鉄の意志を引き継ぎ、僕は闘う。
声 - ドーン・ミッチェル・キング、日本語吹き替え:早見沙織
概要
映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』で登場したハイテクツール。「イーディス」と読む。
名称の由来は「Even Dead I'm The Hero(死んでも私がヒーローだ)」の頭文字。
正確には「E.D.I.T.H.」という人工知能を宿した特殊な眼鏡であり、トニー・スタークが命を落とす前に開発した遺産。
一見すると普通の眼鏡であるが、スターク・インダストリーズの全データベースおよび衛星兵器へのアクセスができる機能が搭載されており、人工衛星に搭載されたドローンを意のままに操作できる。
ぶっちゃけると個人でインサイト計画を実行できる端末でもあり、その気になれば小型版ヘリキャリアと言えるドローンを衛星から飛ばしてターゲットを抹殺する事が可能である。
劇中の描写から、スパイダースーツに搭載されたAI・カレンとは独立しているようである。
劇中では、トニーの意志を継いだピーター・パーカーがニック・フューリーを通じてE.D.I.T.H.を受け取った。
トニーの遺品を手にしたピーターはやがて使命の重さと青春の欲求に押し潰され、トニーの面影があるミステリオにE.D.I.T.H.を託す事となるが…。
以下『ファー・フロム・ホーム』のネタバレあり
ミステリオはヴィランであり、ピーターに近づいたのも、E.D.I.T.H.を入手して、自身がアイアンマン亡きあとの世界でヒーローとして君臨するためだった。
そんなミステリオに対し、E.D.I.T.H.はあっさりと主の変更を受け入れ、彼の命令通りドローンを動かし、一般人の命をも巻き込みかねない指示に従うようになる。
終盤、ミステリオがピーターとの戦いで命を落としたあと、インターフェースのメガネを装着したピーターの指示を受け入れ、ドローンを撤退させはしたが…
性格
前述した、作中の経歴を見てもわかるように、トニーが作った歴代のAIの中でもトップクラスに融通が利かないクールな性格で、使い始めたばかりのピーターの指示を拡大解釈して、クラスメートのブラッド・デイヴィスをドローンで殺害しかけた。
ピーターがミステリオへ、自身の使用権限を渡そうとしたときも、リスク等も説明せず、あっさりと譲渡方法を開示したためにミステリオの所有物となり、その後はミステリオの悪事にすんなり加担した。
このことから、J.A.R.V.I.S.やF.R.I.D.A.Y.のようにトニーをサポートしていたAIたちよりも、かなりビジネスライクであることがわかる。
トニーがE.D.I.T.H.をピーターに託したのは信頼していたからであるが、ピーターの未熟さをトニーは理解していなかったのかもしれない。
関連タグ
MARVEL MCU スパイダーマン トニー・スターク ピーター・パーカー
ザイアスペック…同じく眼鏡型のハイテクツールであるが、こちらは人工知能と同じ思考能力を装着者に与えるというものである。