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惜しいなァー

キャスターで呼ばれていたら、僕は絶対、グランドキャスターだったのになァ


プロフィール

真名太公望(呂尚または姜子牙)
クラスライダー
性別男性
身長179cm
体重63kg
出典史実、『史記』、『封神演義』など
地域中国
属性中立・善・地
好きなもの釣り
嫌いなもの関羽
ILLUSTおよ
CV前野智昭

「覆水盆に返らず」の語源に関わっているのだが……

そのことを言われると、少し悲しい顔をする。


概要

Fate/Grand Order』に登場するライダークラスサーヴァント。レアリティは☆5。

第2部断章を担うイベント『非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ』開催に合わせて実装された。イベント終了後は恒常召喚に追加される。ニキチッチ共々、本来英霊が存在できない同領域にはぐれサーヴァントとして召喚され、コヤンスカヤを討ちに来た主人公らに助力する。


よく勘違いされがちだが、彼は仙人ではなくその昇級前の位階である道士。本編での描写やマテリアルの記述、マイルームでの発言等でも全て道士となっている。


真名

太公望


紀元前1100年ごろの中国で、周王朝の文王や武王に仕えたとされる優秀な軍師、太公望

本来の名前を「呂尚(りょしょう)」。封神演義では「姜子牙」とも呼ばれる。


史実にも存在したとされる人物であり、殷王朝を滅ぼした後に斉の地に封じられたという。一般には「大公が望まれた人物」という意味を込めた「太公望」の名で知られ、彼が釣り好きとして知られたことから、逆に釣り師のあだ名としても使われるようになった。


奇書封神演義では「姜子牙」の名で崑崙山の道士として登場。365柱の神を封じたと伝わる。

宝貝『打神鞭(だしんべん)』などの様々なアイテムや、鹿や麒麟や龍に似る霊獣『四不象(しふぞう/スープーシャン)』を始めとした数多き仲間や因縁を抱えていたが、元々仙術面では道士止まりで軍師としての能力の方が高いため、直接対決ではしばしば苦戦している。


知恵ものだがずる賢く、勝つためなら相手の子供を人質に取るなどの卑怯な手段でも用いる。その為か後世には権謀術数を望む者たちにとって尊敬の対象として語られるようになった。

また、ことわざ「覆水盆に返らず」の語源となるエピソードを持っているのだとか。


人物

一人称は「僕」

流麗な中華服に身を包む、常ににこやかな笑顔と涼しげな振る舞いのうさんくさい美青年。所謂糸目キャラではあるが、開眼自体は驚いた際や気合を入れる際など高頻度でしている。


言動がかの名探偵とは別ベクトルで回りくどく、見る者に悉く「裏切りそう」と疑念を抱かせる第一印象の持ち主で、劇中でも周りから怪しまれがち。本人も客観的に理解はしている様で「もしや近い過去にイケメンに騙されたとか?」と問いかけていた。


事実、フォウからはマーリンの同類扱いされており、彼と同様、最善な結果のためなら詭弁や隠し事も辞さないロクデナシな善人という面も散見される。曰く、物事や説明の最も効果的なタイミングにこだわりたい性分らしい。たとえ思わぬポカをやらかしても、生来のズバ抜けた才覚と要領でカバーしきれてしまう点も拍車をかけていると言えよう。


一応、本人なりの矜持や義心はちゃんと持ち合わせており、時々ガチになるタイプ。その際は青くさい個人的な若者としての地も見えるようになり、主人公属性にも近しい輝きさえ秘めている。


道士としての戦闘能力は十分にあるものの、やはり道士ではなく軍師として振舞いたい性分もあるようで、自分が前に出ての直接の戦闘はあまり好まないようだ。いざ戦闘になると、宝具『打神鞭』の使用時に熱く叫んだりと割とノリノリではあったりするが。


三国志の関羽には苦手意識を持っており、大衆からの人気を奪われてしまったからとのこと。


能力

上述のスキルにある様に、本物の思想鍵紋を引っ提げて現界した初のサーヴァント。本人曰く『この自分は一人の「人間」ではなく、仙境にて修行を積んだ「道士」としての太公望』とのこと。


実はマーリンと同様に英霊の座ではなく、白紙化の影響を受けていない領域(仙境)から干渉している(所謂本人が徒歩でやって来た)可能性が示唆されているが、ライダーの太公望自身はその真偽を把握しきれていない。その為、キャスターで召喚されたなら冠位クラスだった、ほかにもグランドライダーもありえると自負しているが、全て自称のため不明である。グランドキャスターの条件である千里眼を持っているのかも今のところは明言されていない。


