音楽関係
「ザ・ランナウェイズ」。1970年代に活躍したアメリカのロックバンド。
世界初のメンバーが女性だけで構成されたガールズバンドで、デビュー当時の平均年齢は16歳。
本国ではあまり売れなかったが、日本では「チェリー・ボンブ(Cherry Bomb)」が大ヒットし、'77年には来日公演も行っている。
'79年に解散。
アメコミ関係
MARVELコミックに登場するヒーローチーム、およびそれを主人公としたタイトル。
初登場は2003年で、途中に解散を挟みつつ、'17年に5期目がスタートしている。
来歴
- 第1期
両親が「ザ・プライド(The Pride)」という、あのキングピンも警戒してアメリカ西海岸に手を出さなかったほどの犯罪者集団だった10代の少年少女たち。
ある日、黒魔術に傾倒した彼らが儀式で無関係の少女を生贄にしているところを目撃してしまい、警察に駆け込むも取り合ってもらえず、揃って家出。犯罪の証拠を掴むために彼らと戦ううちに、能力が開花していく。
- 第2期以降
キャプテン・アメリカたちヒーローの助けを得て両親たちを逮捕できたものの、その代わりに元締めを失って無法地帯と化した西海岸の治安を改善するべく、自警団として活動し始めた。
『シビルウォー』ではS.H.I.E.L.D.の指揮下で、ロサンゼルスを訪れたヤングアベンジャーズと共闘している。
初期メンバー
- アレックス・ワイルダー(Alex Wilder)
リーダー的ポジションだった夫妻の息子。特殊能力は無いが頭脳面に優れ、チームでもリーダー。
しかし、実は前から両親の秘密を知っており、ザ・プライドの裏切り者を探すために行動していたことが発覚。チームを裏切るが、その直後に死亡した。
第5期にて悪魔の力により復活。しかしチームには戻らず、ヤングマスターズの一員となった。
- ニコ・ミノル(Nico Minoru)
黒魔術師の日系人の娘。親に杖に貫かれたことで魔法に目覚めるが、同じものは二度と使えない。
第2期以降はアレックスの代わりにリーダーに就任した。
- チェイス・ステイン(Chase Stein)
最年長。マッドサイエンティストの両親が作った透視ゴーグルと炎を操るガントレットを扱う。
当初は体育会系だったが、自分で発明したアイテムも使うようになる。
- カロリーナ・ディーン(Karolina Dean)
故郷をスクラルに売った宇宙人夫妻の娘。飛行やビーム発射、全身発光などの能力に目覚める。
第2期にて自身の婚約者を名乗るスクラル人のザヴィンが現れ、共に行動したが、第3期では両親の罪を咎めた同族に襲われ、ザヴィンと別れることになった。
- ガート・ヨークス(Gertrude Yorkes)
87世紀から来た夫妻の娘。未来の技術で造られた恐竜「オールド・レース(Old Lace)」を操る。
第2期ではアベンジャーズに加入した未来の自身に出会うが、中盤に復活したアレックスの父の手で死亡。オールド・レースはチェイスが受け継いだ。
その後復活し、第5期から再び一員となっている。
- モリー・ハイエス(Molly Hayes)
マインドコントロールや記憶操作の能力を持つミュータント夫妻の娘。最年少。
自身は超人的な怪力と耐久力を持つが、暴れた後に眠くなるのが弱点。
MCU版
スピンオフドラマとして、2017~19年にHuluが制作・配信。全3シーズン・33話。
日本語吹替版には林勇、潘めぐみ、中島ヨシキ、本田貴子らが出演。
コミックの第1期を基にしており、同じくスピンオフや後のメインシリーズにも登場する魔導書「ダークホールド」、および魔女モーガン・ル・フェイがキーとなる。