歯車は再び噛み合い、暗黒の中世デッキが蘇る!
概要
「古代の機械巨人」の派生モンスターの一つ。
頭部や中心部はほぼ古代の機械巨人だが、手足がそれぞれ4本ずつ増えている。
カードテキスト
融合・効果モンスター
星9/地属性/機械族/攻3300/守3300
「アンティーク・ギア」モンスター×3
(1):このカードが攻撃する場合、
相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。
(2):「古代の機械巨人」「古代の機械巨人-アルティメット・パウンド」の中から
合計2体以上を素材として融合召喚したこのカードは、
その数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃できる。
(3):融合召喚した表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合に発動できる。
EXデッキから「古代の機械究極巨人」1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
解説
その見た目や名前の割に必ずしも「古代の機械巨人」を融合素材として使用する必要は無く、古代の機械モンスターでさえあれば問題はない。ただし素材として「古代の機械巨人」及び「古代の機械巨人-アルティメット・パウンド」を利用した場合は1回のバトルフェイズ中に攻撃できる回数が増える。攻撃力3300の超大型モンスターが、最大で3回も立て続けに攻撃してくる光景は脅威としか言えない。しかも古代の機械モンスターの共通効果もしっかり搭載しているため、罠カードなどによる妨害を受けにくいのもその脅威性に拍車をかけている。
おまけに何の考えも無く効果破壊などで無理やり対処すると、このカードよりさらに高い戦闘力を誇る「古代の機械究極巨人」がエクストラデッキから飛び出してくる。正面突破は少々難しいが、それ以上にとんでもない後続が控えていることを考えれば、迂闊に手出しはできない。攻めるにも守るにも相手に苦渋の選択を強いる凶悪なモンスターである。
しかしながら、「古代の機械巨人」の最大の武器とも言えた貫通効果は持ち合わせていなかったり、戦闘破壊された場合は「古代の機械究極巨人」を呼び出せなかったりと、全く穴が無いわけでもない。
他の古代の機械大型融合体と比較すると、「古代の機械混沌巨人」は4500打点・全体貫通攻撃・魔法罠耐性・バトルフェイズにモンスター効果封殺、「古代の機械究極巨人」は4400打点・貫通攻撃・素材指定はあれど同じ3体融合とこのカードが持ち合わせていない強みを持ち合わせている事も留意したい。
また攻撃力3300も決して低い数値ではないが、現環境下においてはエクストラデッキから出てくる大型モンスターになら割と簡単に突破されてしまうので過信は禁物。またルールによるリリースに対しても無力でなので、壊獣などにも注意したい。
逆に緩い素材指定で融合でき打点もそこそこあること、3連続攻撃が全て通れば初期ライフ8000を削り切れること、後続を相手の効果による除去という遭遇しやすいシチュエーションで呼べ、後続を呼ぶ回数が多く単純に突破されにくい事がこのカードの特徴となるだろうか。
いずれにせよ勝ち筋をこのカードだけでなく他の古代の機械融合モンスターで臨機応変に補うプレイングが重要である。