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概要編集

ΈρωςEros

日本語では長母音を省略してエロスとも呼ぶ。『翼の生えた全裸の少年』として表現される、キリスト教での『天使』のモデルケースとなった。特殊な弓使いで弓の的になった者は『恋』をする。ギリシア語パスシオン則ち「受苦として起こる」を意味する普通名詞が神格化されたものである。ギリシア神話に登場する恋心を司るである。あまり知られていないが、初期設定はゼウスをも超える最強の神でもある。


容姿の変遷編集

ぶりてんAngel

某作品登場人物もろエロス型天使

むろんギリシャ神話時代はBLが至高愛に入るので、こうゆう構図も普通。


ピット参上!

パルテナの鏡』の天使

これも古代ギリシャ時代はスパッツなんて履くのはマナー違反。

というか、『スパッツ』という物が発明されていない・・・す~す~したんでしょうね。

古代ギリシャは『美しい美男子の裸体』が最高の価値であったから(マジよ)

裸体』に近いこと=ギリシャ人アイデンティティー(今から2000年前の人はね^^:)


ローマ神話との対応・姿の変化編集

センシティブな作品

ローマ神話では、エロースにはラテン語で「受苦の愛」に近い意味を持つアモール(Amor)またはクピードー(Cupido)を対応させる。クピードーは後に幼児化して英語読みでキューピッドと呼ばれる小天使のようなものに変化したが、元は髭の生えた男性の姿でイメージされていた。

古代ギリシアのエロースも同様で、古代には、力強い有翼の男性あるいは若々しい青年でありやがて、少年の姿でイメージされるようになった。

エロースの象徴は弓矢および松明である。


古代の記述 『初期設定は最強の神』編集

ヘーシオドスの『神統記』では、カオスガイアタルタロスと同じく、世界の始まりから存在した原初神である。


崇高で偉大で、どの神よりも卓越した力を持つ神であった。

またこの姿が、エロースの本来のありようである。

後に、軍神アレースと愛の女神アプロディーテーの子であるとされるようになった。


古代においては若い男性の姿で描かれていたが、西欧文化では、近世以降、背中のある愛らしい少年の姿で描かれることが多く、手にはを持つ

(この姿の絵は、本来のエロースではなく、アモールあるいはクピードーと混同された絵である)


黄金で出来たに射られた者は激しい愛情にとりつかれ、

で出来た矢に射られた者は嫌悪するようになる。


エロースはこの矢で人や神々を撃って遊んでいた。ある時アポローンにそれを嘲られ、復讐としてアポローンを金の矢で、たまたまアポローンの前に居たダプネーを鉛の矢で撃った。アポローンはダプネーへの恋慕のため、彼女を追い回すようになったが、ダプネーはこれを嫌って逃れた。


しかし、いよいよアポローンに追いつめられて逃げ場がなくなったとき、彼女は父に頼んでその身を月桂樹に変えた(ダプネー / daphne とはギリシア語で、月桂樹という意味の普通名詞である)。


このエピソードが示す寓意は、強い理性に凝り固まった者は恋愛と言う物を蔑みがちだが、自らの激しい恋慕の前にはその理性も瓦解すると言う事である。


物語編集

恋の神

ヘレニズム時代になると、甘美な物語が語られるようになる。それが『愛と心の物語』である。地上の人間界で、王の末娘プシュケ絶世の美女として噂になっていた。母アプロディーテーは美の女神としての誇りからこれを嫉妬し憎み、この娘が子孫を残さぬよう鉛の矢で撃つようにエロースに命じた。


だがエロースはプシュケの寝顔の美しさに惑って撃ち損ない、ついには誤って金の矢で自身のを傷つけてしまう。その時眼前に居たプシュケにをしてしまうが、エロースは恥じて身を隠し、だが恋心は抑えられず、魔神に化けてプシュケの両親の前に現れ、彼女を生贄として捧げるよう命じた。


晴れてプシュケと同居したエロースだが、であることを知られては禁忌に触れるため、暗闇でしかプシュケに会おうとしなかった。たちに唆されたプシュケが灯りをエロースに当てると、エロースは逃げ去ってしまった。


エロースの端正なと美しい姿を見てプシュケも恋に陥り、人間でありながらアプロディーテーの出す難題を解くため冥界に行ったりなどして、ついにエロースと再会する。この話は、アプレイウスが『黄金の驢馬』のなかに記した挿入譚で、「愛と心」の関係を象徴的に神話にしたものである。プシュケとはギリシア語で「」の意味である。


プシュケとの間にはウォルプタースラテン語で「喜び」、「悦楽」の意。古典ギリシア語ではヘドネー)と言う名の女神が生まれた。


関連編集

ギリシャ神話 

  性愛

弓矢 / /  松明

愛の神

饗宴」 - プラトンの著書、エロースへの議論。


ヘーシオドス - 神統記

アプロディーテー / アフロディーテ

カーマヒンドゥー教) … エロースと同じく、矢で射たものに恋情を引き起こす愛の神。

カレン・C・オルテンシアFate/GrandOrder) … ある修道女を依代にした疑似サーヴァントとして登場。


ローマ神話

アモール キューピッド


キリスト教

天使 / エンジェル


エロースが語源となったもの

エロ エロス エロい

エロス(MARVEL):ちなみに彼の兄の名前の由来はギリシャ神話の死神タナトス


創作

おねショタ - 恐らく人類初のCP


外部リンク編集

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