「私は戦士だ。勲章の数は戦士の栄誉の証!」
CV:田中美央
概要
顔にはかつてエクシーズ次元の戦場で負った大きな火傷の痕が残っており、左目には眼帯を身につけており、胸にはX字の傷痕を持つ。
デュエルにおいては「獣闘機(ビーストボーグ)」という融合モンスターと「獣闘機勲章」と名の付いた罠カードを使用する。
なお、ユーリの事を呼び捨てにし、彼とは親しい間柄と言った雰囲気も無い事から、ユーリと同等クラスの地位である可能性が高い(オベリスク・フォース等はユーリを「ユーリ様」で呼び、バレットを「バレット隊長」と呼んでいる)。
人物
戦場を経験してきた古強者。セレナからは「堅物」とも評されている。
「勲章の数は戦士の栄誉の証」として、武勲を立て勲章を得ることこそが彼のモットーである様子。
自らライフポイントを削る零児に対して「見上げたものだな。お前も勲章ものだ」と言った台詞からも窺える(対戦相手の一人である赤馬零児からは「よほど勲章が好きと見える」と皮肉で返された)。
ただ、武勲を立てることに固執するあまり、戦場に戻るために手柄を立てようと監視・警護対象のセレナと共にスタンダードにやってくる、戦士としては優秀でも時に命令を無視してしまう、兵士としては困った一面もある。
しかしデュエルにおいては、敗色濃厚となってもなお戦う覚悟を失わなかった榊遊矢に対して戦士として敬意を表しており、彼の誇り高い一面が窺える。
うっとおしがってはいたが、セレナの信じるアカデミアのデュエル戦士の姿とは彼のような人物だったのだろう。
来歴
かつてアカデミアの兵士としてエクシーズ次元の戦場でデュエル兵士達を率いていたが、自身のミスで、レジスタンス側が仕掛けた罠カードの爆発により部下と自身も片目を失った。
負傷後は前線から退く事になってしまったが、武勲を立てて再び戦場に立つ事を求めて焦ることとなる。
負傷後、アカデミアでもトップシークレットに当たるセレナの護衛・監視を任されていたが、セレナの勝手な行動を止める事はおろか彼女と共にスタンダードへ赴いた。
これは自身も武功を立てて戦場へと戻る、言ってしまえば私利私欲からの行動であった。
この任務の前任の担当達とは違う対応・行動にはセレナも少々驚いていた。
セレナにかかる火の粉を払う役目ではあるが、スタンダード到着当初はエクシーズ召喚を使うスタンダードの人間を狩る彼女を傍観していた。セレナから獲物に手を出さないよう言われているが故だろう。
しかし、赤馬零児がセレナに接触した際には自らのローブを捨て、セレナを守る為に零児にデュエルを仕掛けた。
零児とのデュエルでの敗北後はデュエルディスクの通報機能でアカデミアに発信して帰還した。
この出来事が舞網チャンピオンシップにオベリスク・フォースが出動する切っ掛けになっており、スタンダードのデュエリストに多く被害が出たのは悪く言えばバレット(とセレナ)に原因がある。
その後、護衛の任務を遂行できなかったにもかかわらず、プロフェッサー赤馬零王から許されたようで、セレナ・柊柚子確保のためにオベリスク・フォースの隊長として、彼らを率いてシンクロ次元にやってくる。
プロフェッサーからユーリの到着後と言われたが、セレナと柚子は自らが確保すると進言して出撃の許可を貰う。
シンクロ次元に到着後はセレナを発見したオベリスク・フォースを返り討ちにする榊遊矢達の前に現れ、遊矢とデュエルを開始。
「鉄鎖の獣闘機勲章」と「紅鎖の獣闘機勲章」を利用したプレイヤーとモンスターを両方共にロックする戦術を披露、遊矢にサレンダーするように通告し、さらに柊柚子の居場所を聞き出そうとするなどの健闘をする。
ユーリやユーゴの出現による謎の現象に見舞われながらも、柊柚子の更なる突入により二人が別の次元に飛ばされたことでデュエルは再開。
敗色濃厚になりながらも戦意を失わない遊矢に対し敬意を表してデュエルを継続するが、セルゲイ・ヴォルコフの乱入に見舞われる。
バレットの戦術がほぼ遊矢へのロックに費やされていたこともあってセルゲイには対応できず、彼に敗北。
しかしセレナを別次元に転送しつつ、自身も帰還した。
その後のストーリーは融合次元編に移ったが、出番がなく結局彼がどうなったかは不明。
余談
- アメリカの勲章の中には、戦争で負傷した兵士に贈られる「パープルハート勲章」が存在する。その勲章は丁度、融合と同じく紫(パープル)色となっている。バレット自身も負傷した経験がある。
- セレナからの台詞である「控えろバレット」は掲示板等でしばしばネタにされた。主に、出しゃばる方に対して使われるのが基本。