概要
生まれつき指先に爪の代わりに毛が生えている少年・画朗は東京の近隣にある洋館で絵を描く日々を過ごしていた。
感情が高ぶると放電する体質を持ち、指の筆で瞬時に高画力の絵を描き上げてしまう。
人間の友達だと思っていたミカは実は翼人で、ペットの狸は実はじぃが作った空飛ぶメカで、ミカの追っ手たちも爬虫類人間などの亜人で、画朗の放電体質は科学の力によるものだった。
総評
亜人やメカが出てくる完全な人間がいない世界観で、「人間」の面白さを掘り下げていく作品だったが、「不思議な世界観」以外のやりたいことがよく分からない作風だったため、一巻で打ち切り。
WJ本誌では、漫画よりも作者の水元昭嗣氏が関係者に好かれている様子であった。
主人公の画朗が予告で武藤遊戯と似たもの同士として描かれていたことがあり、当時のwJが邪気眼と男児に見える男子中高生の主人公を重視している様子が分かりやすかった(画朗が15歳なのに5歳に見える理由は不明だったが、改造手術で年齢が止まったのだろうか)。