解説
演:ミッキー・ローク / 吹替:菅生隆之
ロシア出身の物理学者兼エンジニア。
トニー・スタークの父ハワードとかつてしのぎを削った科学者アントン・ヴァンコの息子で、ハワードとの技術競争に負けた彼からスターク家への恨み節を聞いて育っており、アイアンマンとなったトニーに復讐するべく、小型リアクターを動力とした電磁ムチを主装備としたアーマー「ウィップラッシュ」を開発した。
英語を話す際はロシアなまり。筋骨隆々としたいかつい風貌だが、作業中は眼鏡をかけたり、キバタンという鳥を可愛がったりといった一面もあるが、善人というわけでもなく、スターク家への復讐のためにジャスティン・ハマーの部下をなんなく殺害したり、プルトニウムをパキスタンと闇取引した罪で15年服役したこともある。
前作にも登場した犯罪組織「テン・リングス」から提供された偽造パスポートとチケットでモナコへ渡航、カーレースに参加中のトニーを襲撃するも、アイアンマン・マーク5を装着したトニーに返り討ちにされた。
その後現地警察に捕まったがハマーの手引きにより脱獄し、彼から兵器開発を依頼され、人型ドローンを開発する傍らこっそりとウィップラッシュ・マーク2を開発。
終盤、スターク・エキスポにてお披露目されたドローンを遠隔で起動、エキスポ会場と来場者を無差別に襲い、自らもアーマーを着用して現れる。
最期はドローンたちとともに自爆。その一体はペッパー・ポッツのそばにあったが、それにいち早く気付いたトニーがペッパーを救ったため、結果的にトニーも一般人も犠牲になることはなかった。
余談
父アントンはコミックでは同じくエンジニアで、アイアンマンのヴィラン「クリムゾン・ダイナモ」の初代。
また偽造パスポートの名前「ボリス・ツルゲネフ」はその二代目であり、2キャラの要素がミックスされたキャラクターといえる。
関連タグ
サンダーボルト・ロス:吹替が同じキャラクター。
エイドリアン・トゥームス、???:イワンと同じくトニーと深い因縁を持つMCUのエンジニア達。ただし、どちらも根っからの悪人でなく因縁が生まれたのはだいたいトニーのせいである。