アテナイにて最後のアテネ王家の流れを汲む一族の息子として出生した。
これだけでも充分なエリートなのだが、政治には関わる事は無く、文武両道を旨に育てられた彼はガタイが良かった為にアテナイで名を馳せるレスラーに成長した。よく数々の大会で優勝したと言われるが、真偽の程は不明である。
また、彼の本名は「アリストクレス」といい、現在よく知られている「プラトン」という名前も師匠から戴いたあだ名…今でいうリングネームのような物に当たる。(ちなみにプラトンという名前には諸説あるが、「デコが広い」という意味らしい。)
ソクラテスに師事し、哲学や問答法を学んでいたが、師であるソクラテスが裁判に掛けられて処刑されてしまう。
これが契機となって、執筆活動やシチリア旅行を経てピタゴラス学派と出会って知見を広め、アテナイ郊外のアカデメイア(後のアカデミーの語源)に学園を設立し、アリストテレスなどの優秀な生徒を輩出している。
また、アカデメイアでは科学分野や哲学などが教えられたが、講義では対話や問答が重んじられ、プラトンの著作にも対話方式を取った作品が多い。これが後に弟子のアリストテレスによって「論理学」の礎となった。
彼の提唱した有名な学説や著作として現実世界はイデア界と呼ばれる異界の映し身に過ぎないとする『イデア論』(アイデアの語源にもなった。)や、正義とは何かを考える『国家』、上述のソクラテスの裁判を基にした『弁明』が挙げられる。
また、後世の創作の題材として登場するアトランティス大陸も元は彼の著作『ティマイオス』で紹介された伝承の一つである。
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