「混沌たるこの世の行く末を見極める王よ」
「未来に流される血を吸い」
「竜をも倒す勇者となれ!」
「融合召喚!生誕せよ!」
「レベル8、DDD剋竜王ベオウルフ!」
概要
遊戯王OCGの「ストラクチャーデッキ-ペンデュラム・ドミネーション-」で登場した闇属性・悪魔族の融合モンスター
元ネタは6世紀から8世紀初頭にかけて成立したとされるイギリスの英雄叙事詩「ベオウルフ」の主人公「ベオウルフ」
「剋竜王」の名は、第二部で王となり、ドラゴンを倒した事に由来すると思われる
テキスト
融合・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻3000/守2500
「DDD」モンスター+「DD」モンスター
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分の「DD」モンスターが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。
(2):自分スタンバイフェイズに発動できる。
お互いの魔法&罠ゾーンのカードを全て破壊する。
カード性能
融合素材は「DDモンスター」と「DDDモンスター」でありDDDモンスターを素材に要求するのでやや重めだがDDスワラル・スライムの融合効果やDDネクロ・スライムの墓地融合効果にも対応しており、融合召喚はそこまで難しくはない。
ステータスはあの青眼の白龍と同等の攻撃力と守備力を誇るので戦闘能力は高い
モンスター効果は2つあり、1つ目は「自身がモンスターとして存在する限り、自分のDDモンスター全てに貫通能力付与」
自身にも適用されるので高い攻撃力も相まって相手にダメージを与えやすくなるだけでなくDDDモンスターには高い攻撃力を持つモンスターも多いので超重武者のような守備力が非常に高いモンスターが多いデッキでも無い限り迂闊に守備表示で凌ぐのも難しくなる
2つ目の効果は「自分ターンのスタンバイフェイズ時に、お互いの魔法&罠ゾーンのカードを全て破壊出来る」
この効果により契約書のデメリットを踏み倒す(契約書のデメリットはフィールドに存在しなければ適用されなくなる)だけでなく相手の伏せカードや永続魔法、永続罠、ペンデュラムカードを纏めて一掃できる
難点として、自分のカードも纏めて破壊するので維持したい場合は効果を使用できないという点とフィールド魔法は破壊出来ないのでフィールド魔法を主軸にしたデッキには不向きという点である
原作にて
アニメにて零児vsロジェのデュエルで登場
魔神王の禁断契約書の効果により、DDD極智王カオス・アポカリプスとDDラミアを融合素材として融合召喚される(上記の召喚口上の「混沌たるこの世の行く末を見極める王」はDDD極智王カオス・アポカリプスを、「未来に流される血」はDDラミアを指す言葉である)
上記の魔法&罠破壊効果は使われなかったがロジェの古代の機械魔神を戦闘破壊し、貫通ダメージを与えた