概要
MARVEL作品に登場するスーパーヴィラン。
牛やダルメシアンのような白い身体に黒い斑点という特徴的な外見を持ち、異空間につながるその斑点を活用した攻撃を繰り出す。
本名:ジョナサン・オーン(Johnathon Ohnn)。
コミック版
1984年の『Peter Parker, The Spectacular Spider-Man #94』で初登場。
スパイダーマンやデアデビルの宿敵として知られるキングピンが、タイ・ジョンソン / クロークの扱う闇の異次元エネルギーに目をつけ、それを再現しようと雇った科学者だった。ちなみに大学時代はミステリオとルームメイトだったりする。
ジョナサンは作り出したポータル装置に自ら飛び込むが、そこは光と闇の狭間にある「スポット・ディメンション」であり、外見が変化して帰還。
キングピンの暗躍を察知したスパイダーマン、ブラックキャットと研究室で遭遇した際には初対面で爆笑されている。
その後敗北と脱獄を経て、とある組織に誘拐されて無理やりポータルを開かさせられるが、偶然にも別件でファンタスティック・フォーが閉じ込められており、彼らと入れ違いになる形で閉じ込められてしまう。
そこからは脱出できたが、以後はやられ役となり、さらに能力を奪われたりもしている。
アニメ『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』版
原語版:ジェイソン・シュワルツマン、日本語版:鳥海浩輔
不遇な扱いから一転、メインヴィランとして大抜擢。
能力を悪用したATM強盗中にマイルス・モラレスと遭遇、当初は「ドジで変に人のいい所も有るにくめない初心者ヴィラン」という感じだったが……
以下、ネタバレを含みます
元は前作のヴィランであるキングピンの研究所で働いていたマッドサイエンティスト。
しかし、ピーター・B・パーカーやグウェンたちを元の世界に返した後に起こった粒子加速装置の爆破に巻き込まれ現在の姿となってしまい、「顔と人生を無くす原因」を作ったマイルスに対する復讐が生き甲斐となった。
ちなみに、マイルスをスパイダーマンに変えた蜘蛛は、彼の実験により平行世界からマイルスの世界に転移したものであり、1989年の映画版バットマンにおけるバットマンとジョーカーのように、マイルスとは「主人公が正義の味方になったのは敵役のせい。敵役が悪党になったのは主人公のせい」という関係に有る(奇しくも、本作と1989年版バットマンの主演だったマイケル・キートンが再びバットマンを演じる映画は日本においては同じ日に劇場公開スタートとなった)。
そして戦いの最中に自分自身が自分のワープホールに入ったことで、マルチバース間の移動能力が覚醒。
コミックの世界やスパイダーマン・ユニバースのとある世界などにも姿を現し、別世界の粒子加速機を使って自身の能力の更なる強化を図ろうと目論む。
しかし、LEGOの世界に迷い込んだ際に当地のスパイダーマンに発見され、彼からスパイダーマン2099率いる「スパイダー・ソサエティ」に連絡、派遣されたスパイダーウーマンやスパイダー・パンクら選抜チームおよびマイルスと戦うことになる。
だが、彼の能力は、大半のスパイダーマン達の武器である「蜘蛛の糸」とは非常に相性が悪く……?