高い。ただし、そこに辿り着くための素材収集がクセモノなうえ、バーサーカー特有の脆さをきちんと補ってやる必要もある。
宝具は【敵全体に強力な攻撃+攻撃・防御ダウン(3ターン)】の効果で、Busterカードと絡めるとかなり強力。清姫の宝具「転身火生三昧」に比べると爆発力に欠けるが、雑魚散らしとステータス低下を絡めてぶちかましてやれるので、なかなか面白い運用が出来る。
二つ目の絆クエストをクリアすると威力がアップする。この宝具強化と天地人の相性の関係があるので、種火クエストでは清姫と違ってバフ無しで敵を一掃することができる。
イベントへの出演
『Fate/Accel Zero Order』では告知CMでイスカンダルの戦車を受け止める姿が描かれ、本編にも隠しボスとして登場。
『空の境界/the Garden of Order』におけるセイバーから「屋上枠」とも呼ばれるが、決戦場はギルガメッシュとイスカンダルが雌雄を決したあの大鉄橋の上と、戦場も御膳立ても完璧である。
「王の軍勢」と「不死の一万騎兵」の衝突が実現したのである!!
オマケにイスカンダルが手持ちにいない(or育っていない)マスターのために、わざわざNPCとしてイスカンダルをレンタルできる拘りようと気配りまでしてくれる。
あくまでオマケ要素だが、両者とも心置きなく殴り合いに興じられる絶好の機会が与えられた。
さらにイベント後実装された「幕間の物語」第二幕にて、再び聖杯の残滓に呼ばれたイスカンダルと対決。
惜しくも主人公の魔力切れを察してダレイオスの方から矛を収めたことで戦いは中断されたが、それでも両者が互いを強く求め、ぶつかり合おうとする様は多くのマスターを熱くさせた。
そして月の聖杯を巡る戦いにおいて両者はまたもや激突する模様。
この両雄の熱闘、果たしてどこまで続くのか……!!
他作品での活躍
Fate/EXTRA Last Encore
間桐シンジが買い取ったサーヴァントの1人として登場した。
Fate/EXTELLA LINK
まさかの参戦でファンを驚かせる。LEでの登場はある意味意図した演出だったのかもしれない。こちらでもイスカンダルとの再戦を強く望んでいるようだが……
関連人物
生前
生前、幾度となく対峙した因縁ある宿敵。
彼がいる場所に連鎖して召喚されるなど今でも執着している。
また、彼も下記の面子と同じく生前の部下たちによる人海戦術の宝具を所持しているサーヴァントでもある。
Fate/Grand Order
かつての宿敵の少年だった頃の姿。
第1部2章で同じくローマの特異点に召喚される。しかし本人はかつての好敵手であるとの実感が薄く、戦線の時間稼ぎと扱われ、2人が対面することはなかった。
契約したマスター。
バレンタインイベントの描写ではジェスチャーで意思疎通を行っている模様。
鬼一法眼曰く、「象の師匠」なんだとか。
2015年クリスマスイベント『ほぼ週間 サンタオルタさん』において、他のぼっち男子達共々彼の詐欺にかけられ、怒り狂っていた。
カエサル曰く、「ダレイオスくん3歳」。
中の人が同じ☆3かつ恒常のバーサーカー。
生前の部下達による人海戦術の宝具を持つサーヴァント仲間。