概要
初登場は1973年の『Iron Man #55』
赤い入れ墨が全身に入った緑色の肌と、超人的な怪力を持つ宇宙超人。
本名:アーサー・ダグラス(Arthur Douglas)。
元はアメリカ出身の地球人で、乗っていた車をサノスに攻撃されて死亡。彼の魂をサノスの父メンターと祖父クロノスが人造の肉体に移植し、超人に生まれ変わらせた。
なお同時に妻は死亡したが、娘ヘザーは生き延び、後にムーンドラゴンを名乗る。
彼の目的は「サノスの殺害」ただ1つだったが、2006年の『Annihilation』でそれを達成。
その後はガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーに加入し、現在に至る。
ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ
声:園部好徳
属性はパワー。
MCU版
演:デイヴ・バウティスタ、日本語吹き替え:楠見尚己
コミック等と違い、やや青みがかった緑色の肌。入れ墨はコミックよりも複雑で細かいデザインになっている。
また元から宇宙人となっており、故郷の惑星で妻のオヴェットと娘のカマリアと暮らしていたが、ロナンに2人を殺されてしまい、復讐を誓う。
その過程でロナンの部下を殺して回っていたが、ノバ軍に捕まり「キルン刑務所」に連行されていた。
厳つい見た目とは裏腹に素朴で純粋な性格をしており、冗談や比喩をそのまま受け取ってしまう。空気が読めないこともしばしばで、喋っている途中の敵にビーム砲を撃ったこともある。
普段は物静かだが、なにか面白いことや楽しいことがあると豪快な笑い声をあげる。
美的感覚もズレており、ガーディアンズのメンバーであるマンティスに対しては面と向かって「醜い」と評した。一方で、宇宙花火をあげるラヴェジャーズ式の葬式は「美しい」と評した。
原作とは違い、特別なスーパーパワーは無い。
しかし、人並外れた強靭な肉体を持っており、強い衝撃に耐える程の忍耐力と、警備ロボを素手で引き裂く程の怪力を持つ。
ナイフを両手に敵に肉薄する白兵戦が得意であり、鍛え上げられた肉体をものにいわせ、暴れまわる戦法をとる。
また、刃物しか使えないわけでもなく、『GOG2』ではエネルギー銃を片手に船外に飛び出したことがある。
ちなみに、乳首が敏感。
そのため服など着ようならば痛くてたまらないそうな。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
同じ刑務所で出会ったロケット・ラクーンとグルート、そして収監されてきたピーター・クイル / スター・ロードと共に「ガモーラを使ってサノスをおびき寄せる」という打算で共に脱獄。
ノーウェアに行くが、カジノでと喧嘩した挙句、ロナンにあえて自分の居場所を教えて逆襲しようとするも、やってきたロナンに素手で叩きのめされてしまう。
意気消沈するも、クイルの発破で気を持ち直し、彼らやラヴェジャーズ、ノバ軍とともにロナン軍に立ち向かう。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス
冒頭のソヴリンでの戦いでは、周りの制止も聞かずに怪物の体内に入り、内側からナイフで突き刺しまくるという暴挙に出た(結局、他のメンバーの外部からの攻撃で倒した)。
エゴと遭遇し、彼の船で移動する間は、マンティスと意気投合する。
アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
『リミックス』から数年後でも相変わらずの性格のまま。
妻子の真の仇であるサノスを倒すため、クイル、ガモーラ、マンティスとともにノーウェアへ行くも、サノスのリアリティ・ストーンでサイコロの如くバラバラにされてしまう。ただし、「バラバラになっても生存する」という風に現実を改変されただけなので、サノスが去った後に元に戻った。
その後、同じくサノスを追っていたトニー・スターク、ピーター・パーカー、ドクター・ストレンジと出会い、その言動でトニーを呆れさせる。
サノスの故郷である惑星タイタンで、合流したネビュラを加えてサノスを迎え撃つが、圧倒的パワーに敗北。そしてストレンジからタイム・ストーンを奪った彼が地球に移動した後に起こした指パッチンにより、塵と化してしまう。
アベンジャーズ/エンドゲーム
終盤、他のガーディアンズやヒーローとともに復活し、ストレンジの魔術で地球に召喚され、サノス軍と戦った。
とある人物の葬儀では、さすがに空気を読んだのか(それとも誰かに指示されたのか)、黒いズボンに袖なしの黒い上着を着て、神妙な顔をしていた。
ソー:ラブ&サンダー
引き続きガーディアンズの一員として活動。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル
ガモーラを失って傷心のクイルを心配するマンティスに、かつてクイルがケヴィン・ベーコンを尊敬していたと話し、ケヴィンをクイルへのクリスマスプレゼントにするべく、彼女と2人でハリウッドに降り立つ。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3
公開前に演者から役の卒業が発表されていたため、その安否が不安視されていたが……