モーション中では、『打神鞭』による打撃を主体としつつ、四不相に騎乗しての突進や魔力砲、頭上に瞬間移動しての踏みつけ、打神鞭の持ち手の紐による締め付け、打神鞭を多角的に投擲、打神鞭を振って巻き起こす魔力の渦、獏形態の四不相が全身から起こす波動(この時本人は四不相に寄りかかって寝ている)、神獣形態の四不相による炎を纏った突進などの攻撃を見せる。


ステータス

マスター筋力耐久敏捷魔力幸運宝具
藤丸立香DCA+EXA+A+

保有スキル

騎乗(A+)ライダーのクラススキル。乗り物を乗りこなす能力。太公望は神獣ランクの幻想種さえ自在に乗りこなすが、竜種については「あんなのは無理ですよ!」との事。
原始兵法(A+)兵法が学問の体系として確立される以前に、戦略・戦術を自ら編み出し、駆使した人者が太公望であるという。武経七書に数えられる古代中国の兵法書『六韜』『三略』を著した、と伝えられる事もある。鬼一法眼はこれを修めたとされる。
封神執行(B)“封神”の執行者としての在り方。神性特効、魔性特攻。
思想鍵紋(EX)太公望は道教における最高存在・元始天尊の弟子、即ち道士である。西洋魔術とは全く異なる、東方における思想魔術に纏わる思想鍵紋を有し、仙術や方術(道術)と称して使用している模様。紀元前1000年頃の人物であり、思想盤の特権領域へのアクセスさえ可能とする太公望の使うそれは、言わば「神代の思想魔術」とも言うべきモノだろう。山嶺法廷の魔術師(仙人)もこれを習得している。

宝具

打神鞭(だしんべん)

  • ランク:EX
  • 種別:対神宝具
  • レンジ:0~90
  • 最大捕捉:1~800人


「思想鍵紋、励起。」

「八十四符印、全機起動。やれやれ……っと。空よ、開け。落ちろ――『打神鞭(だしんべん)』!!……光に消えろ。」


太公望の代名詞として名高い宝貝の一つ。絶対に仕留めねばならない神仙を封神する際の切札

絶大な威力を誇るが、生前(原典)では使用回数に制限(八十四符印という言葉通り84回)が掛けられており、ライダーでの現界によってその制限が無くなっているらしい。しかも思想鍵紋を用いた、特権領域接続による神仙級の魔術攻撃である可能性が示唆されている。ちなみに持ち手部分はトゲの生えたメリケンサック状になっており、直で殴られたらかなり痛そうなデザイン。


自身の逸話を意識したのか、宝具演出は打神鞭の柄頭から伸びる飾り帯で釣りを行うシーンから始まり、打神鞭を水面に投げ込むと巨大化して雲を割く程の高度から敵の頭上に降ってくるというもの。レア演出で打神鞭を投げるのではなく落っことす事がある(よく見ると慌てている)。

また、別名かノリなのか定かではないが、やたら熱いボイスで「ゴッドブレイクアーム!」と呼ぶことも。一部のマスターからは「コイツ釣れないからって禁止漁法に切り替えやがった」とも。


通常攻撃にも使用され、物理攻撃や魔力を放出するほか、放り投げた打神鞭が物理法則を無視した軌道を描きながら敵の脳天を打ち抜くという、元ネタにあるホーミング機能を活かした攻撃も。


擬竜神獣・四不相(ぎりゅうしんじゅう・しふそう)

  • ランク:A
  • 種別:対軍宝具
  • レンジ:1~50
  • 最大捕捉:600人

擬竜神獣・四不相


「来たれ――『擬竜神獣・四不相(ぎりゅうしんじゅう・しふそう)』!!」


彼がよく跨っている、見た目も能力ものような神獣「シフソウ君」。

『封神演義』では太公望の乗騎として語られる。普段は小さいマレーバクそのものだが、真の姿は模様がマレーバクなだけの麒麟のような四足獣である。恐らく彼をライダー足らしめる最大の要因。竜種の一種なのだと他の仙人たちは言っているようなのだが、「竜種なら僕が乗れるワケないじゃないですか」と太公望自身は否定している。現時点で真偽は不明。


常時発動型の騎乗用宝具だが、一時的に竜の如き巨大な魔力を纏い、姿を変え、空を駆け抜け、時には敵軍を灼き尽くすことが可能となる。本作では変身と攻撃こそするものの、真名解放による対軍殲滅級(天候操作など)の力については基本的に使用されない。


