CV:水瀬いのり (ライネスとの兼ね役。水瀬氏本人がカルデア・ラジオ局のカルデア・ボイスレコードに出演時にトリムマウ役も演じていることを発言)
概要
水銀で形どられたメイド。
正式名称はケイネス・エルメロイ・アーチボルトの生み出した至上礼装・「月霊髄液(ヴォールメン・ハイドラグラム)」。
現在、ライネス・エルメロイ・アーチゾルテが受け継いでしている。トリムマウとは従者兼護衛を務める人型の時の通称(呼び名)である。
肌の色が銀色である以外は外見的に人間とほとんど変わりがない。
ライネスが受け継ぐ際にⅡ世のアドバイスを受け、初歩的な人工知性を付与された使い魔となる。ケイネスほど優れた魔術回路は持たないものの、精密操作に特筆すべき才能を持つライネスにとってベストなアドバイスとなった。
ケイネスのようには十全に月霊髄液を使いこないせないライネスにとって、礼装がある程度自立して行動するのはライネスの負担を減らすことにも繋がった。
トリムマウが従来の月霊髄液と比較してもさまざまな変形パターンを見せるのは、これによるところが大きい。
フラット・エスカルドスがたまに映画を見せるせいで変な悪影響が出て自らを未来から来た殺人機械と勘違いすることもあり、部屋を出て行く間際に親指を立てて「すぐ戻る」と機械的な音声で呟いた事がある。
またエルメロイⅡ世の事件簿では「I don't know how to say goodbye」と呟いたことも。
アニメ版の事件簿ではフラットによって仕込まれたプロレスの実況を見事にこなした。
なお、人工知性はその性質上、フラットの魔術ハッキングから学ぶところも多い。余計な知恵と名言を大量に詰め込まれながらもライネスが黙認しているのは、このメリットのためである。
機能の1つとして「無機物への擬態能力」がありライネスは彼女をダンボールに変身させて隠れたことがある。
また、指を1本鍵穴へ突っ込めばその自由自在な変化の能力から万能の鍵にする事も可能。
ライネスが付け加えた機能としてバンド名を呟くと歌いだすという機能も。
『Fate/GrandOrder』では、疑似サーヴァントになったライネスに付随しており、両腕をハンマーに変えて敵を殴る、馬に変形してライネスを乗せ突撃するなどの攻撃手段を用いる。なお霊基再臨すると彼女も姿を変える(球体⇒メイド服⇒中華風メイド服)。
『レディ・ライネスの事件簿』のストーリー中には形状変化させて隠し部屋を探したりしている。
また、ライネスの幕間の物語では彼女の元から逃げ出したトリムマウを追いかけるストーリーになっている。
ちなみにバレンタインイベントで貰える『チョコ礼装』でライネスがくれるのはこのトリムマウから抽出・精錬して作った水銀チョコ。
アニメ版の『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』の第六話では、彼女の大元である月霊髄液と同様にライネスによって試験管に収め携行され、必要時に展開するシーンが描かれた。
ロード・エルメロイII世の冒険では研鑽を積み重ねた結果、「数分間だけなら先代(ケイネス)と同じように使いこなせるさ!」と豪語し手腕を振るうシーンもある。
関連タグ
個別
関連アイテム・人物
- 月霊髄液:同一の物。※トリムマウは現在も名称は月霊髄液である
- ケイネス・エルメロイ・アーチボルト:生みの親、元の持ち主。
- ライネス・エルメロイ・アーチゾルテ:現在の所有者。
- ウェイバー・ベルベット:ライネスに使用の際のアドバイスを与えた人物。
- フラット・エスカルドス:彼女に色々と(悪)影響を与えている人物。