概要
零羅は元々、赤馬零児の義理の弟であり、見た目は小学生低~中学年ぐらいの少年であった。(詳細は零羅を参照)
しかし140話にてズァーク封印の依り代となり、次元が再分裂してからは赤ちゃんの姿で転生した。
この赤ちゃん零羅は引き続き義理の母であった赤馬日美香が面倒を見ていて、かつてのスパルタ教育とはうって変わって彼女は赤ちゃん零羅を溺愛していた。
謎
この赤ちゃん零羅は遊戯王ARC-Vの物語を締めくくる重要人物となったが、数多くの謎を残した
赤ちゃん化
作中ではズァーク封印に使ったカードに、使用者及びドラゴンの使役者を無垢なるもの=赤ちゃんに戻す作用があると説明され、
それによって零羅は赤ん坊になったと赤馬零児は説明していた。
しかしそれには矛盾点がある。かつてのレイのように、零羅は四分割していない。これは零児がいち早くズァークの魂を封印したからと推察しているが、その論理自体意味不明である。
また、ドラゴンの使役者側の遊矢は元の14歳のまま転生を果たしているので、レイの時とは全く結果が異なっている。
果たして本当に封印カードの効果によって、零羅は赤ちゃん化したのだろうか?
笑顔
ズァークを自身に封印した影響で、赤ちゃん零羅は笑わなくなった。
その零羅が笑顔になったらズァークの魂を完全消滅できるという(謎)理論を持ち出し、零羅を笑顔にすることは遊矢のエンタメデュエルに託されることとなる。
零羅が笑顔→ズァーク消滅はまだしもそうなれば柊柚子も復活できる、という謎ルールがいつの間にか成り立っていて、
その通り柚子は統合されつつ元の14歳の体で復活を果たした。
性別
元の零羅は零児から「弟」と呼ばれ、周囲からも男子として扱われてきた。
しかし、転生後は「彼女」などと呼ばれ、完全に女の子となり謎の性転換を果たした。
容姿
元の零羅はピンとまつ毛の伸びたつり目をしていたが、赤ちゃん零羅はそのまつ毛がなくなり、丸く垂れ目がちとなり顔の印象が元と随分異なる。
赤ちゃん化に伴い、何故このようなキャラデザ変更をしたのだろうか?
考察
柚子との関係
ズァーク戦中、精神体となった柚子はレイの魂を媒介して零羅から出現した。つまりズァーク戦の最終局面では、零羅と柚子に繋がりがあった。
仮に、柚子のお腹に赤ちゃんの肉体の元が存在していて、そこに零羅の魂が宿ったのだとしたら…?
統合直前の柚子
何故そのような考えに至るかというと、柚子は統合される直前他の柚子シリーズと一緒にドクトルに洗脳され、彼と共にどこかへ連れ込まれてしまうのだが、
その間は完全な空白期間となっており、ドクトルとナニをしていたのか、非常に怪しいからである。ドクトル曰く、クイーンを仕込んだ、とのこと。クイーンとは果たして…
目
そのドクトルだが、目元は丸く垂れ目気味で、なんと赤ちゃん零羅と全く同じ目つきなのである。
また、零羅は元から青い瞳をしているのだが、柚子も同じく青い瞳をしている。そして赤ちゃん零羅の目も青。
ドクトルの目つきと柚子の瞳を合わせれば、見事に赤ちゃん零羅の目ができあがる。
封印カードの効果
上記の考察通りなら、封印カードの効果によって零羅が分裂しなかったり、遊矢&柚子が赤ちゃん化しなかったことにも説明がつく。
零羅がズァークの魂をいち早く封印したがため、そのショックで零羅は亡くなるも魂は柚子のお腹の新たな生命に宿ることによって転生、
封印カードの対象は「カードの使用者とドラゴンの使役者」であるがその対象がいなくなったため「無垢なるものに戻す」効果は不発となり、
結果遊矢にもその効果は及ばず遊矢も柚子も赤ちゃん化することもなく、また零羅も四分割しなかった、ということになる。
作中での零児の推察よりも、この方がよほど辻褄が合うのではないだろうか。
性転換
零羅がそのまま赤ちゃん化したのではなく、肉体そのものが新しくなったからだと考えれば性転換したことにも説明がつく。
柚子復活
元の零羅は戦災孤児であり、レイや柚子シリーズとは全くの赤の他人。
一時的にレイの幽霊を憑依させたとはいえ、赤の他人の零羅にズァークの魂が封印したから柚子が復活できなかった、という論理はどうにも腑に落ちない。
しかし、上記のように赤ちゃん零羅と柚子に特別な関係があったのだとしたら…?
遺伝子や魂のレベルで零羅と柚子がリンクしていたのなら、零羅がズァークに蝕まれた影響が柚子にも及んだ、というのも十分納得できる。