カードテキスト
王が留守の間、王座を外敵から守る王妃。守備は高い。(遊戯王カードwikiより引用)
概要
Vol.6(1999年11月)にて、融合モンスター扱いとなった「魔導騎士ギルティア」の融合素材として登場した通常モンスター。腰のあたりまで届きかねないほどの長髪が特徴の、美麗な女性が描かれた戦士族モンスターで、王妃を侵略者などから守るための演技の一手なのか、ただ単になまけているのか、玉座と思われる豪奢な椅子に横たわりつつ水晶らしきものを浮かべている。
また、後々にこのカードと真逆のネーミングで、色違いのモンスターが登場しているが、こちらは攻撃力などが少々高い効果モンスターとなっている他、水晶らしき球体を持っていない等の違いがある。
登場当初は、特にこれといって使う利点の少ないバニラモンスターであった。だが、攻撃力800という打点に、自身の攻撃力より高めで、かつ「黒き森のウィッチ」のサーチ圏内に入っている守備力が幸いしたのか、「リミット・リバース」・「ドラゴラド」・「ブラック・ガーデン」・「ブロークン・ブローカー」など、様々なカードの恩恵を受けられるようになっている。
・・・とは言っても、同じようなサポートカードに対応できる地属性・通常モンスターには、黒き森のウィッチに対応してはいないものの、それを補って上回るほどのHERO関連カードのサポートを受けられる「E・HEROクレイマン」が存在している。
融合先である「魔導騎士ギルティア」も、シンクロ召喚導入後にある程度需要が増えたとはいえ、基本的に素材をサーチ、利用せず「簡易融合」で直接特殊召喚されることが多く、「E・HEROプリズマー」や未来融合などで墓地肥やしを行うために起用されることも少ない。そのため、素材であるこのカードは、ファンデッキ以外では手が伸びにくいのが実情の模様。
もっとも、同じ融合素材である「冥界の番人」のリメイクモンスターで、多少の汎用性を持つリンクモンスターは登場しているので、機会があれば、そういった融合素材やリメイクモンスターに焦点を当てたデッキを考案するのも一興。