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「せめてもの情けだ、苦しまずに逝けるよう1発で仕留めてやる」

概要

CV:持月玲依

主人公である九十九遊馬のかつてのクラスメイト。

小鳥は一目で思い出したが、遊馬はまったく覚えていなかった。

男勝りな性格で、一人称は「俺」

好きな人に対しては素直になれずにいじめてしまうツンデレでもある。

何故かフライングランチャーと呼ばれる人を乗せて空を飛ぶ事が出来る巨大なバズーカを持ち歩いているが、上手く操縦できずに電灯などに衝突していた。

デュエルの腕はかなりの初心者だが、その豪快さはアストラルから感心されている。

Ⅱにて、プロのタッグデュエリストである羽原海美にデュエルを教わっていたことが明らかになった。

劇中での活躍

初登場は29話。

遊馬に片思いをしており、転校前に告白するために遊馬を呼び出したが待ち合わせの時間になっても来ず、以来遊馬に対し復讐という名の恋心を抱くという過去が語られる。

……が、実は片思いの相手は遊馬とよく似た名前の別人であった。

小鳥に指摘されるまでそれに気づかぬまま遊馬を自分の片思いの相手と間違え、過去の恋の記憶が全部遊馬に置き換わっていたり、街中で遊馬目掛けてバズーカを容赦なくぶっ放したり(ガンデレ)、デュエルを挑まれることを何故か予期してデュエルモンスターズを始めていたり、「デュエルに勝ったらお前を貰う」と高らかに宣言するなど、まさしく彼女の初登場回のサブタイトル通りの「爆走決闘者」であった。

ちなみに彼女はワールドデュエルカーニバルの参加者ではなかったため、遊馬はデュエルに勝利してもハートピースを貰えなかった。

結局勘違いだったことには気づいたが、去り際に遊馬のことを気にかけたような素振りを見せていた。

そして52話のWDC決勝大会にて再登場。

参加者ではないにもかかわらずデュエルコースターに乱入し、フォール・ガイズに追い詰められる遊馬にゴーシュと共に協力。最終的に遊馬を庇ってリタイヤとなり、遊馬にエールを送って去っていった。ちなみにこの回でも、デュエルコースターに参加するために決勝進出者の一人を縛り上げる、遊馬を助けることだけ考えてモンスターの自壊効果を忘れる、高速で走るコースターを生身で飛び移るなど暴走っぷりを遺憾なく発揮していた。

では第92、93話にて登場。

アンナのデュエルの師である海美の結婚式に招待される。

その際ブーケと共に速攻魔法カード《献身的な愛》を受け取るが、その効果が「相手に1枚ドローさせ、バトルフェイズを終了させる。そのターンのエンドフェイズ時に自分のライフを0にする」という、使用すれば自分の敗北が確定するカードであったため、この時はこのカードの意味が全く理解できなかった。

その後、遊馬の通うハートランド学園の学園祭に例によってフライングランチャーで壁をぶっ壊して乱入

そこでカップルデュエル大会が開かれ、ゲストとして海美が出場すること、そしてそのデュエルを最後に海美がデュエルを引退すると聞き、海美の真意を確かめるために小鳥の制服を拝借して(サイズ的によく着れたものである)学園の生徒に成りすまし、遊馬を無理矢理引きずって大会に参加。

海美に「俺が勝ったらデュエルを辞めるのを辞めてもらう」という条件を付けてタッグデュエルを挑む。最初は勝つのに躍起になるあまり遊馬とのコンビネーションはガタガタであったが、遊馬が身を挺して自分を庇ってくれたのと、「タッグパートナーを助けるのは当たり前だろ」と言う言葉に心を動かされる。

そしてそのタイミングで《献身的な愛》をドローしたことでこのカードの真価に気付き、追い詰められた遊馬のために《献身的な愛》を発動。遊馬にドローさせ、自分のライフを0にすることで遊馬の逆転につなげた。

デュエル後、海美はデュエルを引退するのではなく、生まれてくる子供のために一時的に休暇を取るだけだったことを聞き、騒動は無事解決。そして海美に文字通り背中を押されて遊馬に物理的にアタックを仕掛けて全ては丸く収まったのであった。ただ、結局アンナが遊馬をどう想っているのかに関してはうやむやになっている。

……まあ、その辺がはっきりすると本当のヒロインの立場が危うくなるのだが。

使用デッキ

「鉄路の彼方より、地響きともに、ただいま到着!現れろ、《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》!」

鉄道をモチーフとした大型上級モンスターを次々と特殊召喚し、ランク10超エクシーズモンスターを並べて敵を粉砕する、実に彼女らしいシンプルかつ豪快なビートダウンデッキ。(通称【列車】)

エースモンスターはランク10のエクシーズモンスター超弩級砲塔列車グスタフ・マックス

(92話でエクシーズ召喚した際は専用口上が追加されている)

(ARC-Vでは、エクシーズ次元のアレンが使用している)

容姿

ピンクと白を基調とした服で、上はノースリーブ、下はミニスカートにスパッツと露出度が高めな服装。

髪の色も赤とオレンジで非常に派手である。

そして巨乳ガガガガールに引き続き、ゴールデンタイムのアニメにもかかわらず見事に乳揺れを披露した。

彼女のエースモンスターの名前とかけて「超弩級おっぱい」のタグがつくイラストもある。

余談

遊戯王シリーズのヒロインの特徴である巨乳と「あ」から始まる名前の持ち主であり、本来のヒロインを脅かす存在かと噂されていたが、最終的にはしっかり小鳥がヒロインに落ち着いている。

総合的に見ると出番は少ないものの、登場時期以降OP・EDにも出ずっぱりであり、Ⅱでは2話に跨って登場しているなど、サブキャラの中でも比較的優遇されている。

また、遊戯王の原作者である高橋和希の画集にはZEXALの初期構想のラフが掲載されているが、そこに描かれているヒロインのラフ画は小鳥ではなくアンナにそっくりである。

そのため初期段階ではマジでメインヒロインだった可能性もある。

OCGにおいては、アニメ終了後にもオリジナルの列車モンスターがOCG化されており、彼女のエースモンスターであった「超弩級砲塔列車グスタフ・マックス」を元に同じく80cm列車砲をモチーフとした「超弩級砲塔列車」の名を冠するエクシーズモンスターが登場している。

また、DM~ZEXALまでのメイン格の女性キャラをモチーフとしたカードが収録されたパック「デュエリストパック レジェンドデュエリスト編4」ではZEXAL枠としてアンナが選ばれている。恐らくメインヒロインである小鳥がほとんどデュエルをしていなかったためと思われるが、選出キャラクター巨乳が多いのも理由ではないかとされている。

ZEXALの次作品である遊戯王ARC-Vに登場するエクシーズ次元に、同じ苗字の神月アレンが登場。同じく列車デッキの使い手であり、容姿もどことなく似ているなど、アンナのオマージュと思しき要素が多く見られる。

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