概要
MARVELコミック、特に『スパイダーマン』関係に登場するキャラクター。
60年以上の歴史を持つピーター・パーカー / スパイダーマンの記念すべき最初のヴィラン。
能力はその名の通り変装。誰にでも化けられるように顔を消している。
本名:ディミトリ・スメルダコフ(Dmitri Nikolaievich Smerdyakov)。
革命でニューヨークに亡命したロシア貴族・クラヴィノフ家の不貞の子で、異母兄のセルゲイからは虐められて育つが、家庭内で自分を唯一無視しなかった彼には懐いており、さらに構ってもらおうと得意だったモノマネを磨いていった。
ある日グスタフ・フィアーズという人物に声をかけられ家を出奔、彼の兄カールにエージェントとして教育を受ける。
1962年12月の『Amazing Spider-Man #1』にて初登場。ファンタスティック・フォーの拠点に出入りしていたスパイダーマンに設計図盗難の冤罪を着せようとしたが失敗、逮捕された。数ヵ月後にプロの狩人「クレイヴン・ザ・ハンター」となったセルゲイと再会(読者に兄弟と判明したのはだいぶ後)、スパイダーマンの狩りを依頼するがこれも失敗した。
「シニスター・シックス」の一員としても知られる。
他メディア展開
アニメ
作品 | 日本語版CV |
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スパイダーマン&アメイジング・フレンズ | 江川大輔 |
スペクタキュラー・スパイダーマン | (不明) |
実写
演:ヌーマン・アチャル / 吹替:中田譲治
ニック・フューリーの部下として登場。作中では名前「ディミトリ」でしか呼ばれていないが、E.D.I.T.H.のモニターにはフルネームが表示された。
単なるエージェントとしての活躍にとどまっており、本作のフューリーはスクラル人のタロスが擬態していたことから、名前だけを借りたいわゆるお遊びと思われる。
演:フレッド・ヘッキンジャー / 吹替:入野自由
(少年期:ビリー・バラット / 上村祐翔)
セルゲイの義弟「ディミトリ・クラヴィノフ」として登場。
原作と異なり、兄との関係は最初から良好であり、セルゲイにとって唯一の理解者。妾の子な上にひ弱だったため父ニコライには見放されていたが、セルゲイが出奔したため無理やり後継者にされそうになっていた。やはりモノマネが得意。
※ここから先、映画本編の重要ネタバレが含まれるので注意。
本編の終盤、とある医者の協力により原作同様、誰にでも化けられるカメレオンとなる。セルゲイと再会後に、声だけでなく顔まで兄と瓜二つに変身しセルゲイを驚愕させ、袂を分かつことを告げ去っていった。