なお、スキル使用時には太公望がシフソウ君に抱き着いて居眠りする場合がある。シフソウ君の抱き心地が居眠りするほど良いのかもしれないし、太公望はモフモフ好きなのかもしれない。


大妖昇華・封神演義(たいようしょうか・ほうしんえんぎ)

  • ランク:不明
  • 種別:対獣宝具
  • レンジ:不明
  • 最大捕捉:不明

「我、地上に於いては玉虚の体現者!我、地上に於いては封神の実行者!いざ。我、天数のもと神を破り聖朝を導く!『大妖昇華・封神演義(たいようしょうか・ほうしんえんぎ)』!!」


妲己との決戦を想定して太公望が用意した切り札。思想鍵紋の励起により長い詠唱から繰り出され、崑崙十二仙の力を取り込んだファイナル対獣宝具。ダ・ヴィンチ曰く神話の最高存在への宣言である為相当リスキーな術であるらしく、更に太公望は対妲己用特化として調整した奥義……だったのだが、当のコヤンスカヤにはある事情から全く効果が無かった


玉虚体現・封神執行(ぎょくきょたいげん・ほうしんしっこう)

  • ランク:不明
  • 種別:対獣宝具
  • レンジ:不明
  • 最大捕捉:不明

「我が諸手、雌雄の宝剣に相違無し!地理天分を包含し、我が内には八卦あり!『玉虚体現・封神執行(ぎょくきょたいげん・ほうしんしっこう)』!!」


シナリオ中で披露した第二の対獣宝具。思想鍵紋を励起させ味方に施す術。ただ前述の切り札が失敗に終わった為、効果については自信をなくし、実際想定の一割ほどしか効果がなかった。


関連人物

生前

妲己

封神演義にて退治したと伝わる悪女。想像を上回る化生であったらしく、彼女の同一存在を目にした瞬間身構える等、未だに止めるべき宿敵と見做している。しかしその一方、絆5で妲己の事になると泣きそうな顔をしている事を指摘されており、彼女に思うところがあった模様。


哪吒

同じく出典が封神演義。

本人らも生前に交流があったらしく、暴れん坊な所は相変わらずだとか。


黄飛虎

同じく出典が封神演義。

敵としても味方としても関わった仲で「黄くん」と呼んで再会を大喜びしている。


太歳星君

封神演義では「殷郊」の名前で時の王の息子として登場する。

此方の太歳星君は誕生の経緯が違うためどう関わるかは不明。


四不相

上述した通り彼の乗騎。「シフソウ君」と呼ぶ。

人参が大好きで、「モモモ」としか喋れない。


Fate/Grand Order

藤丸立香

契約したマスター。

釣りの師匠を自称しており、バレンタインイベントでも釣りに誘っている。

また、マイルーム会話ではコヤンスカヤの打ち上げを共に楽しみにしている模様。


ドブルイニャ・ニキチッチ

一足先に召喚され組んでいた竜殺し。その淡白で脳筋な振る舞いには調子を乱されがち。


エミヤ(弓)

莫耶の宝剣を所持している事に驚愕。ただ御存じの通りレプリカである。


鬼一法眼

彼女の読む六韜三略は太公望が著したものという説があり、今作ではその設定が採用されている。

太公望曰く、三略の兵法の奥義は「こっそり暗号で入れ込んでおいた」らしく、それを解読した彼女の能力を称賛している。それを盗み読みした牛若丸への対応は不明。


司馬懿陳宮

同じく中華軍師サーヴァント。方術を使っているのかと勘繰っており、陳宮の場合は恐らくは夏王朝のテクノロジーの事を言っているものと思われる。


諸葛孔明

前2名と同様に中華軍師で、孔明に対しても方術を使っているかを勘繰っている。

こちらは個別に返答があり、「明言せずにごまかそうとしていた」と本音がポロっと出たが、最終的には依代が所属する時計塔を盾にして「何を言ってるんだ貴様は」と反論していた。なお、諸葛孔明も自身が出ての戦闘は避けるタイプであり、戦闘開始時も孔明が「なるべくは避けたい行為だが、仕方あるまい」、太公望が「気は乗りませんが」「致し方なし」と似ている部分が多い。


