概要
原作版遊戯王にて城之内が使用したカードの1つ。原作では、融合や儀式関連魔法などを使わずに召喚できるモンスターで、攻撃手段は魔法攻撃としての側面のあるものだったが、遊戯王OCGではセミバニラの融合モンスターとなっている。
また、戦士族とも魔法使い族ともとれる名称と攻撃方法だったが、OCG化の際に戦士族という立ち位置で落ち着いた模様。そのため、"魔導"カテゴリーとの関連性も特にない。
カードテキスト
「冥界の番人」+「王座の守護者」(遊戯王カードwikiより引用)
解説
「炎の剣士」と同様、OCG化の際に何故か融合モンスターとなってしまったカードとして、城之内のファンなどを困惑させたカードの1つで、「双頭の雷龍」ほどの打点の高さもなかったため、「デビル・フランケン」や「幻想召喚師」などの効果で特殊召喚される機会にもなかなか恵まれなかった。
「E・HEROプリズマー」の効果による墓地肥しやコピーを行う利点が少ないのも地味に響いたと思われる。
(ただ、フェニックス・ブレードを用いたデッキでの除外コストなどとして使用されることは、稀にあった模様。)
しかし、シンクロ召喚やエクシーズ召喚といった召喚方法などが導入されるに従い、「簡易融合」で特殊召喚できる素材候補として、活用が見込まれるようになる。
その後は、光属性を指定するカードをいくつか抱えるカテゴリー"セイクリッド"などの素材候補として、ある程度使用され始め、採用率がある程度あがった。
近年では、レベル5の戦士族としての側面を着目され、勝鬨の使用カード群の併用モンスターとして検討されるようになった模様。
炎の剣士と同様、「奈落の落とし穴」による除去を受けかねないステータスという悩みは残っているものの、登場当初からの評価や状況が多かれ少なかれ変化したカードの1つといえる。
原作での扱いなど
城之内の意志の強さや可能性の象徴の1つである「真紅眼の黒竜」や、良く言えば意外性が高い・悪く言えばあぶなっかしい、彼の立ち回りに一役買っている「天使のサイコロ」、「悪魔のサイコロ」に対し、このカードは城之内の"決闘者としての経験の少なさや課題の大きさ"が反映されがちなカードのようで、それなりに高い打点でありながら、相手の耐性などに振り回される等の事態に見舞われ、すぐにフィールドから離れることもしばしば。そのためか、見た目が奇抜というわけでも醜悪というわけでもないのにもかかわらずpixivでは関連作品が殆どない。
もっとも、「増殖」など、ステータスの低いカードをサポートできる魔法による補助も、「魔法効果の矢」による押しつけといったコンボを行う利点があるかどうかも怪しいうえに、海馬コーポレーションの精鋭ですら把握しているかどうか微妙な「寄生虫パラサイド」が、ギルティアを生け贄召喚した後になってフィールドに半強制的に登場して、城之内も対戦相手も動揺するようなことをギルティアに行ってしまったこともあるため、絵師や書き手にとっても反応や評価に困る存在になってしまった可能性もある。
(ちなみに、この時城之内は対戦前に「寄生虫パラサイド」を抜いたかどうかチェックしなかったミスについて、後悔と動揺を露わにしていたが、対戦相手は対戦相手で、「寄生虫パラサイド」の強烈な姿と、ギルティアのただならぬ様子に驚きつつ、総打点2350のモンスター達相手に「激流葬」を発動してしまったため、一概に城之内だけのミスとは言い切れないのがミソである。)
一方で遊戯王Rでは、鋼鉄の魔導騎士-ギルティギア・フリードの融合素材となって勝利に貢献するなど、それなりに優遇されている。
魔導騎士ギルティア-ソウル・スピア
効果モンスター
星5/光属性/戦士族/攻1850/守1500
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードはリリースなしで召喚できる。
(2):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
このカードの攻撃力以上の攻撃力を持つ相手フィールドのモンスター1体を選んで除外する。
(3):手札を1枚捨てて発動できる。
デッキから以下のモンスターの内1体を手札に加える。
●ドラゴン族・闇属性・レベル7モンスター
●機械族・闇属性・レベル6モンスター
●戦士族・水属性・レベル5モンスター
解説
(3)のデッキサーチは(1)を加味しても召喚権と手札コストを要求と非常に重い。
相性が良いのは聖騎士の追想イゾルデしかまともなサーチ手段がなく「蛮族の狂宴LV5」を共有できる伝説のフィッシャーマンか。
※伝説のフィッシャーマン三世に使う。