解説
『Iron Man (1stシリーズ)』 #120(1978年5月出版)にて初登場。
トニー・スターク / アイアンマンの兵器ビジネス上のライバルであり、ハマー・インダストリーズの社長を務める。
肉体的な特殊能力はないが、金融に関しては天才的頭脳を持ったビジネスマンであり、策略にもたけている。
MCU
演:サム・ロックウェル、日本語吹替:森川智之
『アイアンマン2』に登場。
ハマー・インダストリーズのCEOであり、兵器ビジネスから退いたスターク社に変わって、米軍の兵器コンサルタントを務める。
トニーをライバル視しており、一応は頭脳明晰で財力もあるが、詩人を気取った振る舞いから、周囲からは冷たい目で見られており、自社兵器自体もスターク社製に比べて劣っていると、いいところがない。
他社の製品の評価に関しては優秀だが、それを生かしきれない凡人である。
モナコでトニーを襲ったイワン・ヴァンコ / ウィップラッシュを秘密裏に脱獄させ、その技術力を使って自立型の人型ドローンを改良・完成させようとする。
あの手この手でイワンをなだめすかしてドローンの開発(改良)に成功、「まだお披露目には早い」というイワンの忠告を無視してスターク・エキスポにてお披露目するが、実はイワンが操作できるようプログラムを改造しており、ドローン群はエキスポ会場を破壊し始める。
責任を追及されて最初は知らぬ存ぜぬを決め込んでいたが、ペッパー・ポッツとナターシャ・ロマノフによって真実を暴露され、逮捕される。
短編「王は俺だ」にて、『アイアンマン3』のヴィランの一人トレヴァー・スラッタリーと同じ刑務所に収監されている様子が描かれる。
余談
日本語吹き替えを担当した森川氏は『インクレディブル・ハルク』のサミュエル・スターンズ(ミスター・ブルー)に続いてMCUでは2役目。
のちに『ホワット・イフ...?』において、本作でライバル視していたトニーの吹替を担当することとなる。