オデュッセウス

同じく軍師系サーヴァント。

彼の実力に興味を示し、バックギャモンでの勝負を持ち掛ける。

またクラスやレアリティ、恒常である、人外女性と因縁があるなどの共通点も。


マーリン

グランドキャスター候補を自称するだけあってか、マーリンの存在は元々知っていた模様。

そして、自身がマーリンと同類である自覚もあるのか、マイルームでは「気分を悪くしたらすまないのだけど」と断ったうえで「君、もしかしなくても結構悪人ですよね?」とマーリンに直接聞いていた。このセリフを聞いた多くのマスターは思ったことだろう……お前が言うなと。

イベント『カルデア妖精騎士杯』では共に実況・解説を務めた。


ノア安倍晴明

どこかで知り合ったらしい最上級の英霊たち。

ノアとはグラ友との事で、その逸話についてノウハウを教えてもらったらしい。


トリスタン刑部姫沖田総司〔オルタ〕

会話中や戦闘中に居眠りするサーヴァントの先駆者達。

トリスタンとはカード構成が同一(B1A2Q2宝具Q)である点、登場時の第一印象と最終的な印象がガラッと変わる点、武器や術をたまに変な方向に使う点など共通点が多く見られる。


玄奘三蔵

下記の余談にもある通り、中の人が演じた同郷のサーヴァント。

本来は、上位存在でありながらダウングレードして登場した点でも共通。


その他

ムシキ

『盤』の製作者のひとりでもある、正真正銘の仙人。

特権領域への接続どころか、思想鍵紋の使用もできない状態ですら『神話の戦い』と称されるほどの戦闘力を有し、白若瓏からも「下手な神より厄介」と評される実力者。


白若瓏

彷徨海に所属している魔術師の弟子。

西洋魔術の組織である魔術協会の所属だが、本人は思想魔術を好んで扱い思想鍵紋も有している。


鄭成功

中の人が同じ中国の偉人。

こちらは、初登場時は生身の人間としてである。


余談

かつてはマンドリカルドの真名候補に挙げられていたサーヴァントの一体。

2021年内に実装されるサーヴァントとしてシルエットだけは明かされており、一部では安倍晴明だとも予想されたが、まさかの太公望であり、Fateクラスタのみならず、藤崎竜版『封神演義』を見ていたというファンからも驚きの声が上がった。

W太公望


しかしながら、歴史背景を追えば最初に妲己たる九尾の狐に土を付けたのはまさに太公望その人であり、対決の直接・間接の是非は問わずとも、妲己が天竺へ逃亡して華陽夫人としてリベンジする原因は易姓戦争での殷王朝の滅亡と自身の敗北にある。Fate界隈では、玉藻の晴明への恨み節が知られていたため忘れられていた節もあるが、太公望はまさに相手が本当に妲己であればカウンターとしては申し分ない人選と言える……のだが、本編では複雑な事情もあって任された案件の解決まではかなりの紆余曲折を辿り、しかも標的のムードとテンションを好敵手として爆上げさせておきながら、無自覚の致命的な勘違いで逆鱗(プライド)を思っくそ逆なでしてしまうことに。


更にはバレンタインのお返し礼装シナリオにて、詳細は伏せるがざっくり言うと『釣った魚に餌をやらない以前の、釣り針も付けずにキャストだけキメる外道』、『水心も魚心も台無しにひっくり返すゴッドブレイクアーム』といった感じのあまりにもあんまりの頓珍漢ぶりを披露していた。


2022年ホワイトデーイベント(CBC2022)の限定礼装では、ずる賢い面が強調された悪役の設定で出演。普段のにこやかな笑顔からは一転した、悪役顔の太公望の姿がそこにあった。


とりあえずW太公望


声を担当した前野氏はTVアニメ版『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』でのウィルズ・ペラム・コドリントン役を経ての登板となり、また三蔵ちゃんヒルド及びエルルーン、そしてカイニスを演じた小松未可子女史の夫でもある。次回の出演は『Fate/Samurai Remnant』の鄭成功役となる(奇しくも、前野氏にとっては『Fateシリーズ』において2人目の中華系キャラとなった)。


関連イラスト

太公望ツングースカライダー

【FGO】封神演義【FGO】太公望


関連タグ

Fate/GrandOrder サーヴァント ライダー(Fate)

軍師 糸目 釣り 神童


山嶺法廷:思想魔術の術者のうち、神代からの『盤』への接続権を残した者達が所属している組織。"十官"と呼ばれる幹部たちは正真正銘の仙人であるとされる。


鍾離:中の人繋がりな中華仙神のキャラクター。多芸ぶりや服装、必殺技も似ており、彼を想起したユーザーは多かった。

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